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固体識別番号がない"牛肉の闇" 内臓はリスクを覚悟した方がいい [際限なき放射能汚染 日本の食が危ない!]
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2011/8/22 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
ハンバーグなどの加工品も心配がつきまとう
「(放射能汚染が)分からないまま食べてしまったら、内部被曝(ひばく)につながる。国民の健康にかかわる問題です」
7月26日、参院農水委員会で、日本共産党の紙智子議員はこう指摘した。紙氏が問題視したのは牛の内臓の安全性。内臓がどこの農家で生産されたのかを知る手段がないことを問題視したのだ。質問を受けた篠原孝農水副大臣は「トレーサビリティーの実施状況を踏まえて検討する」と答弁した。
汚染牛の発端は福島や宮城など4県の農家が出荷した稲わらを肉牛が食べたことだった。出荷先は16県に及び、これらの県の牛肉が沖縄以外の46都道府県に流通した。
消費者が汚染牛肉の恐怖を叫ぶ中、国は個体識別番号から牛肉が汚染された稲わらを食べた牛のものなのかを確認できるシステムを導入した。
だが、内臓は対象外。つまり個体識別番号がないのだ。
農水省によると、肉牛の体重は平均で700キロ。そのうち枝肉になる部分は約400キロで、内臓は約70キロだ。内臓はレバー(肝臓)やハラミ(横隔膜)、ホルモン(腸)、コブクロ(子宮)、ミノ(胃袋)などに分かれる。焼き肉屋や居酒屋でおなじみの部位である。
なぜ個体識別番号がないのか。
「昔からの伝統でしょうか。食肉処理場で牛を解体するときに内臓は数頭分、数十頭分を集めて洗浄するため、まざってしまう。そのため個別に番号をつけられないのです」(農水省食肉鶏卵課)
かくして消費者は内臓が本当に安全なのかどうかを知ることができない。いわば「牛肉の闇」の部分なのである。
「消費者問題研究所」代表の垣田達哉氏が言う。
「個体識別番号はBSE(牛海綿状脳症)が問題化したときに導入されたもので、農水省は“精肉さえきちんとやれば大丈夫”という安易な考えなのです。しかし、消費者は不安を抱えている。なぜきちんと検査しないのか。役人にやる気がないとしか思えません」
加工品も問題だ。精肉であっても、タレをつけて焼いたり、くず肉を集めてハンバーグにしてしまったら、どこで生産された肉なのかを表示しなくていいことになっている。
ある報道によると、福島第1原発から20キロ圏内で野生化した肉牛を集めて解体、ハンバーグにして売りさばいた業者がいるという。加工品に産地表示義務がないからこそ通用する手口ともいえるだろう。
「スーパーなどで売っている弁当や総菜も問題ですが、見逃してならないのは通販の総菜の詰め合わせです。お中元やお歳暮用にテレビなどで盛んに宣伝していますが、こうした商品にセシウムに汚染された牛肉が使われていないという保証はない。テレビで見たからといって、安全だと思い込んではいけません。業者が問題のある肉を“いまのうちに売ってしまえ”と安く手放すことがあるからです。国は内臓や加工品の危険性を見て見ぬふりせず、きちんと調べてセシウムが含まれないものには『不検出』の表示をしてもらいたい。そうでないと心配で、子供に食べさせられませんよ」(垣田達哉氏)
国の怠慢がますます問題を深刻化させている。
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