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【ヨーコの福島ルポ】原発でメシ食ってきたから逃げずに挑む!
2011.08.23
福島での取材中、行きつけとなったレストランで、近くに座った女性たちの会話を耳にした。
「福島に原発を持ってきたのは自民党だから」
相当、酒が入っていたのか、それはヒステリックな叫びに近い。私は彼女に意識を向けざるを得なくなった。
「なんで福島だけが犠牲にならないといけないのよ!」
彼女は知らなかっただろう。その店は福島を救うために志願した、関東出身の原発作業員で満席状態で、彼女の叫びに彼らが沈黙したことを。
(自民党を選んだのは私たち国民だ。だが福島に原発を誘致した議員を選出したのは誰なのか)
そんな言葉をかみ殺して、私も作業員とともに沈黙を守った。首都圏の電力のために、福島が犠牲になったのは事実であり、原発反対の声を上げたことがない自らの過去をかんがみれば、福島県民である彼女に口を挟む資格などもない。
「今まで原発でメシを食ってきた贖罪として、原発から逃げずに作業したいと思った」
これは双葉町出身の作業員の言葉だ。彼らの中に東電を批判する者もいれば、「誰も悪くない。津波のせいだったんですよ」と言う人もいる。
どれが本当の答えなのかは私にはわからないが、誰かを責めても、取り返しがつかないことは起こってしまった。それだけは明確に分かっている。
ウラン238の半減期を考えると、福島が3月11日以前の状態に戻れるのは、45億年以上先。しかし、この悲劇はだんだんと忘れ去られている。すでに一部のコンビニから東日本大震災の募金箱は撤去され、「Pray for JAPAN」(日本のために祈ろう)という言葉も聞かれなくなった。岩手や宮城が復興を成し遂げた後も、ここの悲劇は確実に続くのに…。
私たちは今、福島のために何ができるのだろう。考えることを止めてはならない。次の世代に負の遺産を残し、汚染物質をばらまいた私たちには、道義的責任があるのだから。
■ヨーコ ライター。元ストリッパー。昨年現役引退するまで、アソコから火を噴く“花電車”で親しまれ「ファイヤー・ヨーコ」の愛称で呼ばれた。鍛え抜いた膣圧を応用し、尿漏れ防止や産後のリハビリ、勃起力向上のための「おしりプルプル体操」の講師としても活動中。東日本大震災の翌日、軽自動車にありったけの物資を積み込んで福島入り。いまも現地と東京を往復しながら、原発内部や避難区域のリポートを続けている。
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