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第66回 原子力安全委員会速記録、平成23年9月1日(木) 原子力安全委員会って、まだやってんのんか?
http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/264.html
投稿者 ジャック・どんどん 日時 2011 年 9 月 05 日 21:29:50: V/iHBd5bUIubc
 

原子力村安全宣伝委員会?まだ班目委員長は頑張っておられるようですぞ。

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第66回 原子力安全委員会速記録
平成23年9月1日(木)

原子力安全委員会 (注:この速記録の発言内容については、発言者のチェックを受けたものではありません)
第66回 原子力安全委員会臨時会議
平成23年9月1日(木) 午後2時~
内閣府643会議室

出席者 原子力安全委員会 班目委員長、久木田委員長代理、久住委員、小山田委員、代谷委員

説明者 原子力安全・保安院
米山原子力発電検査課統括原子力保安検査官 齋藤原子力防災課原子力事故故障対策・防災広報室
事故故障第一班長 文部科学省
板倉原子力災害対策支援本部環境・モニタリング班長 農林水産省
小平農林水産技術会議事務局技術政策課長 事務局
岩橋事務局長、加藤審議官、水間総務課長、他

題(1)東京電力株式会社福島第一原子力発電所における緊急時作業に従 事した放射線業務従事者の線量限度を超える被ばくに係る改善に ついての原子力安全・保安院の評価について
(2)東京電力(株)福島第二原子力発電所2号機における高圧炉心ス プレイ系ディーゼル発電設備冷却海水ポンプの故障について
(3)放射性セシウムの土壌濃度マップ及び農地土壌の放射性物質濃度 分布図について
(4)文部科学省所管の原子力施設に係る許可、認可、検査及び確認の 実施状況について(平成23年度第1四半期分)
(5)その他
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配付資料(1)東京電力株式会社福島第一原子力発電所における緊急時作業に従 事した放射線業務従事者の線量限度を超える被ばくに係る改善に ついての原子力安全・保安院の評価について
(2)東京電力(株)福島第二原子力発電所2号機における高圧炉心ス プレイ系ディーゼル発電設備冷却海水ポンプの故障について
(3-1)文部科学省による放射線量等分布マップ(放射性セシウムの 土壌濃度マップ)の作成について
(3-2)農地土壌の放射性物質濃度分布図の作成について (4)文部科学省所管の原子力施設に係る許可、認可、検査及び確認の
実施状況について(平成23年度第1四半期分)
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午後 2時00分開会
○班目委員長 それでは、ただいまから第66回原子力安全委員会臨時会議を開
催いたします。 最初の議題は「東京電力株式会社福島第一原子力発電所における緊急時作業に
従事した放射線業務従事者の線量限度を超える被ばくに係る改善についての原子 力安全・保安院の評価について」でございます。
本件につきましては、原子力安全・保安院原子力発電検査課米山統括原子力保 安検査官からご説明をよろしくお願いいたします。

○説明者(米山統括原子力保安検査官) 原子力安全・保安院の米山でございま す。
それでは、お手元に資料第1号という形で配付していただいておりますので、 この資料を用いてご説明させていただきます。
今、紹介がございましたように、東京電力株式会社福島第一原子力発電所にお きまして、緊急時に作業した放射線従事者で、線量限度を超える被ばくがあった わけでございますけれども、それに対する原因究明や再発防止対策等につきまし て、過日、東京電力の方から原子力安全・保安院の方に報告がなされました。そ れにつきまして、原子力安全・保安院の評価を取りまとめ、先日、公表いたしま したので、それにつきましてご報告をさせていただきます。
お手元の資料、1枚目に四角の中で概要が書いてございますが、大変恐縮です が、1枚捲っていただきますと、1.経緯ということで、概要を更に取りまとめ させていただいております。
2枚目以降を使いながら、ご説明をさせていただきます。
1.経緯につきましては、ご案内のとおりでございますので、省略をさせてい ただきます。
2.の保安院の評価ということで、後ろの方に評価書の詳細が載ってございま すけれども、この概要版を使いまして、ご説明をさせていただきたいと思います。 まず、7月13日に8つの指示事項を事業者に対して出したわけでございます
けれども、それに対する改善状況でございますが、原子力安全・保安院の評価と いたしましては、事業者の対策は妥当と判断しているところでございます。
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8つございますが、ひとつ目、これは被ばく線量の管理体制の強化、整備とい うことでございますけれども、福島安定化センターに個人線量管理グループを設 置いたしまして、専属の体制で管理を実施していること。
それから、2つ目、高線量下での作業管理ということでございますけれども、 ある一定の放射性物質の濃度条件を超える作業下では、作業の前後に内部被ばく を測定するためのホールボディを実施するという手順書が定められ、その運用が、 既に、開始されておりまして、評価結果を速やかに当該従事者に通知もしている ということでございます。
3つ目、スクリーニングの評価ということで、これにつきましては、こめかみ 部に汚染が確認されたわけでございますけれども、鼻や口で汚染が確認されなか ったということで、内部被ばくを疑わなかったということを踏まえまして、こめ かみ部に汚染が確認された場合等、「等」と申しますのは、例えば頭ですとか、 そういったところにも汚染が確認された場合等、内部被ばくを疑わなければなら ないような時には、ホールボディカウンターによる測定を行うという手順を改訂 して運用を始めているところでございます。
それから、4つ目の線量管理ということにつきましては、これにつきましては、 内部被ばく、外部被ばくの合算に非常に時間がかかっていたわけでございますけ れども、これにつきましては、ID番号による管理を開始するということ、ある いはホールボディカウンターの台数の増加を進めるという取組を行われておりま して、基本的には解決されているというふうに考えてございます。
それから、次のページにまいりまして、不測の事態への対策ということでござ います。
本部長が全面マスク着用や安定ヨウ素剤の服用を指示する等の対応手順書、こ れにつきましては、余震等が発生した時に窓や扉の健全性等を速やかに確認して、 その確認結果を踏まえまして、本部長が全面マスクの着用、あるいは安定ヨウ素 剤の服用、こういったことを指示するための手順書が整備されておりまして、ま た必要な教育訓練を定期的に実施する予定になっているところでございます。
それから、6つ目といたしまして、全面マスクの装着ということで、これはこ めかみ部から流入したということが考えられたわけでございますけれども、7月 より、従来の全面マスクよりも装着性、あるいは作業性が良い、電動ファン駆動
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の全面マスク、それからマスクに送風するタイプのフードマスクも、そうでござ いますけれども、そういったものの整備が進んでいるということ。
それから、飲食でございますけれども、これは、当初、空気中の放射性物質濃 度が高いところで、飲食していたということが、あったわけでございますけれど も、定期的に、定期的にというのは、毎日1回ですけれども、休憩所ですとか、 免震棟ですとか、5、6号の中操ですとか、そこの放射性物質濃度を定期的に確 認して、マスク基準値を逸脱する場合は全面マスクの着用を指示し、また飲食も 禁止すると、そういった運用を行っているところでございます。
それから、最後でございますけれども、5月25日に事業者に対した指示内容、 5項目あるわけでございますけれども、健康診断の実施ですとか、中央登録セン ターへの登録、まだ終了はしておりませんけれども、鋭意、進めているというと ころでございます。こうしたことから、事業者の対応というのは妥当であるとい うふうに考えたところでございます。
それから、同じページの(2)の6名の線量限度を超えた人に対する詳細調査 結果というのがございます。
事業者による原因の推定でございますけれども、この6名のうち、前回、作業 者2名、Aさん、Bさんといたわけでございますけれども、その方々の原因であ る全面マスクの着用が遅れたり、あるいは安定ヨウ素剤の服用期間が遅れた、そ ういった原因があったわけでございますけれども、新たな原因といたしまして、 マスクの曇りを取り除くために、マスクをずらしていた、ということが新たに判 明しているものでございます。
そうしたことから、適切な対策を引き続き講じることで対応が図れるというふ うに考えておりますが、3の保安院の評価でございます。
保安院の評価の真ん中ほどに書いてございます。
中央操作室の中にいた全員の主な作業場所の比較を行ったわけでございます。 この6名以外にも中央制御室の中で作業にいた人が被ばく線量がどうだったのか、 あるいは、どの位置で作業をしていたのか、マスクの装着状況はどうだったのか ということにつきまして、比較をしながら検討をしたわけでございますけれども、 実際には適切なマスクを着用をしていなかった。中央扉付近の作業でマスクを適 切に着用していなかったという方々が、被ばくの線量が高いということで、安定
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ヨウ素剤を適切に服用しますことで、内部被ばくの低減が図られた可能性がある と考えてはおりますけれども、そもそも放射性物質濃度が高い作業場所において、 内部被ばくを防ぐための全面マスクの適切な着用をしていなかったということが 主な原因であったというふうに判断したところでございます。
こうしたことから、東京電力の原因と対策は、妥当と評価いたしまして、対策 を引き続き実施していくことで、過大な内部被ばくの防止に寄与できると考えた ところでございます。
それから、(3)につきましては、全面マスク着用に関する不適合の原因と再 発防止対策ということで、チャコールフィルタの装着忘れというような事案が複 数発生いたしております。これは注意喚起、あるいは作業者間相互での確認とい うことが徹底されていなかった、ということでございますけれども、今後は、全 面マスクにつきましては、チャコールフィルタを必ず取り付けた状態で第三者が 作業者に手渡したり、あるいは出入管理の場で第三者が装着状況を確認するとい う強化を図ることによって、防止するという内容でございますけれども、再発防 止対策につきましては、妥当と判断したところでございます。
(4)として、放射線管理の実施状況ということで、書かせていただいており ます。
福島第一原子力発電所の作業員の被ばくにつきましては、3月11日以降でご ざいますけれども、放射線量が低減しておりまして、また放射線防護対策の充実 も加わりまして、個人被ばく線量が低下してきてございます。
また、そういうことで通常の被ばく管理が実施できるようになりつつあるとい うこと、それからスクリーニング基準の追加ですとか、ホールボディカウンター の増設ですとか、そうした放射線管理の充実が図られてきておりまして、発災当 初とは大分状況が変わってきているというふうに考えてございます。
別添といたしまして、次のページに作業員1人当たりの平均被ばく線量の推移 ということで、グラフにまとめさせていただきました。左側がミリシーベルト、 そして3月、4月、5月と書いているわけでございますけれども、ご覧いただき ますように、3月の平均被ばく線量に比べますと、4月、5月は格段に尐なくな ってきているということが分かるかと思います。これにつきましても、環境が大 分、相当、当初とは、変わってきているということが考えられるかと思います。
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恐縮でございますが、戻っていただきまして、保安院の対応でございます。
今後、保安院の指示、あるいは指示に対する進捗状況、あるいは事業者が自ら 行う再発防止対策の実施状況につきまして、福島第一原子力発電所ですとか、1 Fの安定化センター及び本店等の確認を保安調査等で適宜行いながら、フォロー していきたいというふうに考えております。
簡単でございますが、以上でございます。
○班目委員長 どうもありがとうございました。 それでは、本件につきまして、何かご質問、ご意見がありましたらお願いした
いと思います。 何かございますでしょうか。 では、久住委員、お願いします。
○久住委員 2~3、質問及びコメントをさせていただきたいと思いますが、ま ず、初めからいきますと、2.あるいはその中の(1)、(2)辺りと関係する のですけれども、ホールボディカウンターを充実させられて、速やかに内部被ば くについても検査ができるようにされたということは、非常に良いことだと思い ますが、ただ(2)の下3分の2辺りに書いてありますように、核種の組織比率 が分からないというふうに書いてありますが、ホールボディカウンターはガンマ 線を検出しますので、アルファ線、ベータ線は、どうかということを考えると、 トータルな被ばくというものを検出するための推定システム、染色体検査等を、 やはり一度きっちりやって、本当にガンマ線だけで良かったのかということを、 特に、この線量の高い方々については、押さえておく必要があるのではないかな という気がいたしました。
その後、次第に放出されてくる核種、あるいは環境における核種が変わってき ていると思いますが、ホールボディ、ガンマ線だけで押さえておくということだ けでなく、アルファ、ベータも含めて押さえるという意味での染色体検査の導入 ということを考えられることが必要ではないかなという気がいたします。
それから、これはいつも申し上げていることですけれども、2.の(1)の3 枚目の上の辺りに、5不測の事態への対応については、本部長が指示をするとい
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うことを説明されましたけれども、やはり、これは何かが起こった時には本部長 の指示を待てない、間に合わない場合が多いのではないかと思いますので、やは り当事者が判断して対応できるというような仕組み、あるいはルールも作ってお くことが必要ではないかなと思いました。
それから、もうひとつは、別添のところですけれども、7月の段階でこの委員 会の場で私は、月毎に線量の推移がどうなっているかということを、是非、お示 しいただきたいということを申しまして、今日はそれにも答えていただいたのだ ろうと思いますが、作業員数が幾らなのか、最大値は幾らなのか、あるいは分布 はどうなのかということを見せていただきませんと、かなり線量の低い、実際に は余り被ばく線量が考えられないようなところで作業されている方が多い場合に は、実際に被ばくが予測されるところで作業をされている方々の線量をかなり薄 めてしまうということもありますので、これは、是非、作業員数、最大値、分布 等を今後とも示していただければと思います。
以上です。
○班目委員長 ありがとうございました。 今、お答えいただけることはございますか。
○説明者(米山統括原子力保安検査官) 分かりました。今、ご指摘の点は、染 色体の関係も含めまして、検討させていただきたいと思いますし、被ばく線量に つきましても、最大値が大分下がってきておりますけれども、本来、被ばくしな いのに、被ばくレベルが低いけれども、本当はもっと低くなければいけないのに、 尐し被ばくしているのではないかとか、そういった観点での分析というのは、ま だ行っておりませんので、そういったことも、今後、特別プロジェクトチームの 中ででも検討していきたいというふうに考えております。
○班目委員長 よろしくお願いいたします。 それでは、他に何かございますでしょうか。 それでは、代谷委員、お願いします。
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○代谷委員 今、久住委員の方からもお話のあったところと、若干、関連するの ですが、こういう被ばくの管理をするという、その以前のところでこうであった というところはある程度分かりました。
今後、大切なのは、今後のことだと思うのですね。今後のことを考える時に、 被ばく線量が、どうだという予想をきっちりと立てて、計画をきっちりと立てる ということが必要になると思うのですけれども、例えば、ここでも核種組成の話 とか何かというのが出てきておりますが、例えば、最近ちょっと話に出ておりま す汚染水、ああいうものについて、きっちりと汚染水そのものが、どういう組成 なのか、どういう濃度なのかということを、どういう核種があるか、そういうこ とをきっちり押さえることによって、先ほど久住委員が言われたアルファとかベ ータ、ガンマ線は測れますけれども、そういうものについて予測を立てることが できる。そういうことをして対応をするということが必要なので、これだけに限 らず、今後のことも考えて保安院としてはご指導いただくようによろしくお願い したいと思います。
○説明者(米山統括原子力保安検査官) 先生ご指摘のように、β線の被ばくと いうものもあるかと思います。今までですと、β線の被ばくと言いますのは、1 Fの構内、ほとんど、γ線とβ線の混在環境であるということから、γ線を中心 にした被ばく評価という、この被ばく評価、被ばく管理ということをやっていた わけでございますけれども、先般、警報値を超えるβ線の被ばくというようなこ ともありましたし、また警報が鳴ったけれども、最後の片付け作業が残っていた ので、それを片してから退避したというようなこともございました。そうしたこ とで滞留水を内包する機器や配管を開放する作業ですとか、滞留水をサンプリン グする作業ですとか、そういったものにつきましては、アクリル板や水遮へいで 遮へいするですとか、それから遮へいを設けるですとか、装備をきちっとすると かいうような対策がとられているわけでございますけれども、ただ、先生がご指 摘のように、γ線と違いまして、β線、今回のフィルターの取替作業も初めてや った作業ということで、ここまでβ線の影響というのは考えていなかったようで ございますけれども、そういったβ線を考慮した作業計画と、それから計画線量 ということを予め検討して立てて、適切な警報の設定値をした上で、作業を行う
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ということも大変重要だというふうに考えております。事業者が、今、検討を進 めているところということでございますけれども、それにつきましても保安院と して、あるいは、特別プロジェクトチームとしても、しっかりとフォローしてい きたいというふうに考えております。
○班目委員長 よろしゅうございますか。他に何かございますでしょうか。 では小山田委員お願いします。
○小山田委員 1Fサイトの3月11日以降の状況を考えますと、最初の間、3 月11日の直後の頃は、電気も来ていないという状況で、大変に厳しい対応を迫 られたのだと思います。今回、法定線量を超えてしまったとかいう、非常に大き な線量は、その時の状況ですよね。それでその後、6月の中旬の段階では、汚染 水そのものをどうやって処理していこうか、どうやって外に出ないようにしよう かということで、大変厳しい状況が続いていた。今は、それはややなくなって、 汚染水の処理そのものは続いているわけですが、ただ、今もお話がありましたよ うに、汚染水の処理システムそのものが、通常に考えられるような期間の設計で すとか、それから検証を経たものではなくて、非常に急いで作られたものだとい う問題があると思います。それから取替の手順ですとか、そういうものについて も、これから習熟をしていくというようなことがあると思うんですね。従って、 今までとは違った放射線防護の考え方と言いましょうか、実情の考え方をやって いかなければいけないというふうに思います。従って、保安院の方でも通常時と は相当違う状況で、事業者が対応していくということを良く見ていただいて、そ れで、今、お話があったような、β線というものに対する配慮が十分ではなかっ たのであれば、それをきちんと、今後、対応していくとか、より良く全体として 管理されている。それから、更に、それがより良くなっているということを見る ことが必要だと思うんですね。
それから、個々の問題について考えますと、例えば今回、まだこれは我々とし てきちんとした報告を受けておりませんけれども、アラームが鳴ったけれども、 片付けというところまであえてやってしまったと。それはきちんと評価をしてい ただいて、そうすべきであったのかどうかと。場合によっては、そうすべきであ
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ったということになるのかもしれません。そういうようなことも含めて、保安院 としての事業者に対する指導も、実際的な指導というものを心がけていっていた だきたいというふうに思います。
以上です。
○説明者(米山統括原子力保安検査官) 先生ご指摘にように、当初の頃は、不 測の事態に十分な対応ができなかったということでの、被ばくという問題があっ たというふうに思います。今後は、今まで経験したことのない新しいシステムを 動かしたり、あるいは、それらを点検したりすることによる、不用意な被ばくと いうものを十分考慮しなければならないというふうに考えております。また、先 生おっしゃいましたように、アラームが鳴ったら必ず退避するのが本当に良いの かどうかということもあるかと思います。なぜ、退避せずに最後の片付けだけや ってしまったのか、あるいは作業員はアラームの設定値等も知っていたというこ とでございますけれども、知った上でやられていたのではないかというふうに思 いますけれども、そこら辺も良く確認して、しっかりとした対応をとっていきた いと思いますし、私どもは、現地に月一遍ぐらい行って、いろいろ状況を確認し ているわけでございますけれども、しっかりとフォローしていきたいというふう に考えておりますので、またよろしくお願いいたします。
○班目委員長 他には何かございますでしょうか。よろしゅうございますか。今 回のご報告は、7月13日に保安院の方で出された、8つの指示事項に対する改 善状況とか、あるいは線量限度を超えた方の調査結果等々ということで、それぞ れ個別の対応についてのご報告があったというふうに理解します。しかし、やっ ぱりこれは小山田委員のご指摘とも同じことになりますけれども、この放射線管 理については、より総合的な管理システムというのをしっかりと構築し、その効 果的な運用を図っていくということがやっぱり一番大切なんだというふうに思い ますので、是非、事業者をしっかりと保安院におかれましては指導してくださる ようお願いしたいと思います。
本日はご説明、大変ありがとうございました。 それでは、次の議題に移りたいと思います。次の議題は「東京電力(株)福島
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第二原子力発電所2号機における高圧炉心スプレイ系ディーゼル発電設備冷却海 水ポンプの故障について」でございます。本件につきましては、原子力安全・保 安院原子力防災課原子力事故故障対策・防災広報室の齋藤事故故障第一班長から ご説明よろしくお願いいたします。
○説明者(齋藤事故故障第一班長) それでは、福島第二原子力発電所2号機に おきまして発生したトラブルについて説明させていただきます。
この事象は東北地方太平洋沖地震に伴い、原子炉が自動停止して冷温停止中で ありました福島第二原子力発電所2号機におきまして、8月30日作業のため運 転していた、高圧炉心スプレイ系ディーゼル発電設備冷却海水ポンプが停止した ものでございます。原因を調査したところ、絶縁抵抗が著しく低下、0MΩとい うことでございまして、当該ポンプは故障したと判断されてございます。当該ポ ンプの故障に伴いまして、高圧炉心スプレイ系ディーゼル発電機、それから高圧 炉心スプレイ系ポンプが使用できなくなってございます。
本事象によりまして、高圧炉心スプレイ系が機能しなくなっておりますけれど も、現在、原子炉は冷温停止中でございまして、また、残留熱除去系等の他の系 統によりまして、原子炉及び使用済燃料プールの冷却は確保されてございます。 また、ディーゼル発電機につきましては、他に、まだ2台確保されているものが ございまして、また、現在は外部電源から受電している状況ということでござい ますので、プラントの安全性には影響を与えるものではないというふうに考えて ございます。
それから保安院の対応といたしましては、本件は安全上重要な整備が必要な機 能を有していないということでございまして、炉規法の62条の3、それから実 用炉則の19条の17に該当するというもので報告を受けたものでございます。 今後、法令に基づき、事業者が行う原因究明、それから再発防止策につきまして 確認していきたいと思ってございます。
以上でございます。
○班目委員長 どうもありがとうございました。 それでは、本件につきまして何かご質問、ご意見ございますでしょうか。代谷
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委員お願いします。
○代谷委員 非常に簡単な質問をちょっとさせていただきたいと思うんです。こ れ冷温停止中のところで、作業のため運転していたとこうあるんですが、通常で 考えますと冷温停止中に高圧炉心スプレイ系ディーゼル、この冷却海水ポンプ、 こういうようなものを動かすというのはないと思うんですよね。この作業のため と書かれているんですが、これはテストか何かのためということですか。
○説明者(齋藤事故故障第一班長) 系統の中に溜まっております水が汚くなっ ているという状況で、機器に悪さをするかもしれないということで、その系統の 中の水を入れ替えるということで、動かしていたというふうに聞いてございます。
○班目委員長 よろしゅうございますね。他に何かございますでしょうか。では、 小山田委員お願いします。
○小山田委員 この次、原因究明で説明を下さる時に原因が分かった段階で、先 行した例がどういうものがあったかというようなことについても、お知らせいた だきたいと思います。それからこれはその時の話で良いのかもしれませんけれど も、今回の地震、津波の影響というものが、第二発電所についてどういうものが あったかという詳細を、その時ではありませんけれども、いずれ私どもにご説明 を願うことになるというふうに思います。例えば、今の水を取り替えなければい けなくなったというのは、津波の影響だと思って良いのですか。
○説明者(齋藤事故故障第一班長) 詳細は聞いてございません。すみません。
○小山田委員 それはまた、では今のコメントは、全て原因をお聞きしてから、 改めてすることにいたします。ありがとうございました。
○班目委員長 よろしゅうございますか。他には何かございますでしょうか。 よろしゅうございますね。それでは本日はご報告大変ありがとうございました。
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次の議題に移らせていただきたいと思います。次の議題でございますが、「放 射性セシウムの土壌濃度マップ及び農地土壌の放射性物質濃度分布図について」 でございます。本件につきましては、文部科学省原子力災害対策支援本部の板倉 環境・モニタリング班長、及び農林水産省農林水産技術会議事務局の小平技術政 策課長からご説明よろしくお願いいたします。
○説明者(板倉文部科学省環境・モニタリング班長) それでは、文部科学省の 方からご説明させていただきます。お手元の資料第3―1号でございますが、こ れは8月30日にプレス発表したものでございます。一番上の枠の中に書いてご ざいますが、この事業そのものは平成23年度の科学技術戦略推進費の中での放 射性物質の分布状況等に関する調査研究ということで行ってございます。緊急対 応ということでございます。
この事業の中で、3つのマップを作成してございまして、ひとつは空間線量率 の分布マップ、2つ目は農地以外の土壌につきましての土壌濃度の分布マップ、 更には、農地土壌についてのマップと、この3つでございます。前者2つにつき ましては、文部科学省が担当いたしまして、農地土壌のマップにつきましては農 水省が担当ということで実施をしてございます。空間線量率のマップにつきまし ては、既に、8月2日に公表いたしまして、8月8日にこちら原子力安全委員会 の方にもご報告申し上げたところでございます。
この文部科学省の農地土壌以外の土壌におきますマップにつきまして、今回で き上がりましたのでご報告する次第でございますが、このマップにつきましては、 下の2.に書いてございますように、土壌採取日が第1期6月6日から6月14 日、第2期が6月27日から7月8日という2期に分けて採取をいたしました。 土壌採取者につきましては、大阪大学、筑波大学等を初めとしました大学関係者、 更には研究機関、あとは電気事業連合会の関係者等の方々のご協力を得て実施を いたしました。更に、各種分析、採取した土壌につきまして、その各種の分析を 行ったのは、日本分析センター並びに東京大学等、トータル21機関、340人 の研究者の協力を得て実施したものでございます。
それで実際の土壌の採取方法につきましては、4ページ目、別紙1をご覧いた だきたいんですけれども、1行目にありますように、土壌は可能な限り3m四方
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の範囲で採取しやすい位置の中から5地点程度選定し採取したということでござ います。採取方法ですが、U8容器と言われる土壌採取用のサンプル容器そのも のを土に押し込んで、それで地表面から5センチの深さまで土壌を採取する。採 取した土壌は、1回ビニル袋に入れて攪拌しまして、再度、U8容器に封入して 持ち帰って、ゲルマニウム半導体検出器で分析をするということを行っておりま す。あと、土壌試料採取時に細かい雑草等ある場合には、それも含めて採取をし てございます。下から7行目ぐらいでしょうか、分析時間につきましては、短半 減期核種も検出することを考慮して、最長1時間まで測定を実施ということでご ざいます。
次のページ、5ページ目の最後の2行でございますけれども、日本分析センタ ーと大学関係の他の機関との間で、試料の分析を相互にクロスチェックを行って ございます。大体3%の試料について実施をしております。
6ページ目、7ページ目は、文部科学省内に置かれました放射線量等分布マッ プの検討会の名簿でございます。これは前回ご説明したとおり、マップの検討に 際して、いろいろなご助言をいただいてございます。
それから8ページ目、9ページ目は、分析にご協力いただいた機関でございま す。21機関、340人ということでございます。多くの方の協力を得ました。 別紙4-1、10ページ目、更には別紙4-2がセシウムについて分析した結 果でございます。10ページ目がセシウム134の濃度をマップに落とし込んだ ものでございまして、右の凡例にありますように、放射性物質の濃度によってラ
ンク分けしまして色を分けて、それをマップの中に書き込んでございます。 同様に、11ページ目がセシウム137についてのマップでございます。 その次のページ、12ページ目は、in-situ測定を同時に幾つかの箇所
で行いました。これはフィールドにおいて、ゲルマニウム半導体検出器、可搬型 を持ち込んで、それで空間線量率を空中で測定して、地中の放射性核種の濃度を 測定するものでございますが、その結果と実際に土壌を採ってきた結果の比較分 析を行った結果でございます。13ページ目に、7つのサンプル、サンプル1か ら7までの7つのサンプルについての比較結果が載ってございます。1か所につ き5つのサンプルをとってございまして、その算術平均と、in-situの分 析結果を比較してございますが、それが、一番右側の2列に書かれておりますよ
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うに、0.92とか、0.79、0.95というふうにございます。サンプル2、 サンプル3につきましては、若干ばらついてございますが、それ以外につきまし ては、in-situの測定と土壌分析の結果がほぼ一致しているということで ございます。ちなみにサンプル2、サンプル3につきましては、5点の間のばら つきが非常に大きかったということもございますので、これは参考値としては使 えないということで、残りの1、4、5、6、7をご覧いただくと、大体in- situの測定結果が符合しているということが見てとれるということでござい ます。
別紙の6、14ページ目でございますが、これは、今まで航空機モニタリング によって測定した結果との比較図でございまして、地の色、これが航空機モニタ リングの結果であります。土壌分析の結果の色分けと同じ色で表現してございま す。地の色とこの丸いドットの色を比較していただくと、航空機モニタリングと 土壌を分析した結果がほぼ一致しているということが見てとれます。同様にセシ ウム137につきましてが15ページ目の図でございます。
続きまして、16ページ目でございますが、空間線量率と土壌の核種分析結果 の関係ということでございます。同じ地点で空間線量率、地上1mの高さで空間 線量率を測定してございます。トータルで2,200か所の分析を行っているわ けでございますが、2,200か所のそれぞれでの線量率と、それから濃度との 関係をプロットした結果が、比較的高い相関が得られているということでござい ます。Y=27万6,008ということでございますので、傾きがその27万6, 008ということで相関がとれてございます。
更に17ページ目以降でございますが、これは17ページ目に書かれている内 容、これは分析センターと、それから大学関係の分析結果のクロスチェックした 結果を示してございます。次のページ、18ページ目に、分析センターと各大学 との試料の分析結果のクロスチェックの結果が載っておりますけれども、大体、 平均値、分析センターを1.0とした場合の、大学の分析結果を小数で表してご ざいますが、その平均値、例えば0.98の周りにまとまっている、すなわち、 ばらつきが尐ないということが見てとれます。
他方で19ページ目、これは同じ場所で採った5つのサンプルの間でのばらつ きを見たものでございます。5点間の平均値の周りに、標準偏差がどんな大きさ
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になっているか、すなわちどれだけ大きくばらついているかということを見てい るものでございますが、棒グラフで0.3の標準偏差が一番頻度が高いと。すな わち多くの地点で標準偏差が0.3でばらついているということでございます。 平均値の大体±3割の大きさの中で全体の計測値、約7割の計測値が補足されて いるということでございますので、かなりばらつきが大きいということが言えま す。すなわち、5点間のばらつきに比べて、分析センターと各大学との比較した 結果が、ばらつきが小さいということから、クロスチェックした結果につきまし ては、比較的測定が一致しているということがここで示されております。
資料の2ページ目に戻っていただきまして、以上、分析結果をお示ししました が、これらを基に考察した結果を文章で書いてございます。2ページ目の下、4. 考察でございますけれども、今回採取した土壌につきましては、ある程度の広さ を持った攪乱のない土地を選んで採取、測定されたものであり、6~7月時点の 放射性物質の濃度分布について、広域かつ詳細に確認することができたというこ と、そのため、被ばく線量評価や今後の放射性物質の濃度の経時変化を追跡する ための貴重な初期データとなることが期待されるということ、あとはin-si tu測定の結果につきましては、実際の濃度分析の結果と比較的一致していると いうこと、更には、その次の3ページ目にまいりまして、航空機モニタリングの 測定結果とも同様の結果を示していることが確認されたということ、あとは濃度 の測定の結果と、空間線量率の比較もかなり高い相関が確認されたということ、 それによりまして、今後はin-situの測定結果、更には1mの高さでの空 間線量率の測定結果から、土壌の分析結果に近いと言いますか、土壌における濃 度を、かなり正確に補足することができるであろうということが予測されます。
今後の予定でございますが、今回セシウムについて公表いたしましたけれども、 それ以外の核種、特にヨウ素につきましては半減期が短いということから、比較 的検出限界値以下のデータが多かったということでございます。そういったもの の扱いをどうするかを、今、検討会で検討しているところでございますので、そ の結果がまとまり次第、同様にマップを公表していきたいと考えてございます。 更には、今回のプロジェクトの中で、放射性物質の移行状況の確認調査も実施し てございます。これにつきましても、測定結果を9月中に取りまとめて公表する ことを予定してございます。文部科学省からは以上でございます。
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○説明者(小平農林水産省技術政策課長) それでは、引き続きまして、農林水 産省でございます。今、文部科学省の方からご説明ありましたが、同様の予算を 使いまして、私ども、農地土壌の放射性物質の濃度分布図を作成したということ でございます。目的のところに触れてございますけれども、農地の除染等、今後 の営農の取組みに向けて、農地土壌がどの程度放射性物質に汚染されているか、 これを把握するということで進めております。文部科学省、それから今回実施し た宮城県、福島県、栃木県、群馬県、茨城県、千葉県、この6県と協力し作成を したところでございます。
下の方に、作成の詳細というところがございますが、対象区域としましては、 先ほどの6県でございます。2の調査地点数としましては、福島県内で約360 地点、それから他の5県で220、合計で580地点となりました。次のページ をお願いいたします。農地土壌の採取でございますが、ひとつの農地、ほ場から 5か所採るということで、この採る時に、農業という観点から、耕すということ で作物を作りますので、その耕す深さがどこまで及んでいるかということで、水 田の場合は約15cm、畑の場合は最大30cm、どの程度まで耕しているかと いうことを考慮して、その深さまで土を採ってございます。その採った土は、5 点をひとつの袋に入れて、良く攪拌して分析をしたということでございまして、 セシウムの137と134を測り、その合計の濃度を表示してございますが、B q/kg、これは感度計算ですかね、で単位をあらわしてございます。
6番のところには、その地図上でその濃度を示すということであります。7番 のところで、今回、農地土壌、先ほど説明でも出てきましたが、いわゆる農地の 濃度と、その上の空間線量率との間に、一定の相関関係があったということで、 福島県のデータが多いということを対象に、空間線量率、これは文科省さんの方 で大分データを採っておりますので、それらを利用しまして農地土壌の放射性セ シウム濃度を、今回調査した以外の農地のところも推計するということをしてご ざいます。後でご説明します。
それから8番のところにありますが、濃度分布の段階を5つに表しております けれども、今回、最高値が約2万8,000Bq/kgでした。この辺りのとこ ろ、それから現在、春先なんですが、稲の作付制限を決定する時に、5,000
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Bq/kgといった農地の土壌を基準として判断してございます。ここのところ、 更には桁数が変わるということで、3桁から4桁、4桁から5桁ということで、 1,000Bq/kg、1万Bq/kgというところを、ひとつのところに置い て、5段階にやっているということでございます。
その結果が、5ページ目にございますが、今回対象となった6県のところを、 左の上に凡例がございますけれども、このような段階で色分けして示してござい ます。特に避難区域等々の辺りで、ちょっと高い色が見られるという状況でござ います。以下、6ページ目以降は、各県ごと、測定しました場所を番号を付けて、 後で詳しいデータが一覧表にありますので、そこと対比して見られるような形で 表示をしてございます。
福島県につきましては、8地域に分けまして表示をしているということになっ てございます。
それから、ずっと17ページ目まで、千葉県までということになりますが、1 8ページ目に、先ほどちょっと申しました福島県については、空間線量率との相 関関係を用いて、福島県内に存在する農地の濃度の推計をしてございます。この 色の付いているところに農地があるということでして、推計した範囲を色で農地 上に落としているという図でございます。
あと、19ページ目以降は、それぞれのデータを示しておりますが、それぞれ の地点、あるいはどれくらいの深さから採ったかということを示してございます。 3ページ目にお戻りいただきまして、これらのことから、先ほども文科省さん
の方から言いましたが、3ページ目の一番上にありますが、これまでのモニタリ ング調査とか、航空機モニタリングで得られた空間線量率の分布と、ほぼ同様の 傾向を示しているのではないかと考えております。このようなデータというのは、 今後の営農の参考になる、濃度分布傾向というものを把握できましたし、特に、 今後、農地土壌を除染していく等々の、手法の選択等の対策の検討に資する情報 が得られたと思っております。
今後の取組のところでございますけれども、濃度が高い辺りの濃度の傾向等は、 引き続き詳細につかまないといけないと思いますので、今後、地点数を増やして、 この地図を精緻化するということで進めてまいりたいと思います。
以上でございます。
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○班目委員長 どうもありがとうございました。 それでは、本件に関しまして、何かご質問、ご意見がありましたらお願いした
いと思いますが、何かございますでしょうか。 久木田委員、お願いします。
○久木田委員 資料第3-1号について伺いたいのですが、3ページ目の上から 4行目のところで、土壌の採取地点における空間線量と濃度との比較をされたと いうことですが、この空間線量率というのは、土壌のサンプリングと同時に測っ たものかということがまず1点です。
それから、このパラグラフの趣旨というのは、空間線量率が分かれば、土壌濃 度が概算できるというふうに書いてございますが、これは、例えば、今後は航空 モニタリングを充実することで、土壌濃度の評価ができるという、そういうこと をおっしゃりたいのかというのが2点目です。
○説明者(板倉文部科学省環境・モニタリング班長) これは、土壌を採取する と同時に測定してございます。その現地に出向いた時に、3m四方から5つの試 料を採取すると同時に、同じ場所で1mの高さで、これはNaIシンチレーター サーベイメーターを基本的に用いまして、空間線量率を測定した結果と比較して ございます。
それから、その後に書いてあることですが、in-situ測定は、核種分析 も可能でございます。ということで、in-situで測定した結果、核種がセ シウム134とセシウム137の割合がどのくらいあるかということがまず分か ります。更には、空間線量率、NaIの空間線量率を測定することによって、ト ータルの線量率も分かります。そういったこと、更には航空機モニタリング、上 空での空間線量率を測ることによって、それらを総合的に活用することによって、 地中の核種の分析ができるということになります。
○久木田委員 お聞きの仕方が悪かったかもしれませんけれども、今回の試料で の、航空モニタリングと、それからサンプリングの結果の比較が示されているわ
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けですけれども、今後、こういったサンプリングを行うとすれば、どのようなや り方をすることが合理的か、つまり航空モニタリングと、他の測定法との役割分 担をどのように考えていくか。それから、もちろん土壌サンプリングしたこの結 果が、どのような用途があるかということと関わっているんだと思います。
特に、最後のところ、今回のデータがどのような形で役立てられるとお考えか ということから、まずご説明いただけますでしょうか。
○説明者(板倉文部科学省環境・モニタリング班長) まず、地中の中の核種を 把握するには、もちろん直接分析するのが一番正確でございますが、当然お金と 手間暇がかかります。あとは先ほど申しましたように、まず採取したサンプル毎 のばらつきが非常に大きい。3m四方の中でも、大きくばらついていると。そう いうことを考えますと、むしろ、ある1点、空間のある1点で、in-situ 分析する方が、相関関係も分かりましたので、比較的正しく把握できるのではな いかと。そういう意味では、今後、in-situによるゲルマニウム半導体分 析を行うことが、より効果的であろうと、地中の核種の状態を知る上でも、効果 的であろうということが1点です。
あとは、広域に土壌の分析状況を知るという上では、やはり航空モニタリング が非常に有効であるということでございますので、まず広域の分布状況を知るた めには航空モニタリングを行う。更に、そのある狭い領域での土壌の状態を知る という意味では、in-situゲルマニウム分析を行っていくという、その両 方を活用しながら、実施することが、効果的かつ効率的であろうということでご ざいます。
○班目委員長 よろしいですか。 他に何かございますでしょうか。 代谷委員、お願いします。
○代谷委員 今のご説明、ちょっとよく分からなかったんですけれども、in- situで、セシウム134、セシウム137の土壌濃度の比率を算出するとい うことで、それで地中への核種移行の度合いを評価できるというように書いてあ
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るんですが、ここの意味が分からないんですが、ご説明いただけますか。
○説明者(板倉文部科学省環境・モニタリング班長) 失礼いたしました。 ここはin-situの測定そのものでは、地中への核種移行の度合いを評価
することはできません。 これは、実際に土壌の、その場で採取して、移行状況を実測することが必要で
ございます。この核種移行の度合いというのは、徐々に変化していくものでござ いますので、そういう意味では、まずin-situの分析をすると共に、その 時点での地中における核種の分布、表面に多く分布しているのか、地下にも若干、 浸透しているのか、その辺を実測してみると。
両方のデータを比較しながら、比較した上で、in-situ測定結果を活用 することになると考えてございます。in-situ測定というのは、空間線量 を測ることによって、土壌中の濃度を推定するものでございますけれども、その 際には、地中における深さ方向の分布を仮定して算出してございます。深く入っ ていると、それだけ遮へい効果が大きいですから、実測値が尐なくなるわけです けれども、そこは核種移行の度合いを単に推定するのではなくて、実測して、そ れでin-situの測定結果を正しく算出するということが必要になってくる。
ですから、それは徐々に地中における分布が変わる可能性もあるので、in- situを測定すると同時に、地中における分布状況もしっかりと実測して、土 壌濃度を概算するということが必要であるということでございます。
○代谷委員 in-situの測定で、土壌の中に、どの程度のものが、どれだ け入っているかということを測定することは、不可能ですよね。in-situ だけで。
○説明者(板倉文部科学省環境・モニタリング班長) だけでは無理です。
○代谷委員 地中への核種移行というか、地中深くどういうような分布がされて いるかというのは、やはり、そこの部分を採って測らないといけない。この2つ があって、その状況が分かるというのは分かるんですが、地中での核種移行、こ
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れがある時期を過ぎて変わっていけば、in-situだけでは、何もものが言 えないという話ですよね。
ですから、今後どういうようにやられるのか、その後ろの方に、「移行状況の 確認調査について」という話があるんですけれども、ここの今後の予定のところ のこの「移行状況の確認調査」というのは、何を言っておられるんでしょうか。
○説明者(板倉文部科学省環境・モニタリング班長) この一番最後の移行状況 は、もう尐し広域のですね、核種の移行についての測定をしてございます。
例えば、河川を通じて移動するとか。あとは山から流れてきて移動するとか。 広域の移動、水平方向の移動も含めて、どちらかと言うと、水平方向の移動が中 心でございますが、それは比較的広域に計測していこうということを実施してご ざいまして、他方、今、代谷先生がおっしゃった地中の深さ方向への移行につき ましては、これは推定するというよりも、やはりin-situを今後も測定し、 それと同時に、実際の同じ場所での土壌を採って、それで本当にどういう深さ方 向の分布になっているのかを確認した上で、正しくin-situの測定結果か ら地中の放射能量を推定するということを、継続的に行っていきたいということ でございます。
○代谷委員 これは、今、言われた水平方向のというか、いろいろな環境の動態 なんでしょうが、そういうところについては、今後、そういう試料とかを採られ て測定をされるというように考えていいんですか。今の段階で、もう既に何かが あると考えていいんですか。
○説明者(板倉文部科学省環境・モニタリング班長) それは既に測定しました。 8月中に、これはこのプロジェクトを始めたのは6月からなんですけれども、6 月から8月の間に、台風シーズンの前と後をなるべく狙って、その前後での核種 がどのように移行したのかというのを、今回プロジェクトに参加していただいた 大学の研究者を中心に現地で実測いたしまして、現在データの解析中でございま す。
したがいまして、解析した結果は、一定の結論と言いますか、移行に関する示
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唆のようなものが出せるのであれば、それを抽出しまして、ご報告したいと思っ ております。
○代谷委員 分かりました。 ここに書いてある、6月から7月の頭にかけて採られた試料で話されるのでは
なくて、その後に、ある意味で言うと、梅雤の時期を過ぎた後のものが、もうデ ータとしてはサンプリングはされていて、その結果が出てくると。それを比較す ることによって、9月中に取りまとめると。しかも、先ほど委員会がございまし たけれども、検討会ですか、ここでまた議論をしていただいて、結果が出てくる。 そういうふうに考えていいでしょうか。
○説明者(板倉文部科学省環境・モニタリング班長) さようでございます。 今回、土壌濃度の分析を行ったのは、2,200か所でございますが、これと は別に、このデータの活用できるものは使うと思いますが、基本的に、これは1 か所で1回だけのものでございます。これの他に時間をおいて、移行挙動を把握 する。もしくは、例えば山の中の森林において、雤が降るとどのように濃度とい
うんでしょうか、核種が移行するのかと、そういったものも測定してございます。 いろんな側面での測定を実施してございますので、そういったものを取り交ぜ
て報告したいと考えてございます。
○代谷委員 分かりました。 いずれにしろ、測定を文部科学省の方でまとめてしておられるということで、
データとして、こういうデータ、きっちり採っていただいて、文部科学省さんの 仕事でないかも分かりませんけれども、あといろいろな対策、除染とか、そうい うことの対策に使えるような、そういうデータに是非ともしていただきたいと思 いますので、今回については、こういう検討会があって、中でデータについても、 いろいろと評価されていると思います。
そのデータの件で言いますと、例えば、18ページ目のところで、分析センタ ーとその大学の比較をしておられて、3割とか4割に、1.3とか1.4、ある いは0.7とか0.6とか、そういうところに含まれずに、はるかに離れたとこ
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ろのデータがありますけれども、こういうものについては、何かスクリーニング というか、そういうものは信用できないよということで、落とすような処理をさ れてやっておられるんでしょうか。というのも、また後ほど教えていただきたい と思うんですけれども、データが出てきたら、全てのデータ、とりあえず採れた んだから使うという、そういう考えではなくて、やはりデータの質とかも吟味し ていただいて、それなりに信頼性のあるものを出していただくというのが、やは り必要なんじゃないかと思います。恐らく検討会の中でやられていると思います。
よろしくお願いしたいと思います。
○班目委員長 是非、その辺は、またお願いしたいと思います。 他に何かございますでしょうか。 久木田委員。
○久木田委員 もう代谷委員がいろいろとコメントされましたけれども、代谷委 員のコメントの中にもありましたように、ニーズを意識して、こういった測定の 方法を考えていただく、土壌サンプリングですと、お話の中にありましたように、 位置によるばらつきが非常に大きいということがあるということですし、線量率 からの評価のためには、深さ方向の分布とか、そういった仮定、前提が必要にな る。そういったものを組み合わせて、ニーズに答えるようなデータベースを準備 していただくということが必要だと思います。
そういったことについて、専門家の委員の方々に、是非、どのように、今後、 測定を進めれば良いかということについて、まとまったご意見を出していただく ようにお願いできればと思います。
それから、今回ご報告いただいた内容についても、評価の詳細について、是非、 きちんとした技術報告書の形でまとめていただきたい。それがやはり、データと ともに一緒に準備されていくことが、今後の利用を担保するものだと思いますの で、よろしくお願いいたします。
○班目委員長 よろしゅうございますでしょうか。 どうぞ。
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○代谷委員 農林水産省の方に、ちょっとお伺いしたいことがございます。 農林水産省の方は、非常に実際に農業をするという、そういう視点から、きっ ちりとやっておられると思うんですが、土壌については、こういう形でできてき たと思うんですが、あと土壌から農産物、そこへの移行係数とか、そういうもの について、ここには特にそういうことが書かれていないんですが、恐らく農林水 産省としては、そういうことについても課題だということで、恐らくやろうとさ れているんですが、そこのところ、何かございましたら、ご説明していただけれ
ばありがたいんですが。
○説明者(小平農林水産省技術政策課長) 同様の科学技術戦略推進費という中 で、もうひとつ、農地土壌等の今後の除染等の研究というものを、緊急的にやら させていただいております。こちらの方は、先ほど先生がおっしゃられたように、 その中で、作物へのどの程度移行するかといった割合もさまざまな土地の上、そ れから作物も幾つかに分けてデータを採ろうということをしておりまして、そち らが出てきますと、この濃度のデータと合わせて、営農上、組み合わせて考慮す ることができるのかなと思っていますし、また、今回発表したみたいに、やはり 濃度が相当高いところから、いろいろあります。そういったところに合わせて、 どういう技術を用いて、除染をしていったら良いかということで、その研究の中 でやっておりまして、9月中ぐらいには、ある程度、こんなことが使えるのでは ないかということをまとめていきたいということで動いてございます。
○班目委員長 よろしゅうございますか。 他には何かございますか。 小山田委員、お願いします。
○小山田委員 今の資料第3-2号で、幾つか教えていただきたいんですが、深 さについて、2ページ目の上の方で、畑の場合には、最大約30cmの土壌を採 取しました、というふうに書かれていて、19ページ目の方に書かれている、実 際の深さということについては、30cmというものはあまりなくて、15cm
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の深さというものが多いです。これは、そこに植えるものという観点から、こう いうふうになっているんですか。
○説明者(小平農林水産省技術政策課長) まさにそのとおりでして、そこで実 際に耕されている深さを、その場で、そこまで深く採ってきたということで、そ の採ったデータをこちらに記載させていただいております。
○小山田委員 一般的に言うと、深いところにはセシウムがあまり届いていなく て、従って、例えば、仮に同じところで、15cmまでの深さのものと、それか ら30cmまでの深さのものと比較すると、30cmまで平均したものが当然低 いという、頭の中ではできるんです。それは今回、何かそういうようなデータは 出てきましたか。それとも得てませんか。
○説明者(小平農林水産省技術政策課長) すみません。そこまで分析はしてな いんですが、理論的に言うとそういうことになると思いますけれども、我々は実 際の営農の中でどうかということですので、そこで耕されて、均一化した土から 作物が植えられた時にどうかという判断をするために、全体の濃度としてあらわ すということで調査をいたしております。
○小山田委員 実用化ということでは、私も全くそれで結構だと思うんですが、 例えば、小学校のグランドのようなよく踏み固められて、平らなところでは、ご く表層を採ればなくなるということが言われていますけれども、例えば、畑のよ うなところでは、当然表面がでこぼこしているし、いわゆる表面からの分布とい うのも若干、違うのではないかと思うのですが、そういうことについては、何か 検討されていらっしゃいますか。
○説明者(小平農林水産省技術政策課長) 先ほどちょっと説明させていただき ました。これとは別の除染技術を開発するという中で、土の深さによってどうい うふうに分布しているかということもやっております。
校庭のグランド等のデータと同じように、やはり上層部に集中的に溜まってい
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るという状況になっております。ただ、難しいのは、ちょっとでこぼこがありま すので、そこをどのようにうまく採るかとか、そういったところは工夫していく 必要があるということを聞いてございます。
○小山田委員 分かりました。ありがとうございました。
○班目委員長 他には。 久住委員。
○久住委員 先生方がほとんどご指摘になったんですけれども、私も先ほどの核 種移行を、今、検討しているというお話を、今されましたけれども、これは大変 関心がありますし、それから地元の方々が、除染を、今後ご自分たちで計画され る際にも、非常に有効なデータになると思いますので、是非、それは地元の方々 にも反映できるような形で、公表していただければと思います。
それから、同じように、農水省の方で、今、畑の除染技術についても開発とい うことですが、これもできるだけ地元の方々がご自分たちの除染を考える時の基 本的なデータとしても役立つような、それぞれの省庁におかれて目的とすること 以外にも、地元の方々が使えるような工夫をして、公表の仕方というか、周知を お願いできればと思いました。
それから、これはデータを見てから申し上げた方がいいと思うんですが、デー タの正確性という意味では、ヨウ素のマップを作るとおっしゃっていましたけれ ども、検出不能がかなりあるということでしたので、是非、専門家の先生方とよ く検討されて、正確性の高いマップ、あるいは無理をして作るというのは変な言 い方ですけれども、信頼性のあまりないものは、逆にどういう形で公表されるか という工夫を十分していただいた方がいいのではないかなと思いました。
コメントです。
○班目委員長 これは、是非、よろしくお願いいたします。 他は何かございますか。 よろしゅうございますね。
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本日、ご報告いただきました放射性セシウムの土壌濃度マップ、それからもう ひとつ、農地土壌の放射性物質濃度分布図のこの作成に当たりましては、測定手 法等につきましては、専門家から十分意見を聴取し、適切に実施されたというふ うに理解してございます。
特に、土壌濃度マップに関しましては、ちょっと今日もご意見が出ましたけれ ども、具体的な除染等の計画策定に役立てるため、今回、得られたデータを基に、 例えば地域を絞って、より詳細なモニタリングを実施していくということが多分 必要なんだと思いますので、その辺、是非、お願いしたいと思います。
それから、既に、やられているとは思いますけれども、文部科学省において、 専門家からの意見を聴取するなどして、是非、次のモニタリングに活かしていた だきたい。まだ、実際にデータは取得したんだけれども、解析は済んでないとい う部分があるということは、今日伺ったんですけれども、更に、その次のモニタ リングにも、是非、その辺を活かしていただければと思っております。
それから、農地土壌の放射性物質濃度分布図に関しましては、今回、得られた データをもとに汚染された農地の除染等の対策に役立てるために、農林水産省に おいて次のモニタリング計画が準備されるというふうに承知しておりますので、 是非、今後とも周辺環境における全体的評価とか、今後の対策の検討に資するモ ニタリングを行っていただきたいと思いますので、是非、よろしくお願いしたい と思います。
本日は、ご説明、大変ありがとうございました。
それでは、次の議題に移りたいと思いますが、次の議題は「文部科学省所管の 原子力施設に係る許可、認可、検査及び確認の実施状況について(平成23年度、 第1四半期分)」でございます。
本件につきましては、報告案件でございますので、資料第4号としてお配りし てございますけれども、資料配付のみということで、詳細な説明は割愛させてい ただきたいと思います。
よろしゅうございますね。 それでは、本日、他に審議する事項はございますでしょうか。
○事務局(水間総務課長) ございません。
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○班目委員長 よろしゅうございますね。 それでは、本日の委員会はこれで終了させていただきたいと思います。 大変ありがとうございました。

午後 3時08分閉会  

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コメント
 
01. 2011年9月05日 21:42:10: A4GQ7o9O02
資料などは、原子力安全委員会の方をご覧下さい。
http://www.nsc.go.jp/

02. 2011年9月05日 23:11:32: 8pgL4Nusqw
某省の委員会議事録を仕事の関係上ときどき読みます。この議事録と同じで、前置きやいちいちの言葉遣いが丁寧で長くて、うんざりしてきます。でも読まないわけにもいかないので、資料なども一緒にプリントアウトすると、大変なことになります、ページ数が膨大で。

しかし内容にはやはりポイントがあって、「問題はそこだろー! もっと議論しろよー! やっぱりそこが問題なんだろー! なんで突っ込まないんだー!」と思うことがしばしば。この議事録にも同じような感想を持ちました。
が、内容が専門的すぎて、資料がどれになるのかわからずじまい。でも、とりあえず気になったのは久住委員の次の文言。議事録の6ページ目の下部から7ページにかけての部分と思われます。

>>
○久住委員 2~3、質問及びコメントをさせていただきたいと思いますが、ま ず、初めからいきますと、2.あるいはその中の(1)、(2)辺りと関係する のですけれど

・・・2.の(1)の3 枚目の上の辺りに、5不測の事態への対応については、本部長が指示をするということを説明されましたけれども、やはり、これは何かが起こった時には本部長 の指示を待てない、間に合わない場合が多いのではないかと思いますので、やは り当事者が判断して対応できるというような仕組み、あるいはルールも作ってお くことが必要ではないかなと思いました。・・・

ってどういう意味でしょうか。わかる方がいたら教えてください。
”不足の事態に備えて本部長が指示を待てない、間に合わない場合はどうする”というのがまだ決まってないらしいですので・・・。


03. 2011年9月06日 10:09:59: pIad38DQnM
11,12の所で、水が汚れたってあるけど、水って汚れるの?
もしかしたら、燃料皮膜が溶けて少し燃料が溶けて水が汚れてるんじゃないの?

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