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ヨウ素剤の服用を住民にすすめた福島の自治体、わずか1。(DAYS JAPAN9月号)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65759815.html
2011年08月24日23:31 ざまあみやがれい!
2011年8月24日、文化放送「吉田照美ソコダイジナトコ」に自民党河野太郎氏が出演し、電気料金のカラクリについて説明しました。
DAYSJAPANの9月号に大変気になる特集がありました。
http://livedoor.2.blogimg.jp/amenohimoharenohimo/imgs/6/1/61ef33a2.jpg
「子どもが甲状腺がんの危険にさらされた時、自治体は何をしたか」
福島県各自治体にアンケート調査を行ない、その返答を掲載しています。
アンケートをした自治体は、田村市、飯舘村、川俣町、浪江町、葛尾村、いわき市、富岡町、大熊町、福島市、三春町、小野町、郡山市、の12自治体です。
つまり、県より細かい単位の自治体へのアンケートです。これらの自治体の上に、県があり、その上に国があるわけです。
私はどの自治体の名前もすでに知っていました。みなさんはいくつ知っていましたか? (恐らくどれも聞いたことがあるという人が大半だと思います)福島県の地名に詳しくなったきっかけが原発事故だったことが悔やまれてなりません。
さて、このアンケートの設問は、3つありました。
Q1 福島第一原発の事故に伴い、ヨウ素剤の人々への供給について
Q2 県民健康調査、ホールボディーカウンター、検査結果の伝達について
Q3 これからの対策について
読み終わって私が興味を持ったのは、やはりQ1でした。
http://livedoor.2.blogimg.jp/amenohimoharenohimo/imgs/d/5/d52b2df6.jpg
Q1 福島第一原発の事故に伴い、ヨウ素剤の人々への供給について
各自治体のアンケートへの返答の詳細についてはDAYS JAPAN9月号をお読みいただくとして、以下に記していくのは、DAYS JAPANに掲載されていた、「各自治体のアンケートへの返答」をもとに私が考えたことです。
これを読む前に、
・震災直後、各自治体が混乱を極めていたという状況
を念頭に入れて考える必要があります。なぜならば、この状況を無視してしまうと、しらずしらずのうちに各自治体の責任を感情的に追及してしまうおそれがあるからです。私は各自治体が避難民への対応でめまぐるしい毎日を過ごしていたと想像して考えていきます。
ではアンケート結果を見てみます。
ヨウ素剤を配布し、服用を勧めた ・・・ 1
ヨウ素剤を配布し、服用を自己判断にまかせた・・・ 1
服用を指示していない ・・・10
服用を勧めた自治体は、わずか1です。この自治体も「独自の判断」で服用を進めています。言い換えれば「お上の判断を仰がずに」服用を進めた、ということです。
とざっと上記のカウントだけでいうならば、自治体は原発事故に対して有効に組織的な措置を取れなかったということが出来ます。
別のカウントをしてみます。
各自治体がヨウ素剤を市民・町民に配布したかどうかをアンケート結果を読んで、カウントしてみます。
配布した・・・3
配布せず・・・5
記述なし・・・4
カウント前の私の推測は、「配布した」が「服用」の指示をしなかった自治体が多いのではないかと思っていましたが、結果は異なっていました。配布したと明記したのは12自治体のうちわずか3です。その他の自治体はグレーです。
この結果になった原因を推測すると2通りあるでしょう
・混乱を極めており配布する余裕はなかった
・配布できる状況だったが、国・県から配布の指示がなく配布しなかった
アンケートの回答には「県からの示指がなかった」という記述が目立ちます。その数をカウントしてみます。
国・県からの指示があった ・・・ 0
国・県からの指示がなかった・・・10
指示が不明瞭だった ・・・ 1
記述なし ・・・ 1
結果は一目瞭然です。各自治体は「国・県」からの指示を待っていたという状況になります。「国・県」が「配布・服用」を指示しなかったことが原因で、各自治体が服用を支持しなかったという結果がハッキリと示されています。
報道によると、子供たちの45%が甲状腺被ばくをしているといいます。今後、国・県の責任を追求する上で、DAYS JAPANのアンケートは有効な資料になるでしょう。
DAYSJAPAN9月号は、「9.11から10年 世界はどう変わったか」という特集や「福島原発に初めてジャーナリストが入った!」という特集があります。中でも編集長の広河隆一氏が執筆した「チェルノブイリの謎の雨」という短期連載は読み応えがあります。
フォトジャーナリズムという名のとおり写真がふんだんに使われています。世界中のフォトジャーナリストの手で撮影された写真です。原発問題を含め世界中の様々な悲劇を身近に感じて考えたい人にちょうどよい本です。
なにせ写真で伝えてくれるわけですから、ドーンと強いインパクトが脳に来ます。右脳にですね。世界中の悲劇を右脳に強いインパクトで教え込んでくれるわけです。こんな事実があるんだぞと。頭の片隅に入れとけよと。私は活字を好んで読無傾向があるので左脳ばかり使っている気がします。だからこの写真の右脳へのインパクトはとても有り難いのです。
わずかですが、かわいい動物の写真を掲載しているところも私は気に入っています。
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