http://www.asyura2.com/11/genpatu15/msg/631.html
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福島第一原発の事故について3月20日以降の炉心「再溶融」に際して、大量の放射性物質が放出された可能性を専門家が示唆していたが、「原子力村」の総本山ともいえる日本原子力学会も、あらためて関東や静岡、あるいは岩手などの遠隔地で検出された放射性物質はその際のものと分析、指摘した。
これによって放射性物質による汚染実態を全国的に、厳密に調査していく必要性がいっそう高まった。
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【原発】遠方の汚染は3月20日以降の放出が原因か(11/08/16)【テレビ朝日】
http://youtu.be/v3QLQhmqW-k
福島第一原発の事故の影響で拡散した放射性物質は、原発から遠く離れた静岡県の茶葉や岩手県の稲わらからも検出されました。これは、事故から10日ほどたった3月20日以降の放出が原因である可能性が日本原子力学会の分析で分かりました。
福島第一原発からの放射性物質の拡散は、事故から2週間ほどの期間に放出されたものが原因とされています。日本原子力学会のシミュレーションによりますと、3月20日夕方から21日未明にかけて宮城県北部から岩手県南部に汚染が広がり、21日朝から22日午前にかけて南関東や静岡でも影響が出たという結果が出ました。
名古屋大学・山澤弘実教授:「20日すぎ程度まで、比較的放出が大きかったのでは。影響としても、比較的大きく出てしまった」
20日ごろの原子炉の状態については、別の専門家も炉心が再溶融して大量の放射性物質が放出された可能性を指摘していて、東京電力も改めて調査を行う方針を示しています。
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【関連記事】
http://www.asahi.com/national/update/0807/TKY201108070330.html
2011年8月8日3時2分
震災10日後、2度目の溶融か 福島3号機、専門家指摘(朝日新聞)
炉心溶融を起こした東京電力福島第一原発3号機で、東日本大震災から10日後、冷えて固まっていた炉心の大部分が「再溶融」したとする説を専門家がまとめ、来月、日本原子力学会で発表する。東電は原子炉圧力容器底部の温度が低下した状態(冷温停止)を事故収束の目標としているが、炉心の大半が溶けて格納容器に落下しているなら、収束に向けた工程表に影響する可能性もある。
3号機は、炉内への注水が始まった3月13日午前9時25分まで約6時間以上空だきになり、14日午前11時ごろには原子炉建屋で大規模な水素爆発が発生。炉心が溶融し、圧力容器の底に落ちたと考えられている。
東電の公表データによると、3号機炉内への1日あたりの注水量はその後、20日までは300トン以上を保っていた。燃料は冷えて固まったとみられる。
ところが、注入できた量は21〜23日に約24トン、24日は約69トンに激減した。圧力容器の圧力が高まり、水が入りにくくなった可能性がある。
旧日本原子力研究所で米スリーマイル島原発事故などの解析を手がけた元研究主幹の田辺文也さんによると、この量は炉内の核燃料の発熱(崩壊熱)を除去するのに必要な水量の11〜32%しかない。1日もあれば全体が再び溶ける高温に達する計算になるという。
田辺さんは、大規模な「再溶融」によって高温になった核燃料から大量の放射性物質が放出され、大半が圧力容器の底から格納容器まで落ちたと推測する。
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