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福島第1原発:一度断念「冠水」再び…高線量、作業困難
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110901k0000m040124000c.html
毎日新聞 2011年8月31日 22時32分(最終更新 8月31日 23時31分)
東京電力が31日示した福島第1原発事故の廃炉処理の作業計画は、米スリーマイル島原発事故処理を参考に、格納容器を水で満たした上で、溶融した核燃料を取り出すものだ。しかし、福島第1原発では格納容器の損傷が判明したため、格納容器を水で満たす「冠水(水棺)」を断念した経緯がある。高線量下での損傷部分の特定や止水作業、崩れた燃料の取り出しなど、実現の道のりは困難だ。
東電から報告を受けたこの日の内閣府原子力委員会専門部会で、浅間一東大教授は「除染や原子炉内部の調査・補修など、さまざまな遠隔装置の導入が必要。日本は高度なロボット技術があるが、未知の領域が多く、英知を結集しなければ技術開発は難しい」と指摘。また、「高線量下の作業は、通常と比べはるかに時間がかかることを考慮すべきだ」(松村一弘日本原燃副社長)との意見もあった。
専門部会は、廃炉工程表を来年1月中旬までにまとめて公表する。岡本孝司東大教授(原子力工学)は「廃炉作業は、格納容器の漏えい部分を特定・閉塞(へいそく)し、容器を水で満たして放射線を遮蔽(しゃへい)することが必須。そのためには、原子炉建屋の汚染マップを作り、放射性物質を取り除く必要がある」と指摘する。東電は燃料取り出し時期は明らかにしていないが、岡本教授は「少なくとも10年はかかるだろう」と推測する。【足立旬子、中西拓司】
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