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和順庭の四季おりおり
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冤罪:反原発東電OL殺人事件
2011/09/05(月)
反原発東電OLが殺されてから14年以上が経つ。無期懲役が確定したネパール人のゴビンダ・プラサド・マイナリ受刑者(44)の再審請求が認められる可能性が出てきたことが、新聞各紙やテレビで連日のように報道されている。
東電エリート幹部であった渡邉泰子の体内から採取された精液などのDNA鑑定の結果、マイナリ受刑者以外の男性のものと分かったからだ。被告は、捜査段階から被疑者が一貫して無実を主張しており、それまで警察の取り調べを受けたこともない普通の市民が無実を主張しているこの事件に、やっと東京高検が、被害者の首付近から採取された皮膚片のような微物などこれまで未開示だった物証を弁護団に開示し、DNA型鑑定を実施する方針を固めた。
さらに、この事件で注目すべきは、被害者の渡邉泰子が原発に反対し、地熱発電にかえていくよう訴え、論文も賞を得るほどの存在感があった女性だということだ。
39歳で、年収も一千万以上あり、被害女性の父親は、原子力発電の危険性を指摘して管理職から降格された可能性が強い。彼は、高圧の地中送電線を東京都内に引く責任者を務めていたというから、地震の地盤への影響についても詳しかったはずだ。
東京電力に勤めていて、1977年にがんで亡くなっている。その2年前、工務部全体を統括する副部長と言う管理職になりなぜか一年で降格され、その一年後のガンでの死だ。
そして、父親がガンでなくなった1977年、彼女は大学二年生だった。だから、この時期、彼女が原発に関する父親の見解を聞いている可能性は強い。父親の死後3年の1980年、彼女も東電に入社し、現東電勝俣会長のもとに配属される。
娘が、原子力発電の危険性を指摘して管理職から降格されながら父親の果たせなかったことを果たし、 原発の代わりに地熱発電を進めようとまじめに取り組み、地熱推進レポートを発表していく。そのようなレポートを書き反原発を貫いたから、原発マフィアからは狙われ、この殺人も仕組まれたということはないだろうか?
年収1000万以上あり、仕事でも認められて自信を持って生きていたこの女性が、売春をしていたというのも疑問だ。常識では、考えられない。ありうるとすれば、父親の意志を探るために何かしていたのか?ということだが、それもわざわざ目立つ格好を普通の東電のような一流会社のOLがするだろうか?
しかも、事件後の刑事裁判の場で、母親が「娘がそういうことをしていたことを自分は知らなかった。」と言っているのに、母親が「娘は売春をしているのでその関係で事件に巻き込まれたのかもしれない」と言ったという警察の対応や、被疑者が逮捕時から「会ったこともない」と無罪を主張しているのに、充分な鑑定もしないなど、疑問は残るばかりだ。
原発より地熱発電が有望とのレポートまでだしていたエリート東電OLの殺人事件(被害者の父も東電幹部で反原発)によって、地熱発電推進がとめられたと言っても過言ではない。このときこの事件が起きなければ、福島原発被害はなかったかもしれない。これは、冤罪と思われる。
殺害されたときの上司は原発マフィァの大平明氏であった。ノンフィクション作家・佐野眞一氏の推理では、当時、上司だった大平元首相の3男、大平明(現在、大正製薬子会社:大正富山医薬品社長)の名がOLの手帳には書き込まれていたという。引用した「大平明と東京電力 同じく佐野眞一『東電OL殺人事件』(新潮文庫)を読んでのメモランダム。 」から。大平明との関係発覚を恐れて、大平氏は東電を退職して他社へ行ったようだ。
自分の信念と、父親の意志を受け継いで何とかしようと努力した彼女が、内部でがんばってもがんばりきれなくて売春したという佐野説は受け入れがたい。このような理知的な自分をもっている女性が、精神的に思うようにならず、すさむことがあっても、自暴自棄になって売春などすることはないであろう(何かを探ろうとしないかぎり)。
薬づけにされたとか仕組まれた何かがあり、原発に反対すれば、社会的地位も奪われ、(売春しているとレッテルを貼ることで )女性としての尊厳も貶められる。そこまでして守らなければならないのは何か?原発利権の闇を解き明かさない限り、このようにして抹殺されていった人たちの魂は、報われないだろう。
この女性に問題があり異常だったとされれば、彼女が推進していた反原発問題までさぐられずにこの事件は終わる、と見越してのことのようにも思われる。
再審請求が認められ、加害者といわれている者と被害者を闇に葬ろうとした真の犯罪者の存在を追及しないかぎり、父子とも浮かばれることはないであろう。
なおノンフィクション作家・佐野眞一氏のラジオを参考としていれておく。
(原発マフィァのつくられたストーリーの罠に佐野さんがひっかかった可能性もあるので、鵜呑みにしないほうがいいと思うのだが。)
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