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恐るべし、原発ムラの巻き返し――泊原発の営業運転開始
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2011-08-17 05:22:48 生き生き箕面通信983
おはようございます。民主党の代表選で取りざたされる候補者はいずれも「脱原発」を明確にしてはいません。国のエネルギー政策の根幹についても、あいまいなまま首相になろうという輩(やから)ばかりです。
生き生き箕面通信983(110817)をお届けします。
・恐るべし、原発ムラの巻き返し――泊原発の営業運転開始
北海道の高橋はるみ知事は本日8月17日、北海道電力泊原発3号機の営業運転開始を容認する方針を正式に表明します。定期検査中の原発が営業運転を再開するのは全国で初めて。電力業界にしてみれば、「してやったり。ついに突破口は開かれた」と”祝杯”ものです。
世界をみると、ドイツが「脱原発」を国の方針とすることを世界に明らかにし、イタリアでも国民投票の結果、圧倒的多数で「原発ノー」を打ち出しました。
ところが、原発事故を起こした日本では、まだ福島原発の事故原因をきちんと検証する作業を終えないうちに、しかも菅首相が打ち出した原発のストレステストも終えていない段階で、原発立地の地元が原発運転を認めるというのです。なぜ、そんなに急ぐのでしょうか。
北海道大学大学院の教授ら50人が、「無条件での営業運転開始は容認できない」と緊急声明を出した直後ですが、それもあっさり無視しての「原発ゴー」です。そのかげには、北海道電力の高橋知事への強烈な働き掛けがあったことが容易に推測できます。
北電は知事に対し、「容認していただければ次の選挙でも協力させていただきます」という”魚心あれば水心”のあうんの空気を感じさせたもののようです。北電の北海道経済に対する影響力は絶大です。北電を敵に回して、北海道の知事は務まらないほどの影響力があるということです。
今朝の新聞報道によると、枝野官房長官が菅首相を説得し、営業運転を再開させるように動いたそうです。電力業界はあげて官邸にも影響力を行使し、とくに枝野官房長官を狙って抱き込みました。「脱原発」の菅首相を説得できるのは、枝野氏しかおらず、枝野氏もいずれかの時期には総裁選に打って出る下心がありますから、いまから日本最大のロビー団体と手を結ぶことにしたといえます。
次は九州電力の玄海原発の運転再開であり、関西電力の大飯原発の運転開始です。原発ムラの巻き返しは着々と橋頭保を築きつつあります。
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