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放射線:砂の入れ替え広がる 基準超え、都内でも
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110830k0000e040060000c.html
毎日新聞 2011年8月30日 11時53分(最終更新 8月30日 12時09分)
東京電力福島第1原発事故の影響で、原発から200キロ以上離れた東京都内の保育園や小中学校でも、砂場の使用を中止したり砂を入れ替えるなどの動きが広がっている。砂場の放射線量に関する国の基準はないが、自治体が独自に決めた基準を超える放射線量が確認される所が出ているためだ。自治体や施設関係者らの間では、国による基準の早期策定を求める声が強まっている。
東京都葛飾区は今月3〜17日、住民の要望を受け、区内の幼稚園や小中学校、公園などにある全378カ所の砂場で空間放射線量を測定した。その結果、国際放射線防護委員会の勧告などを基に区が独自に算出した安全基準(毎時0.25マイクロシーベルト)を29カ所で上回った。
基準を超えると、1日8時間そこにいた場合の年間線量が、人工被ばく許容限度の1ミリシーベルトを上回るという。区はこれらの施設に、砂場の使用を中止するよう要請。今後、砂の表面を削ったり、砂を入れ替えるなどの安全対策に乗り出す。
砂場で毎時0.31マイクロシーベルトを記録した同区立半田保育園の今井恵子園長は「運動後の手洗いなどを改めて留意している。子供や保護者の不安を解消するためにも、(国は)明確な安全基準を早急に示してほしい」と訴える。
同様に「毎時0.25マイクロシーベルト」を独自基準にした足立区も、区内の砂場593カ所で測定したところ、35カ所で基準を超えた。砂の交換や砂場を別の場所に移すなどの工事を今月10日から始めている。
同区の担当者は「健康に影響が出る数値とは考えていないが、国の基準がない以上、区民に安心してもらうための措置だ」と話す。
一方、練馬区は幼稚園、保育園、小学校計197カ所の砂場で空間放射線量の測定を実施。区の基準(毎時0・24マイクロシーベルト)を上回る線量は確認されていないが、区環境課は「国の基準がない現状では、自治体ごとの対応にばらつきが出るので、住民の不安がなかなか解消できない」と話している。【和田浩幸、吉住遊】
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