01. 2011年8月20日 16:31:06: lIJpD0dQyg
ジャック・どんどんさん、原発全廃男です、お久しぶりです。 この内容、小出先生だけでなく、今中先生、小澤先生の話も書き起こしたものが来ました、コメント欄に書きます。 小出先生が、テレビ朝日のモーニングバードに8月18日ビデオ出演され、その模様が動画サイトに集められていました。http://ggtms.com/p/koide.html この日の内容、例により書き起こしします。 もうすぐ現政権が終わり、この政権の対応が正しかったのか、そもそも政府は放射能を甘く見ているのではないかというテーマで、まず小出先生のお話です。彼らは、こんな事故が起きるとは思っておらず、どんな対応も出来ず、何とか事故が小さくなるようにと願っていただけで、後手後手に回ったのです。3月12日の段階で原子炉爆発を小出先生想定した、しかし、政府も、専門家も分かっていたか、爆発したら3km、20kmでは済まず、福島全体の避難をなぜしなかったか、理解できない、防災は悪い想定をしてやるべきなのに、楽観的な見通しをして、対策を少なくしたいと思っていたのです。 アメリカは東京にいる9万人のアメリカ人の避難を検討したが、日米同盟を重視してやめた、しかし、日本政府は、検討したのか、被曝した人が大勢いて、避難せずに、被曝した人がたくさんいる、日本では、チェルノブイリ以後、事故は起きるかも知れないと思い、事故対策のために、SPEEDIというシステムに100億円、20年をかけたのです。SPEEDIを開発した人は徹夜で計算して対処したのに、日本政府は隠した、半月後に出して、南西、北西方向に放射能が流れて子供も含めて被曝した、それがわかるならせめて子供にヨード財を飲ませるのに、隠して、子供の被曝をさせてしまったのです。 事故の調査、SPEEDIを役に立てようと、政府は考えていなかった模様であり、この日の新聞で45%の子供の被曝が分かり、これについて、健康が目的で基準を作るのではなく、健康より別のものを優先している、それをしないと国家が崩壊する、法律なら、福島全域を放射線管理区域にして人を追い出さないといけない、放射能は目に見えず、危険であり、信じられない広大な面積を放棄しないといけない、それは日本という国家に選択できず、住民に被爆させる選択を国家は取ったと小出先生、言われました。 チェルノブイリではどうだったか、今度は小出先生の同僚、今中哲二先生のお話があり、旧ソ連は人々の避難をどうさせるか、チェルノブイリのそばのプリピャチから避難させるため、バスを1200台動員してあっという間に避難させました。30km圏内は今も立ち入り禁止で、除染を試みたものの、そんなに落ちない、広大な面積でとてもやり切れず(経済的にも物理的にも不可能)、除染していないのです。 こうなる可能性が分かっているのに、福島の人を逃がさなかった理由、この番組担当者も分からないのです。チェルノブイリでは、当時のソ連は移住希望者を移住させたのです。福島で、支援活動をしている日本大学の小澤祥司先生、ヨウ素は消えて、セシウムが汚染の主体であり、半減期が長く、これからなくならない、毎時80マイクロシーベルト/時間(年間700ミリ)もの汚染なのです。これは住める線量ではなく、除染について、ある程度市街地なら除染は有効(道路、建物、側溝を洗う)だが、取ったものをどこへ持っていくか決まっていない、水で流すと下流に汚染が起こるのです。計画的避難区域は森林に囲まれており、農地は森林に囲まれて、農地を除染しても回りからまた汚染されるのです。森林+農地全体を除染しないといけない、森林は木を切り草を抜き、腐葉土も全て取らないといけないのです。 ソ連の取った避難区域、強制避難区域は飯館村のレベルであり、義務的移住区域、移住権利区域にすると、宮城県の一部まで入るのです。番組の方は、日本政府はソ連以下であると言っています。 いつ帰れるか、小澤先生のお話は、汚染度ははっきりしており、ここは30年帰れない、ここは10年後に帰れるとして、長く帰れない人に、代替地を用意する必要があると語られました。 チェルノブイリは20〜30年経っても汚染されている、土地の買い上げではない、30年後に帰れるので、その間国が土地代を支払うことが必要とのことが、番組担当者から話されました。しかし、政府は買い上げなど検討しているか、不明なのです。これは、人権問題だと、スタジオで話されました。 これ、東京から放送されているとは思われないくらいのものでした。この番組、関西では高校野球のため放映されず、このサイトで初めて知りました。以上、お伝えいたしました。
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