http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/181.html
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必読!別冊宝島「日本を脅かす!原発の深い闇」の際どい内容!
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-1174.html
2011/09/02 00:02 日々坦々
どのパートも読みごたえがあり、是非一冊とっておきたい超おススメ本!
原発の深い闇 (別冊宝島) (別冊宝島 1796 ノンフィクション)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796683690/asyuracom-22
まえがきでガツンと書いている。
●まえがき
原発は国ぐるみの詐欺
東京電力福島第一原子力発電所の人災事故によって、
この国の本性が明らかになりつつある。
一言でいえば“八百長国家”の姿だ。
国民が汗水たらして稼いだカネの上澄みを、
強力な利益共同体がかすめとる。
その親玉が、原発シンジケートだったのだ。
利益の源泉は電気料金と税金。
電力会社は事業にコストをかけるほど、
利益を電気料金に転嫁できる、儲かる。
原発は危険ゆえに、税金も喰いちぎるコスト高な事業だ。
そのカネに群がったのが政治家、官僚、ゼネコン、
商社、メーカニ、流通、学者、メデイア、文化人……。
つまるところ、オールジャバンの原発利益共同体である。
原発のカネは―度喰ったらやめられない――。
目下、その事実を隠すために、
大量の「嘘」と「隠蔽」がまかり通っている。
電力不足キヤンペーン、政治の原発再稼動宣言……。
許しがたいのは「暫定規制値」を都合よく引き上げ、
放射能漏えいによる被曝や食品汚染の実態を、
国ぐるみで隠そうとしていることだ。
この巨大な詐欺とどう対峙すればいいのか?
原発の間は深い――。
その事実を知り尽くすこと、そして声を上げ続けること。
本誌がその―助となれば幸いである。
別冊宝島編集部
*小社は東京電力および電気事業連含会に広告スペース等を販売したことはありありません。
大拍手!
目次をみてみると
●目次 まえがき 原発は国ぐるみの詐欺 別冊宝島編集部
■Part1 隠される放射能汚染
一挙50枚掲載!! 政府・東電・メディアがひた隠す「レベル7」の全貌
「使用済み核燃料プール」はどこに消えた? 高線量放つ福島第一原発3号機のナゾ 中田 潤
放射能と食品(1) 「地元在住記者」が苦渋の告発!
流通の闇に消える福島産「被曝食品」 吾妻博勝
元原発従業員&飯舘村住民が怒りの証言!
東京電力・放医研はなぜ「被曝検査」の数値を隠すのか? 大泉実成
…ほか
■Part2 御用メディア&文化人の罪
誰も書けなかったテレビ・新聞・雑誌の腐敗
東電広告&接待に買収されたマスコミ原発報道の舞台裏! 神林広恵
北野武、大前研一、勝間和代、茂木健一郎……etc.
「原発文化人」の妄言メッタ斬り! 中田 潤
読売新聞、週刊新潮、ソトコト、月刊WiLL、潮……
週刊誌・新聞の「東電広告」出稿頻度ワーストランキング! 佐々木奎一
…ほか
■Part3 原発利権の深い闇 国民が大量被曝しても頭の中は「カネ」と「票」
原発再稼動で蠢く! 永田町の罪深き「原発族」──その全実名 一ノ宮美成+グループ・K21
原発マネーと政治(1) 徹底調査!自民党の政治資金団体に電力9社役員が1億円をダミー献金! グループ・K21
原発マネーと政治(2) 初公開!民主党議員に献金される全国電力系労組の莫大な組合費! グループ・K21
…ほか
■Part4 原発アンダーグラウンド
特捜部に事情聴取されていた東電・荒木浩元会長
検察が追いかけた幻の「東電首脳背任疑惑」 小和田三郎
週刊誌に告発した2人が不可解な経緯で逮捕されていた!
関西電力高浜原発、プルサーマル反対派町長「暗殺指令」 斎藤 真
脱原発運動の取締まりで活気づく「警備・公安警察」
電力会社は警察の優良天下り先 寺澤 有
…ほか
■Part5 原発推進の陰謀
特別対談 古賀茂明×須田慎一郎
「発送電分離」のタブーについて明かそう 菅直人が踏んだ「電力利権」のトラの尾!
脱原発を骨抜きにするプロパガンダ!
電力不足キャンペーンの大ウソ 「電気料金が1000円上がる」もマヤカシ 談=飯田哲也
汚染水、がれき、廃炉、核のゴミ、損害賠償……
福島第一原発の処理で焼け太る「原子力マフィア」 伊藤博敏
…ほか
東電、原子力安全・保安院を刑事告発する方法 明石昇二郎
これはどのパートも読みごたえがあり、是非一冊とっておいたほうがいいと思う。
今日はこの中で、個人的に一番興味深かった、パート2の「御用メディア&文化人の罪」を取り上げてみたい。
余談
今まで何回か書いたことでもあるが、以前勤めていた出版社でも東電や電事連から毎月のように広告が入り、年何回かは原発取材などやったり、著名人などがエネルギーなどに関する対談をして、原発推進の論調を張っていた。
(私は直接かかわりはなかったが・・・)
そして、それはこの業界ではごく自然に、いや当然のことのように企画され、原発マネーをじジャブジャブ浴びて、思考停止状態が続いてきたといえる。
本来ならば、一番追及しなければならないメディアが、この体たらくでは、原発反対を叫んでこられた方々は、今までさぞ悔しい思いの連続だっただろうし、砂に水を注ぐように浸透しない原発の危険に苦々しい思いを持ち続けてこられただろうことは、今となっては想像に難くない。
3.11以降に気づかされた方も多いはずだが、私も今年の2月から、中国電力が建設を予定している上関原発の反対運動をネットやユーストで見だしてからだから、つい最近、原発に問題意識を持った程度である。
まさに今まで原発マネーにより洗脳され、牙を抜かれて、東電や原子力マフィアの御先棒を担いできたということだ。
だから、本当はこの別冊宝島で取り上げられている各誌を批判する権限は、私には一切ないが、反省と自戒もこめて可視化していこうと思う。
途中省略して、主な部分書き写しさせていただいた。
読売新聞、週刊新潮、ソトコト、月刊WiLL、潮・・・
週刊誌・新聞の「東電広告」出稿頻度ワーストランキング!
言論・オピニオン系雑誌、大手新聞の東電&電事連広告――
その出稿量を独自調査!
■ワースト1『ソトコト』はまるで東電の機関紙!?
福島第一原発の事故を起こした責任の一端は、この国のジャーナリズムにある。
言論の自由が保障されているはずなのに、各媒体は電力会社の広告という毒マンジュウ″を喰らい、原発問題の追及を控え続けてきた。
今回、そのジャーナリズムの骨抜き″の実態を明らかにするため、雑誌、新聞の広告を調べてみた。
調査方法は、雑誌については、言論・オピニオン系の媒体を中心に27誌をビックアップした。
期間は2010年3月11日付〜H年3月11日付(発売日)の1年間。
電力会社と原発推進団体の全面広告をチェックした。雑誌名は表のとおり。広告量はページ数を合計した。
新聞については、全国紙5紙(読売、朝日、毎日、日経、産経)で、期間は同様、チェック対象は電力会社と原発推進団体の全面広告とした。
●雑誌の電力系PR広告出稿ランキング (調査対象:lP以上の広告)
1位―ソトコト
2位― WiLL
3位―潮
4位―週刊新潮
5位―婦人公論
6位―プレジデント
7位―中央公論
8位― WEDGE
9位―文藝春秋
10位―Voice
10位―テーミス
12位―週刊ポスト
13位―週刊文春
14位―週刊朝日
14位―週刊現代
16位―サンデー毎日
16位―バンプキン
18位―ニューズウィーク日本版
19位―AERA
19位―SAP10
19位―選択
22位―週刊SPA!
22位―週刊プレイボーイ
22位―女性セブン
22位―女性自身
22位ー週刊女性
22位―FRIDAY
■まず、雑誌広告ワースト1位は、月刊誌『ソトコト』。
(ソトコト2011年3月号)
http://blog-imgs-46-origin.fc2.com/e/t/c/etc8/cover_201103.jpg
同誌のコンセプトは「地球と仲良くし、楽しく生きていくためのライフスタイルを探り、提案していく」ことだそうだ(同誌HPより)。
同誌では、毎月「ロハスクラブ」という連載を5ページぶち抜きで掲載していた。
ロハスとは、「地球環境保護と健康な生活を最優先し、人類と地球が共存共栄できる持続可能なライフスタイルと、それを望む人たちの愛称」で、その趣旨に賛同した企業が「ロハスクラブ」という社団法人を作り、ソトコトに連載ページを出している。
この記事の末尾には必ず東京電力のロゴが入っていた。
念のためロハスクラブに確認したところ、「当クラブ会員である東電のページです」という。つまりは東電のPR広告である。
その内容は、例えば震災直前の11年3月号では「オール電化のロハスはレストランのつくり方」と題し、東電のオール電化ショールーム「Swutcgu Station Pro.有明」を紹介している。
ほかにも10年7月号では「尾瀬と東京電力」と題し、東京電力が約4割を保有する尾瀬国立公園で「東京電力自然学校」と銘打ち、高校生たちと「ネイチャーツアー」をしたり、植林活動をしていることを紹介している。
「尾瀬の美しさは国民的財産。東京電力はそう考えて、尾瀬を守る活動に取り組んでいます」というが、国土を放射能で汚染させない方途には触れず、尾瀬の環境保護を訴えている点が、絶望を通り越して滑稽ですらある。
この連載以外にも、東京電力のオール電化の広告が多数あり、『ソトコト』の年間の広告量は75とダントツとなった。
『ソトコト』は、一旦事故が起きれば環境に最悪の影響を及ぼす原発についてはまったくふれずに、それでいて「地球に優しく」という言葉を掲げているのが片腹痛い。
■ワースト2位は、月刊誌『WiLL』。
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同誌の花田紀凱編集長は、震災時に勝俣恒久・東京電力会長と中国ツアー≠ノ同行していたという人物だけあって、『WiLL』の広告量も半端ではない。
同誌はちょうど真ん中あたりのページをカラーにしてあり、そこに電気事業連合会(電事連)のPRページをなんと5ページもほぼ毎月掲載し続けている。
例えば11年1月号では「クイズに答えると日本が明るくなる!?」と題し、「原子力発電が温暖化防止に役立つ点とは?」「地震国、火山国である日本。それでも大文夫か、という疑間の行方は?」などのQ&Aが続く。
ちなみにクイズの答えは「原子力発電はC02を排出しないため、温暖化の面からも優れた発電方式」、「火山や活断層に近い地域や隆起・浸食が予測される地域には建設されません」などと原発推進派に都合のよい理屈ばかりが並ぶ。
同誌にはこんな″お涙ちょうだい″型の広告もある。
それは「夢に向かって真っすぐに!ふるさと柏崎の電気は歌を、未来を、照らし続けます」といつ広告。
そこには森本真伊子というミュージシャンの写真と原発立地の地図入りでこうつづられている。
「『私のふるさとは新潟県の柏崎、海と山と空がきれいな街です。』東京・高田馬場の小さなライブハウス。ちょっとぎこちない自己紹介から、彼女のステージは始まった。(略)音楽の人生を夢見た高校時代、発電所の大きな送電鉄塔を見上げながら、東京につながっているんだと憧れの街に思いを馳せた。そして今、東京の夜空の下でふるさとを感じている」
こうした広告を出し続けている同誌で原発を追及する記事が絶無だったのはいうまでもない。
■ワースト3位は、月刊誌『潮』。
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創価学会系の雑誌である同誌は、毎月見開きカラーページで「明日へ手渡すもの」と題する電事連の原発PR広告を掲載。
この広告はエッセイ風なのが特徴だ。
例えば、福島第一・第二原発の広告は「三〇〇年を駆け抜ける土と人の、千不ルギー」と題し、国の伝統工芸品に指定されている福島県双葉郡浪江町の「大堀相馬焼」という青ひびの陶芸品の絵と、その説明文が続いた後、「伝統を未来に受け継いでゆく。
エネルギーもまた、次の世代へ送りとどけるべき大切な財産です。
ここ東京電力福島第一原子力発電所3号機では」……とあり、原発の位置を記した福島県の地図が載っている。
ほかにも、静岡県にある世界最長の本造歩道橋「蓬莱橋」と絡めて浜岡原発を紹介したり、「仙台七夕まつり」と絡めて宮城県の女川原発をPRしたりしている。その土地、土地の名物を原発広告のダシにしているところが、狡猾な手口と言わざるを得ない。
ちなみに公明党の機関紙『公明新聞』によると、公明党は原発に積極的な政策をとり続けている。
例えば、07年のマニフェストには原発の推進が明記されているし、10年11月に都内で開催した「原子力発電関係道県議会議長協議会」という原発立地自治体の集まりでは、同党の松あきら副代表が「安全・安心の原子力発電の推進に取り組む」と強調するなど、電力会社と見紛う主張・政策を繰り返している。
この政党にしてこの雑誌あり、といえそうだ。
・・・
■読売新聞の広告では電事連のダミー団体が暗躍
最後に、新聞をみてみよう。
●新聞の電力系PR広告出稿ランキング団査対象:全面広告)
1位―読売新聞
2位―産経新聞
3位―朝日新聞
3位―日本経済新聞
5位―毎日新聞
新聞のランキングで何といっても特筆すべきはワースト1位の『読売新聞』である。
同紙は原発広告数が11と突出しているのが特徴である。広告の中身も異様を極めている。
なんと同紙では井川陽次郎という現役論説委員が顔写真アップで大々的に原発をPR。
さらに驚くべきなのは、同紙の原発広告のうち5割の広告主になっている「フォーラム・エネルギーを考える」という団体の背景である。
これは1990年に、エネルギーについて「生活者の立場」から考えるために発足した団体で、メンバーには松田英三(読売新聞論説委員)、東嶋和子(元読売新聞記者、科学ジャーナリスト)、舛添要一(参院議員)、山谷えり子(同)、山名元(京大教授)、木場弘子(キャスター)、露木茂(フリーアナウンサー)、大山のぶ代(声優)、今井通子(登山家、医学博士)、ダニエル・カール(タレント)、ケント・ギルバート(同)、増田明美(スポーツジャーナリスト)、出光ケイ(同)、小松左京(SF作家)、小泉武夫(東京農業大学名誉教授)、堺屋太一(評論家)、吉村作治(早稲田大教授)といった面々が名を連ねている。
同団体は全国で原発推進のシンポジウムを開催している。
いったいどこが資金を出ているのか?その点を都内の西新橋の事務所に行って確認したところ「電事連からの巨額の寄付金でまかなっています。金額は言えません」。
要するに、市民団体を偽装した電事連のダミー団体なのである。
なぜそんな見え透いた真似をするのかというと、手弁当で原発反対を訴える市民たちに対抗したかったのだろう。
しかし、悲しいかな、身銭を切って原発推進に励む市民はこの世にはいないのだ。
ちなみに『読売新聞』の記者たちは、『財団法人 日本原子力文化振興財団』の広報誌『原子力文化』にも登場。
例えば震災から遡つて1年間に、橋本五郎(読売特別編集委員)や北村行孝(同紙元論説委員、科学ジャーナリスト)、石井灼(同、麻布大学名誉教授)が出ている。
同誌は他に、山折哲雄(宗教学者)、田原総一朗(ジャーナリスト)、猪木武徳(国際日本文化研究センター所長)、高山文彦(作家)、宮部みゆき(同)、石川英輔(同)、星野知子(エッセイスト)といった面々も登場している。
こうして至るところに原発マネー≠ェバラまかれ、原発問題は自主規制されてきた。
福島第一原発事故は、ジャーナリズムの痛恨の敗北である。
(※画像&リンク&色字は管理人)
月刊WiLLは、今まで、さんざん小沢一郎氏に対するネガティブキャンペーンを展開してきた。
小沢さんを取り上げれば売れるというのもあるだろうが、毎月のように批判を繰り返す異常なしつこさは常軌を逸している。
一冊まるごと小沢批判の別冊まで出していて、これもどこからか○○マネーが出ているのではないか?
また、週刊ポストが3.11以降、原発マネーを看過できないのか、東電に対する批判のトーンが弱く、特に当初は安心・安全キャンペーンを張って、デマに惑わされるな!というような論調になって政府と東電に同調していた。
逆に週刊現代は、東電に対する追及を強めていき、以前は小沢氏批判に終始していた週刊現代を買わず、ポストを買ったが、3.11以降は現代を買いポストを買わなくなった。
原発に対してどういう考え方をもっているのか、それが人や物を判断する上での大きなウエイトを占める基準となり、これからもっと色濃く反映されていくだろうと思う。
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