http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/249.html
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食品検査における、
検査結果「不検出」・「ND」についてです。
以下、引用による概要(詳細はサイト内 参照)
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NDは秘密のサイン?(ARecoNote)
http://arita.com/ar3/2011/08/21/nd%E3%81%AF%E7%A7%98%E5%AF%86%E3%81%AE%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%B3%EF%BC%9F/
今回問題にするのはND。
野菜でも肉でも分析結果にNDというのが載っているのをご覧になった方は多いはず。
あのNDです。
一般にNDとはNot Detected の略。
NDつまり「不検出」と説明されて、ゼロに近い、安全だと安心してはいけません。
分析用語でいうところの「検出限界以下」というのが本来の意味です。
検出限界というのは何かというと、分析機器で測れる限界の値ということであって、
それ以下は測れないので、限界値以下の詳しい値はわからないという意味です。
厄介なことに、分析機関や分析機器が違えば、この検出限界の値は異なります。
つまり、NDといっても10ベクレル未満なのか、50ベクレル未満なのか、分析機器によって異なるわけです。
したがって、まっとうな分析機関は
[ 欄外等に検出限界値を明記するのが普通 ]
なのですが、東電福一原発事故に関して、野菜や肉の分析値できちんと
「検出限界値」を出している例はなかなかお目にかかれません。
「検出限界値」を明らかにせずに「ND」と記載するような業者が、
正直に分析値を記載する業者よりも得をするようではおかしい。
正直な生産者がきちんと評価されない仕組みは、やはり問題ですし、変です。
私の言い分は以下の通り。
1)NDと表示する時には「検出限界値」を明示してほしい。
2)「検出限界値」の明示がないND値は値がいくら以下なのか不明。したがって信用度は極めて低い。
3)NDの検出限界値を出さないのに安全だ安心だという食べ物には要注意
(だって、本当に分析したのなら検出限界値もいっしょに出すべきです。
出せないとしたら何か不都合な理由があるとしか考えられない)
NDは秘密のサイン? その2
http://arita.com/ar3/2011/08/23/nd%E3%81%AF%E7%A7%98%E5%AF%86%E3%81%AE%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%B3%EF%BC%9F%E3%80%80%E3%81%9D%E3%81%AE%EF%BC%92/
国の規格では検出限界50ベクレル/kgでオッケイなので、49でもNDと表示できます。
これでは、先の横浜市の分析結果よりも汚染されているのに「不検出」になり、
精度の良い分析機器できちんと測定した方が不利になり、アヤシイ精度で「不検出」を連発した方がお得?!
になってしまいます。誰が考えてもおかしな話じゃないですか。
これが検出限界を明らかにしないND、あるいは「不検出」の正体です。
皆さんは、検出限界表示なしの「不検出」と、横浜市のように数ベクレル/kgと発表されているお肉とではどちらが信頼できますか?
云うまでもなく、横浜市の数ベクレルの方が正確で安心です。数値によっては選択できないモノも出てくるかもしれませんが、
データを出すという点においては横浜市の対応がいかに優れているかは明らかです。
とにもかくにも、NDにご用心。
(追記)福島で手に入る食品の放射線量の分析なら、市民放射能測定所という団体がきちんと分析結果を公表しています。
http://www.crms-jpn.com/cat/mrdatafood.html
市民団体がお金を出し合って運営している、実にまっとうな機関です。国や福島県はこういう処にお金を出すべきであり、
まるで隠蔽目的のような某サイトを立ち上げるべきではありませんでした。
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某サイトとは恐らく
http://www.new-fukushima.jp/monitoring.php
だろうと思われます。
特別号「放射性物質の農作物への影響と対策について」(平成23年7月29日)
http://www.pref.fukushima.jp/keieishien/kenkyuukaihatu/gijyutsufukyuu/06ganba_joho/ganba-pptH230729.pdf
ゲルマニウム半導体検出器(上記12ページ)であれば、ストロンチウム90・プルトニウムも検査できるのに、
市民放射能測定所の測定結果との数値の整合性は見られませんね。よく洗って、簡易検査しているように見えてしまいます。
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