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小出裕章「絶望してしまったらそん時が、最後の負けだと思います。せめて子どもを守る1点で私のやるべきことがあるだろう」(書き起こし)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65759536.html
2011年08月23日11:09 ざまあみやがれい!
2011年8月23日、文化放送「吉田照美 ソコダイジナトコ」のビースマイルというコーナーにて、本日2回目の小出裕章氏のインタビューが放送されました(※1週間前の取材です)。先程の続きです。
先程の放送:小出裕章「2号機3号機はまだ水蒸気爆発が起きる可能性ある。東電も否定出来ず作業員が被曝して冷やし続けている」(書き起こし)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65759532.html
内容は、福島、だけではなく日本全体の今後についてです。小出裕章氏は、食卓に放射能に汚れた食品が知らず知らずにのぼると発言しています。また絶望したときはその時が終わりだと発言し、自分が事故を止められなかった責任を取ることとして、子供たちをせめて守りたいと発言しています。
吉田照美氏の小出裕章氏への単刀直入な質問が個人的に素晴らしいと思います。やはり日本ラジオ界のベストパーソナリティーだと私は思っています。
動画 Voice_(110823)_(2-2
http://www.youtube.com/watch?v=3Mtcg1pu5TA
※初稿です。誤字は随時ないしていきます。
(書き起こし)
吉田照美「京都大学原子炉実験所助教の、え、小出裕章氏のお話の続きのご紹介をさせていただきます。放射能汚染が心配される今後の日本について伺いました」
※京都大学原子炉実験所
吉田「今後その福島のみならず、日本全体で言うとどの程度のとこまで、もう日本全域なんですかこれ。一番最悪の事態を考えたときには、もう日本自体がもう本当に危ないということになるわけですか」
小出「えー、放射能に被曝をするということは、どんなに微量でも危険なん(です)。ですから福島原子力発電所から吹き出してきた放射能は、もうすでに世界中に汚染を広げている。ですから」
吉田「はい当然ですね」
小出「はい。地球の裏側のようなところに行っても、これがあの日福島のあの原子炉から吹き出してきた、んだよということがわかるように世界中にもう広がっ ているわけです。ですから日本だって沖縄だって放射能が飛んでってるし、北海道だって飛んでってる。大阪だって飛んできている、わけですね。そういう意味 ではもう全て、これから生きる人達は福島の原子力発電所から飛んできた放射能から逃れられない、のです。ただし、もちろん濃淡が、あります、汚染の。えー 福島県内の汚染は猛烈ですし、茨城県、宮城県、えーそして千葉、うー、埼玉、ま、東京もそうですけれどもホットスポット的に、汚れているところ」
吉田「ありますね」
小出「ところというのはたくさんある、のですね。神奈川だって静岡だってお茶から、許容濃度を超える放射能が見つかるほどに汚染している、わ けです。そういうところからこれから沢山のまあ汚染したというか、高度に汚染した食べ物が、出回ってくる。そしてその、それは全て検査されるわけではない ので、えーわからないまま皆さんの食卓にのぼるということになるわけです」
吉田「なるほどねー。でも先生は、どうなんですか? 希望は正直持ってらっしゃるんですか? そこも伺いたいんですけど」
小出「いや、私は、原子力を一刻も早く廃絶したいと願いながら、原子力を廃絶させられないで、事故を、おこし、起こさせてしまった、防げなかった」
吉田「いやいやいや」
小出「ま一人の責任者でもあるので、」
吉田「そういう事をおっしゃるってのはなんか本当にお人柄だと思うんですよね。」
小出「まあとっても残念だけども、でも私は非力だった、わけですね。」
吉田「うーんいやいやいや…」
小出「ですからその私は非力……、非力な私がこれから本当に希望を持てるかというと、えー正直に言えばあんまり希望は持てなくて、です。」
吉田「うーん」
小出「ただし、絶望してしまったらそん時が、最後の負けだと思いますので、えー絶望はしたく無いし、せめてこの事故を引き起こしてしまった責任をどうやって取れるかといえば、子どもを守りたいという。そこでその1点で私のやるべきことがあるだろうと思っている」
吉田「まあ僕らも出来る限りのことは本当にねえ。もうこの年になったら、最後は少しでも人のためになんないといけないって言うふうに思うのが人間だと思うんだけど。最後まで自分のためばっかりっていう人があまりにも多すぎるのがね。」
小出「はい」
吉田「非常に残念だなあと思ってるところなんですけどね。またぜひ今後もよろしくお願い致します」
小出「こちらこそ」
吉田「今日はどうもありがとうございました」
小出「ありがとうございました」
(書き起こし、ここまで)
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