http://www.asyura2.com/11/genpatu15/msg/643.html
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元経産省役人で、北電からも献金をもらい、原子力ムラと利権ズブズブの高橋はるみ北海道知事が、泊原発三号機の営業運転再開を許可した。
検査中だった原発の運転再開は、福島の事故後では初めてである。
福島であのような大事故を起こしておきながら、国としてなんら規制や安全基準を新たに設けたわけでもなく、せいぜい津波対策をした程度の「安全対策」だけでの決定である。
さすが俺たちの民主主義(キリッ
とかやってる場合ではない。なぜならこの件はなにも原子力ムラとズブズブの高橋知事の北海道だけの特殊ケースではないからである。
じつは福島の事故を「レベル7」と認定した翌日、4月13日に、経産省と文科省は原発交付金に関する規則を“こっそり”変えていたのだ。詳細は引用記事にまかせるが、要点だけをかいつまんで説明すると
「今後、新たな原発を受け入れた自治体への交付金を増額」
「これまでは原発があるだけで交付金を貰えたが、今後は『発電しなければ』交付しない」
官僚集団は、こんな小賢しい改正を、福島の原発事故で日本中が恐怖と闘っていたあの事故直後に話し合っていたのである。
さすが俺たちのエリート官僚(キリッ
とかやっている場合ではない。今後は発電しなければ交付金が貰えなくなるだから、ほかの自治体でも北海道の動きに追随することになるだろう。
こんなに大きな政府の決定をろくに伝えない大手メディアは、腐っているとしか言いようがない。
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原子力関係予算を握る経済産業省と文部科学省が福島第一原発事故の一カ月後、原発の立地自治体などに交付金を支給する規則を全面改正し、新増設時の交付額を増やす一方、既設の原発では発電実績に応じて交付額を決める方式に変更していたことが分かった。事故収束に向けた見通しが立たず、原因究明もままならない時期に、新増設や運転を後押しする改正をしていたことになる。
改正したのは「電源立地地域対策交付金」の交付規則。四月十三日に改正され、海江田万里経産相と高木義明文科相の連名で、同日付の官報に告示した。経産省原子力安全・保安院が福島第一原発事故の国際評価尺度を、旧ソ連チェルノブイリ原発事故と同じレベル7に引き上げた翌日のことだった。
改正規則では、原発を新設したり増設したりする際の交付金の単価を増額。発電能力(出力)百三十五万キロワットの原発を新設する場合だと、運転開始までの十年間に立地自治体へ支給する額は、四百四十九億円から四百八十一億円に三十二億円上積みした。
一方、既設の原発では、発電実績を重視する仕組みに変わった。
立地外の都道府県に電力を供給した際に交付する「電力移出県等交付金相当部分」は、たとえ発電量がゼロでも、原発の規模に応じた交付金が支払われてきた。二年間の経過措置はあるものの、今後は発電量だけが基準になる。
運転開始の翌年から運転終了まで長期間にわたり支給する「長期発展対策交付金相当部分」や、使用済み核燃料再処理工場などの地元に交付する「核燃料サイクル施設交付金相当部分」も、発電量や稼働実績を重視して交付する。
新増設に反対する市民団体からは実績主義への変更によって運転を停止すると交付金が減るため、地元自治体が停止を求めにくくなると指摘が出ている。
資源エネルギー庁は今回の規則改正を記者発表せず、官報に告示しただけだった。説明用の冊子も二〇〇四年二月に規則を制定した際には、表紙に「大改正後の新たな交付金制度」と記し、「新たに地域活性化事業が交付対象事業に追加」などと、これまでの制度との違いが分かるようになっていた。だが、今回は新制度の内容しかなく、どこを変更したのか前の冊子と比べないと分からない。
同庁電源地域整備室は「昨年六月にエネルギー基本計画が閣議決定され、これに基づき改正したが、地元からの要望もあった」と説明。官報の告示時期には「特段大きな意味はない」としている。
<エネルギー基本計画> 2002年に制定されたエネルギー政策基本法に基づき、エネルギーの需給に関する長期的、総合的な施策を進めるために政府が策定する。昨年6月に菅直人内閣が閣議決定した基本計画では、原子力について「安全の確保を大前提として、国民の理解と信頼を得つつ、新増設の推進、設備利用率の向上」などを図るとしている。30年までに14基以上の新増設を行う目標を掲げている。
(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011081790070009.html
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