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放射性物質:取り除くには…地道に土の表面はぐ
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110827k0000m040064000c.html
毎日新聞 2011年8月26日 20時57分(最終更新 8月26日 23時18分)
たまった放射性物質を取り除く除染について、専門家は「短時間で完了する技術や機械は開発されていない」と指摘する。土壌表面をはぎ取ったり、草を刈り取ったり、水でこすり落とすといった地道な作業を繰り返し、徐々に放射線量を低減させるのが現状だ。
政府の基本方針では、年間20ミリシーベルト以下の地域では道路や屋根、公園の遊具などは、水で洗い流す方法で除染可能だとしている。しかし、土壌や川に汚染水が染み込めば放射性物質を周囲に広げる。チェルノブイリ原発事故(86年)では、建物に付着した放射性物質を水で洗った際、洗浄水の流れ着いた先で線量が数倍に高まった。
放射性廃棄物の処分場の確保も課題だ。福島県伊達市が行った実証実験では住宅3軒の周囲の土を取り除いただけで35トンの汚染土が出た。セシウム137の半減期は30年。長期間の徹底管理が求められる。
一方、20ミリシーベルトを上回る地域は国が直接除染するとした。東京電力福島第1原発から3キロの大熊町小入野では、年間の累積線量が508・1ミリシーベルトと推計されている。除染活動を支援する日本原子力研究開発機構の担当者は「作業員の確保すら難しい」と嘆く。政府が掲げた「2年で半減」の目標を達成しても帰宅の目安とされる20ミリシーベルトにほど遠い。【久野華代、西川拓】
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