16. 2011年8月23日 02:56:30: oWbillhalg
私は当初から1〜3号機すべて地震直後1〜3日以内に圧力釜はとっくにもぬけの殻で、地球めがけて燃料は逃げ出していると言ってきたが、http://www.asyura2.com/11/genpatu11/msg/363.html#c2 http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/416.html#c13 http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/416.html#c14 http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/416.html#c15 http://www.asyura2.com/11/genpatu15/msg/133.html#c14 http://www.asyura2.com/11/genpatu15/msg/133.html#c19 なかでももっとも早い1号機の燃料は、格納容器内のペデスタル(保守管理のためのコンクリ床:フラスコに少し水を入れたイメージ)に3/11午後10時頃には全量落下した。(私のメルトダウン分析過去コメントでは当初、東電発表のメルトダウン時系列分析に誤魔化され圧力釜を破ったのは12日午前3時頃としたがすぐ東電分析のインチキに気が付き午後9〜10時と訂正した。http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/416.html#c15、最近見た米国のBWR型メルトダウン実験データから再分析するとやはり午後10時頃圧力釜貫通である。東電の時系列分析がデタラメで12日午前6時格納容器へ落下などという東電発表は真っ赤なウソ)、 そして、最深部2.6mのペデスタルコンクリートを毎時5〜19cmの速度で浸食しはじめ、給水がやっと来た翌朝(12日)午前6時前にはすでに40〜150cm深さのコンクリート井戸を掘っていた。(一部はサプレッションチャンバーへ流れチャンバーを溶かした。そしてコンクリートの亀裂からの流出や燃料による蒸発で、水が減少したチャンバー階の3m弱厚の床や1.3m厚の壁のコンクリートを時間をかけて破壊しながら地球に逃げた) 落下後数十分で形成されるクラスト(外皮)で外側をガードされたドロドロに溶けた100トンの燃料は、やっと来たパラパラ降りかかる2リッター/秒程度の水などコンクリートを溶かしてる燃料下面に回らずたちまち蒸発する焼け石に水で、地球目指してペデスタルコンクリートを毎時5〜19cmの浸食速度で悠々と掘り進んだ。 溶けた金属試験体に注水しながらのコンクリート浸食実験があるが、上側のクラストがややや冷えるだけで浸食速度は低下しなかった。自然温度低下にしても実験で2時間半経ってもほとんど温度は下がらない。それらの実験は小さな容器内でかつ溶融試験体は300kg程度の少量で注水併用の場合も効果的に注水出来る条件うえ、試験体温度は2200〜2400℃で燃料融点の2760℃より低い。実験は100トンの2800℃の燃料に、狙いも定まらない雀の涙の散水事故現場とは比較にならない。 911で3ヶ月経った瓦礫に埋もれた事故現場から溶けた金属がパワーショベルですくい上げられた写真が話題になったが、福島もまったく同じ環境である。燃料はまったく衰えず延々とコンクリートを浸食している。 浸食速度から計算すれば、ペデスタルを井戸状に掘り7m下の基礎底面まで続くコンクリート塊を浸食しながら落ちていったものは、ペデスタル落下後6〜12日、サプレッションチャンバーに逃げた燃料は、ペデスタルに落下後チャンバー階の汚染水の流出・蒸発を待った後2〜5日で地球に到達する。 1号機の場合冒頭で述べたように燃料がペデスタルへ落下したのは地震当日の夜なので、3月17日〜23日までの間に燃料はすでに地球に逃げた。2,3号機も水の枯渇についてはほとんど同様な経過なので爆発の時間差から1号機から3日遅れの3月21日〜3月26日までには1〜3号機全機とも垂直に落ちていった燃料は地球に逃げた。 サプレッションチャンバーに逃げ出しやつは、溶けた状態なら浸食速度からして2〜5日で地球に逃げ出すが、再び浸食を活発化出来るレベルまで汚染水が干上がるのを待つのでそれはこれからだ。チャンバーから逃げたやつは建物中心部を垂直に逃げたやつと違い建屋外周部なので、地球に逃げ出せば地表に到達する間に蒸気が地中で冷え水になる間もなく、もろ周囲の地面から蒸気が盛大に噴き出す。 チャンバーの燃料のように建屋外周部に逃げるやつなら、おそらく蒸気や地割れだけでなく地中の燃料周辺では地下水が干上り状態になるので、水圧が減少して地盤の陥没が生じるだろう。そうなれば放射能はもっと大気に飛び出しやすくなる。 7月くらいから蒸気が目立ちはじめた本投稿記事は、共用プールなのか4号機の使用済み燃料プールが徐々に崩れ燃料棒がボロボロ水溜まりに落ちてきたのが原因かどうか判らないが、もし共用プールならチャンバーから逃げたか逃げようとしているやつと同様の原理だろう。 以上のような状況なので、現場調査は加害者東電から取り上げて、小出裕章、菊池洋一、田中三彦、後藤政志各氏と福島事故に警鐘をならしてる海外技術者たちを中心にした調査チームを直ちに立ち上げてやらないと、隠しきれなくなったときには避難も事故処理もすでに手遅れだったということになる。 |