http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/208.html
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http://www.youtube.com/watch?v=NhFw32vjyUQ
現在、将来エネルギー問題は、原発反対(廃止)と自然(再生可能)エネルギー導入の二者択一でしか議論しない方々、原子炉形式の知識の無知で、原発というものは全て危険と一括りで思い込んでいる方々にぜひ見て欲しい思います。原理的に非常に安全で、プルトニウム核廃棄物が消滅処理出来る、その他多くの利点を持つ画期的なトリウム溶融塩炉という技術が存在することをぜひ知って頂きたいと思います。その日本での研究第一人者古川和男氏がネット映像メディアに初登場し、説明しました。
この動画ではトリウム溶融塩炉の安全性についてあまり触れられていないので補足です。
3.5. 溶融塩原子炉の安全性について
http://msr21.fc2web.com/safety.htm
これは古川和男氏が理事長を務める、NPO「トリウム溶融塩国際フォーラム」
http://msr21.fc2web.com/index.html ホームページの中での解説です。
P・S
全ての原発は危険と考える原発反対論者の無知をトリウム溶融塩炉攻撃に向かわせる事に利用・扇動する既存ウラン軽水炉利権死守論者とおぼしき人間からのデマ反論、もしくは純粋に無知から誤解されている方々からの気になる疑問・反論に私が正確に理解している範囲で説明しておきます。
・トリウム溶融塩炉は配管や炉がすぐ腐食する→
溶融塩の塩というのはその化学的性質の仲間の例えで、使うのはフッ化リチウム・フッ化ベリリウムの共融塩(FLiBe、フリーベ)で、高速増殖炉もんじゅで使っているような水分で腐食しやすい塩(塩化ナトリウム)を使うのではありません。
またここが大事な所ですが、腐食は水分が無ければ全く進行しません。トリウム溶融塩炉では事前にその水分を完全に抜いて運転するし、700℃程度の高温状態で溶融塩を溶かして運転するので水分が存在できる余地が無くすぐに蒸発します。それに対して現在の軽水炉は水に満ち満ちておりその水の中に少しでも塩のような成分が入れば逆に腐食しやすいわけです。これはウラン軽水炉しか知らずそのモノサシでしか考えない原発学者も犯している誤解もしくはデマです。
・トリウム溶融塩炉の放射性廃棄物は確かにプルトニウムは出さないがその他の高レベル放射性廃棄物がウラン軽水炉の1.3倍出る→
こう反論しているのはこちらのサイト http://blog.sizen-kankyo.net/blog/2011/05/000895.html
ですが、重大な錯誤があります。それは同質量のウランとトリウムを比べた場合その核分裂反応で出す熱エネルギーはトリウムのほうがはるかに大きい(数百倍程度)なので当然発電タービンを回すための同熱エネルギー量を発生させるためにはトリウムのほうがそれだけはるかに少ない質量で済みます。よって同質量で比較するのは正しくなく、同発生熱エネルギー量で比較すべきです。同エネルギーでウランよりトリウムの使用量がはるかに少なければそれだけ発生する放射性廃棄物も少ないわけです。さらにトリウム溶融塩炉は発生した放射性廃棄物の一部を再度核反応させて減らす反応もするようで(ここら辺の詳しい反応はまだ理解していません)その助けも加わってメディアで紹介されている1000分の1の放射性廃棄物量という数字に近くなるようです。これについては近いうち上記NPO「トリウム溶融塩国際フォーラム」サイト内の核廃棄物についての項目で加筆説明して頂けると思います。(私が要望を出した)
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