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「福島からの報告、そこでは沈黙と嘘が住民を殺す」 元フランス環境大臣コリンヌ・ルパージュ(杉並からの情報発信です)
http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/265.html
投稿者 メジナ 日時 2011 年 9 月 05 日 21:35:05: uZtzVkuUwtrYs
 

                   (写真は福島の保護者達との話し合い)


「福島からの報告、そこでは沈黙と嘘が住民を殺す」 元フランス環境大臣コリンヌ・ルパージュ
http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/4bac2acbcdf0bbd7d79e9f2d11f0ee81
2011-09-05 11:25:34 :(杉並からの情報発信です)


福島原発事故に関して、国内大手メディアが政府や東電や御用学者の「大本営発表」報道しか流さない中で海外メデイアは独自の調査報道や客観報道に力を入れています。

フランスの元環境大臣コリンヌ・ルパージュ女史が最近福島を訪れ見聞した報告記事がフランスのインターネット新聞「Rue89」に掲載されていましたので日本語に訳しました。

ルパージュ女史は記事の中で、「福島原発事故は終息に向かっている」という大手マスコミの嘘に日本でもフランスでも騙されていると指摘し、福島の事態は終息どころか

悲劇的に進んでいると告発しています。

1000万人の「賢明な国民」に届くように情報拡散をお願いします。

■ 「福島からの報告、そこでは沈黙と嘘が住民を殺す」

元フランス環境大臣コリンヌ・ルパージュ(現カップ21代表)

(日本語訳山崎康彦)

2011年9月2日 仏インターネット新聞「Rue89」

福島からの報告、そこでは沈黙と嘘が住民を殺す


すでに数週間前から、福島原発事故の危機はすでに現実的な問題ではなくなっている。

大多数のフランス国民は、問題はすでに解決されており、東電と汚染水処理を担当するアレバ社は完全に事態を掌握していると思っています。

避難すべき住民はすでに避難しており、放射能の測定値は低下し,フランスから見ると日本は原発を間もなく再開するように見えます。

フランスの原子力ロビーから情報提供されたフランスのマスコミは、この原子炉、あの原子炉が間もなく再開されるだろうと報道しています。しかしそれらは悲劇的な嘘なのです。


数百万平米の水が汚染されている

まず第一に、私は環境大臣、環境副大臣、福島県副知事にお会いしましたが、彼らは「危機は去っていない。何も解決していない」と言っていました。

正確な情報は非常にまれなのです。

日本の行政当局は「3つの原子炉の炉心が溶融し圧力容器を貫通したこと」を認めています。

しかもいまどのような状態なのか分からないのです。

特にもっとも肝心な点である格納容器が溶融した核燃料で穴が開いたかどうかさえも分からないのです。

もしも格納容器に穴が開いていたとしたら、必然的に地下水は放射能に汚染されたことになります。

グリンピースは汚染水の処理に関して、処理はたった今始まったばかりと言っています。

日本の行政当局は誰も話したがらない放射能に汚染された汚泥が増え続けていることと

数百万トンの汚染水が貯まっていることを認めています。


放射能測定器が空港で止められている

二つ目に心配なことは、福島地方に居住している家族が文字通り悲劇的な状況です。

私は断固とした決意をもって闘っている女性達が率いる数百家族が集まっている市民団体と2時間話をしました。

彼女たちの言う事は十分理解できます。

彼女たちに起きたことはかつて私たちがチェルノブイリ原発事故の際に遭遇した事と同じなのです。

大地震と大津波が襲ってきた時全てが混乱していました。

日本の気象庁は福島原発事故が起きた時の風向きを表示する地図を提供できませんでした。

住民は風がどの方向から吹いて来るのかがわからなかったのです。

住民には何の避難指示も出されずヨードド剤も配給されなかったのです。

汚染度に関する情報が公表されるまでに一か月待たねばならなかったのです。

40000個の放射線測定器が政治的な決定で東京国際空港にいまだ留め置かれたままになっているのです。

家族達は毎日生活している自分たちの地域の放射線量がどの程度か知らないのです。


子供を心配する母親たち

食品検査に関して事前検査は行われていますが、検査結果は食品が流通した後に知らされているのです。

母親にとって一番の問題は子供たちの状況です。

国際原子量委員会(AIEA)加盟の日本を含めたすべての国は年間の許容放射線量を1ミリシーベルトと決めています。

原発労働者の年間許容放射線量は20ミリシーベルトです。

福島県内の原発近くに居住する人の年間の放射線量は5ミリシーベルトを大きく超え、所によると20ミリシーベルトになるのです。

彼女たちは子供たちのためと自分自身のために、1ミリシーベルトの環境で住める権利を要求しています。

問題は誰も彼女たちの質問に積極的に応じられる答がないことです。


より広い地区からの避難を考えるべき

考えられる二つの解決法は除染と良く議論されている避難です。

50cmから60cmの深さで土を掘って除染する訓練が行われています。

そのことで汚染レベルを下げることができます。

除染は狭い地域で実施すればそれなりの効果が出ると思われますが、福島県全体を除染することはできません。

そして考えるべきは二つ目の解決方法です。

希望する人々を出発させることです。

離れていく人がほかの地域でも生活できるようにすることです。

実際のところ日本の行政当局は、悲劇的なことですが、行政のやり方でしか行っていません。

住民には十分な情報が届かず本当の状況を知る手段は拒否されているのです、


農民は損害賠償されず

変化と技術的観点から、農業も例外とはならず行政当局の不作為によって犠牲にされています。

福島県は福島産の農産物の販売プロモーションを実施していますが風評被害に悩まされています。

私はかごに入った素晴らしい桃をお土産にもらいました。

この地区の農産物の大半は消費すべきでないことはもちろんです。

し生産者は生活のため損害を補償されるべきなのです。

しかし補償はされていません。

日本が直面しているこの悲劇的な状況は、全ての工業国に対して同じ危険と同じ悲劇が生じることを示しています。

沈黙が日本を支配している理由は正確に言えばこのためなのです。

医師たちが独自のネットワークを立ち上げた

医者は語る権利がなく敢えて語る事をやめています。

小児科医のネットワークが現地にでき、農村部で医者達が住民の健康を守ろうと努力し、医学的フォローが始まっています。

しかしこれらの全ては市民によって行政とは別建てで組織されているのです。

原子力当局は福島原発事故による疫学的な影響に関する詳細で正確な結果は得られないだろうと決めています。

私たちが闘わねならないのはこの沈黙の壁なのです。

なぜならば、福島の子供たちはフランスの原発が立地するフェッセンハイムやブジェやブレイエの子供たちと同じ運命だからです。

大きな困難と現場で戦っている市民団体について、語り行動し支援することは私たちの責任なのです。


日本は脱原発になるだろう

政府当局は限界を感じたらしく真の決定すなわち脱原発を決定したように見えます。

57ある原発のうち現在14しか稼働していないのです。

(*訳者注:正確には全部で54基そのうち12基が稼働)

日本で今回大きな節電が可能となったのは様々な働きかけがあったからです。

たとえば、昼間各官庁では照明を消し(数日前京都で38度の猛暑の時でも)冷房を切っていたのです。

東京では大規模な広告の照明が切られました。

交替制で稼働する工業生産システムを様々に編成し直して驚くべき節電を達成したのです。

我々ヨーロッパ国民が2020年までに電力を20%削減するとしたら、日本の友人たちから多くを学ぶ必要があります。

新しく首相となった野田首相は民主党代表選の際、日本は今後新しい原発は建設しない、すなわち原発から脱却することを認めました。

それはいつ?

再稼働するのか否かは2012年春までに点検のために停止する原発に課せられるストレステストの結果次第です。

(終わり)
 

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コメント
 
01. 2011年9月05日 21:47:03: xB72IhbrUs
サイエンスZERO 「原子炉で何が起きていたのか〜炉心溶融・水素爆発の真相に迫る」 105円

http://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2011031133SC000/


司会 : 安めぐみ 、山田賢治
ゲスト : 二ノ方壽
コメンテーター : 水野倫之
語り(語り手) : 原田裕和

チェルノブイリ原発事故に並ぶ、最悪のレベル7となった東京電力福島第一原子力発電所の事故。1号機の原子炉を再現したシミュレーションによって、事故当日のうちにメルトダウン(炉心溶融)が起こり、しかもほとんどの燃料が圧力容器の外に溶け落ちるメルトスルーに至っていたことが明らかに。また、水素爆発の原因が原子炉の設計と深く関わっていた可能性も浮かび上がってきた。原発事故の最新情報に迫る。

9月3日(土)0:00放送
(C)NHK


02. 2011年9月05日 21:48:55: xB72IhbrUs
爆笑問題のニッポンの教養 間違いだらけのエネルギー選び 105円
http://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2011026060SA000/


出演 : 飯田哲也
解説者 : 室山哲也
キャスター : 爆笑問題

福島原発の“メルトダウン”を受けて、エネルギー政策の見直しが叫ばれている。「原子力や火力以外にどんな選択肢があるの?」「メリットデメリットは?」など、われわれは、あまりにも判断材料を持ってなさ過ぎるのでは…。そこで、未来のエネルギーについて徹底討論。700億円かけて造った原発を国民投票で“お蔵入り”させたオーストリアなど外国の例や、海藻や牛のふんまで動員する代替エネルギー最新事情も紹介し、考える。

2011年放送
(C)NHK


03. 2011年9月05日 22:03:30: xB72IhbrUs

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110905-00000087-jij-pol

将来は「脱原発」=上関の建設は困難―鉢呂経産相
時事通信 9月5日(月)21時34分配信
 鉢呂吉雄経済産業相は5日、報道各社のインタビューで、将来は「脱原発」を目指す考えを表明した。また、中国電力上関原発(山口県上関町)の建設計画について「計画段階のものは、新しく建設することは難しいのではないか」と指摘した。 


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110905-00000585-san-soci

日立市沖採取のドンコから基準値超セシウム
産経新聞 9月5日(月)21時48分配信
 茨城県は5日、今月1日に平潟漁業協同組合(北茨城市)が日立市沖で採取した底魚「エゾイソアイナメ(ドンコ)」から、国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える放射性セシウム(同540ベクレル)が検出されたと発表した。同県で基準値を超える放射性物質が検出された魚介類はコウナゴ(イカナゴ)以来、2種類目となる。

 県は同日、関係市町村や漁業団体に対し、県内海域で漁獲したエゾイソアイナメについて出荷・販売を自粛するよう要請した。

 県漁政課によると、震災以降のエゾイソアイナメについては、5月6日に鹿嶋市沖で採取したもので、同224ベクレルと基準値を下回ったことがある。

 エゾイソアイナメはチコダラ科の底魚で、函館以南の太平洋岸数十メートルの沿岸域に生息。茨城県での漁獲量は平成22年で約2万1千キロ。魚の内臓もぶつ切りにしたみそ汁「ドンコ汁」などで親しまれている。


04. 2011年9月05日 22:32:13: 186Q5NGJb6
福島の原発事故は全ての日本人の深刻な問題だと思う。

福島を中心に悲惨な現実が現出するであろうことは確定済みだからだ、
少なくとも数十万が被爆しそれが目に見えてくるであろうから、
家族を全て失い一人だけ生き残る者、悲惨な状態で生きていかざるえない者、
それが数万にも及ぶだろうから・・・・

その近い未来に起こるであろう事に日本の社会は耐えうるであろうか?
フランス革命のマリーアントワネットの処刑、
ポルポトによる大虐殺、
それに似たような事が起こっても不思議ではない状態になるかもしれない。

所謂原子力村と言われる輩の欲にまみれた無責任さ
この期に及んでも自分達の関わった原発事故の悲惨さを認識できずに、
保身にかまけ有効な手段をとらずに口先三寸で誤魔化せると思い、
新たな欲を満たす機会であるとしか捉えていないような気もしてくる。

一方、政治は想像力を失い所謂無責任で無知で傲慢なマスコミに流され
するべきであろう多大な困難を伴う重大な決定を出来ずに、
そして、政局だと大騒ぎをさせられている。

民主党の課題は多分既得利権にがんじがらめに縛られ
機能不全に陥った政治の正常化だっただろう、
道路公団の利権より原子力利権の方がはるかに危険で
狂っていた。

世界中のメディアに追い込まれる子殺し知事・佐藤雄平
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-827.html


05. 2011年9月06日 10:14:57: iRIRYxj4tc
早い段階での対応が必要不可欠であった。
現在もその状況は変っていない。
沈黙と鎮座が悲劇を招いている。

災害復興よりも今生きている人々の救済が優先されるべきだ。

ボランティアもフクシマは避けている。
怒りは湧いてこない。
感情も沈黙している。
がんばれ日本もがんばろう日本もフクシマの放射能は素通りだ。
みんな危険を知っている。
しかし、怒りは湧かない。
フクシマには行きたくない。
しかし、フクシマには人が住んでいる。
フクシマは核廃棄物の処分場所になる運命が近づいている。
それでもフクシマには人が住んでいる。
ある日、なんであんな処に住むのかとの疑問の渦が広がってくる。
事態が判明した時が怖い。
それでもフクシマには今も人が住んでいる。
他の県は大丈夫なのか、と疑心がひろがり始めた時は終わりだ。
今からでも遅くはない。
沈黙と日々の戸惑いから一歩進める時だ。
国民はフクシマにちゃんと眼を向けよう。
書きながら無力感に襲われるが続けよう。

フクシマは人が住んではいけない処になっている。
それが事実なら全てがその一点に絞られて行動されるべきだ。
他者の攻撃によって危険な状態を余儀なくされている人々は後悔の涙を流すべきではない。
闘うしかないはずだ。
闘いが顕著にならないと支持が湧いてこない。
この闘いは生き延びる正義の闘いである。
フクシマの人々よ闘ってくれ。
大きな声で喚いてくれ。
死の恐怖と直面する者の権利として闘ってくれ。
そのときは「がんばれフクシマ」「がんばれ日本」が本物になってくる。

国も県も大マスゴミもみな敵である。
これらの者は今まで誰も真剣にフクシマの人々の生命を考えていない。
自分の生命は自分で守るべきだとはっきり事態が示している。

闘うしかない。
そのときは日本の多くの者が支持し闘いに参加していく。

がんばれ、福島県人。


06. 無段活用 2011年9月06日 17:22:39: 2iUYbJALJ4TtU : h9Bo7LwcEU
阿修羅の住人ならば、情報は精査する必要があると思う。

例えば、「放射能測定器が空港で止められている」件は、調べて、6月下旬に阿修羅
♪に投稿して下さった方がいた。その投稿によれば、そのような事実はない。
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/382.html

「福島県は福島産の農産物の販売プロモーションを実施していますが風評被害に悩ま
されています。」とあるが、福島県の農産物が売れないことにはきちんとした裏付け
があり、これは風評被害ではない。原文には、

"La préfecture de Fukushima promeut les produits agricoles de la région de
Fukushima et se plaint des mauvaises rumeurs qui les concernent."

(福島県は福島地域の農産物の販売を促進しているが、それらに関する悪い噂に悩ま
されている。)

とあり、決して「風評被害」という言葉は使っていない。どのような言葉を使うか
で、その人の立場が決まる。特に、「風評被害」は決定的だ。

ルパージュ氏の思いは有り難く、筆者の方、翻訳者の方、投稿者の方、コメントを
なさった方々の思いに冷や水をかけるようで申し訳ないのだが、言葉で戦う以上、
情報は正確でなければいけない。不正確な情報が一人歩きを始めれば、「偽メール
事件」のようなことが起き、結局は自分の首を絞めることになる。そのことを危惧
する。率直な感想である。


07. メジナ 2011年9月06日 23:15:06: uZtzVkuUwtrYs : sy4SxNTKOI
>>06 さんへ
投稿者です。
ご意見、ありがたく頂いて、今後に活かして行きます。

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