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俳優山本太郎(36)が15日朝、インドネシアのジャカルタから帰国後、その足で午後に北海道寿都郡黒松内(くろまつない)町役場をアポなしで電撃訪問した。自身のツイッターで、若見雅明町長との面会が目的だとつぶやき30分間会談した後、近隣の蘭越町、ニセコ町を相次いで訪問し町長、副町長と会談。その後、3号機が調整運転中の北海道電力泊原発がある泊村に入り、目前となった3号機の営業運転再開に対しツイッターで痛烈に批判した。
山本は7月末にロケのためパプアニューギニア経由でジャカルタに入り、14日夜に空港で会った海江田万里経済産業相に、原発の再稼働をやめるよう訴えた。約11時間後の15日午前に成田空港に帰国し「さて国内移動♪」と明かした移動先は、なんと北海道だった。午後3時に「黒松内町役場へアポ無し訪問。原子力からのうまみが一銭も入らぬこの町は原発から32km。町長さん、いらっしゃるのか!?」とつぶやいた。
同町役場職員によると、山本は名前も名乗らず「町長さんと面談したいです」と要求し、所用で役場にいた町長と30分程度話して帰ったという。山本は同6時50分に「黒松内町長、副町長、話をよく聞いて下さった。フットワーク軽く、道議の方にも連絡」と道議会議員に働きかけたことを示唆。その後蘭越町の宮谷内留雄町長と面会し、「沢山の資料を見せて下さった。『人間として逃げずに向き合う時に来ている』と町長」と会談内容を公表した。
さらにニセコ町役場を訪問し、周辺自治体の寄り合いにも顔を出した。「聞いた話に驚いた。今まで反対してきた首長が、ある会合の多数決で推進に寝返ったと。もちろん交付金をもらってる4町村以外の者がである。甘い汁を吸い続けたい者は必死に買収を試みたり、脅したり、とにかく、元気いっぱいの様です(笑い)」と“暴露”した。
山本が半日程度で移動したとみられる距離は、ジャカルタから成田まで約5811キロ、成田空港から新千歳空港まで約822キロ、新千歳空港から黒松内町まで約160キロ、黒松内町から蘭越町、ニセコ町を経て泊村まで約60キロの、合計6853キロ。無謀ともいえる“弾丸ツアー”の背景には、経産省原子力安全・保安院が安全上問題ないと判断し、泊原発3号機の営業運転再開が迫っていることへの危機感があるようだ。
原発10キロ圏内4町村が交付金に加え、道や北海道電力から原発関連情報の提供を受ける一方、約30キロしか離れていない黒松内町、蘭越町、ニセコ町は情報の提供すらなく強い不満を訴えている。山本は「暮らし、未来をめちゃ苦茶に破壊、毎日気前良く、半永久的に続く毒を撒き散らし、収束させる術さえ持ち合わせぬ原発事故から何を学んだのだろう? もっと本気で怒らなきゃ、声にしなきゃ終わるな。地震の活動期にノンビリしすぎ! 、と泊で反省なう」と訴えた。
◆泊原発の現状 泊原発3号機は1月から定期検査を行い、3月7日に調整運転に入り4月上旬に検査終了、営業運転へと移行するはずだった。ただ3月11日に東日本大震災が発生し、最終検査をしないまま約5カ月も調整運転を続けてきた。北海道の高橋知事は、原子力安全・保安院が9日に北海道電力に対し最終検査を受けるよう指導したことに対し、地方軽視だと反発した。ただ10日の最終検査終了後、原子力安全・保安院が内閣府原子力安全委員会に結果を報告したことを評価し、営業運転再開に前向きな姿勢に転じている。
[2011年8月16日8時37分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20110816-820883.html
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