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(転載開始)
◆<セシウム汚染>コメ検査30都府県で 「自主」西日本でも
毎日新聞 8月14日(日)2時30分配信
東京電力福島第1原発事故を受け、新米の放射性セシウム汚染調査を実施する自治体が計30都府県に上ることが、毎日新聞の調べで分かった。農林水産省は東日本の17都県を調査対象としているが、汚染牛問題で消費者の「牛肉離れ」が進んだことなどから、安全性をアピールしたい産地の危機感が浮かぶ。
農水省は青森から静岡の17都県に対し、「土壌のセシウム濃度が1キロあたり1000ベクレル以上」か「空間放射線量率が毎時0.1マイクロシーベルト超」の地点で、収穫の前後2回、玄米を調べるよう求めている。
収穫前の予備調査で玄米1キロあたり200ベクレルを超えるセシウムが検出された場合、その地域は重点調査区域に指定され、収穫後の本調査で15ヘクタールごとに細かく調べられる。もし500ベクレルを超えれば、その地域のコメの出荷は禁止される。
自主調査の動きは北陸や近畿、中国・四国地方まで拡大し、13日現在13府県が実施を決めている。調査地点は、本調査で少なくとも3500カ所、予備調査も900カ所前後に上る。本調査は福島が最も多く、宮城、茨城が続く。秋田、山形、宮城、新潟、栃木、茨城、埼玉、千葉、長野の9県は農水省が定めた地点にこだわらず、稲作を行う全市町村で実施する。
宮城県は34市町村で、農水省が求めた地点の倍近い約400カ所を対象に9月上旬をめどに本調査を実施する。国の「基準」より手厚い調査に踏み切る理由について、県担当者は「コメ主産県として安全安心を確認する義務がある」と説明する。
国と県が12日に県南部で開いた説明会では、農家や自治体職員から「検査済み地域のコメには安全だという証明書を出すべきだ」などの要望が続出した。農水省は本調査で暫定規制値(1キロあたり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された場合、旧市町村単位での出荷制限を指示、その地域の今秋のコメは全量廃棄処分される。七ケ宿町の職員は「農家の被害を減らすため、出荷停止範囲を集落単位に狭めてほしい」と訴える。
一方、西日本の府県は地点を絞りながらも「消費者の不安を取り除く」(福井県)ため実施するところが多い。予備調査は9月上旬、本調査は同中旬にピークを迎えるが、機器が足りない自治体もある。検査が滞り出荷が遅れれば、コメの品質や価格が下落し、農家に経済的な影響が及ぶ恐れもある。【井上英介、浅野翔太郎】 (転載終了)
スーパー等では既に昨秋に収穫された「2010年度(平成22年度)産米」の”買占め”がはじまっているようである。理由は勿論、今秋から店頭にズラリと並ぶであろう「セシウム汚染米」を恐れてのものであろう。一部マスゴミ報道では、相も変わらずこの手の消費者の行動を「風評被害」として、生産者の声・悲鳴を喧伝しているが、3月の福島原発事故以降の政府・マスゴミによる情報隠蔽の数々を考えれば、至極当然の行動であろう。
それに生産者には申し訳ないが、これは「風評被害」などではなく、立派な「実害」である。政府・マスゴミはその怒りの矛先を消費者に向けるように画策し、偏向報道しているのである。即ち、消費者に怒りの矛先を向けるのは間違いであり、そもそも論として、今回、この「実害」をもたらした東電や政府にその怒りの矛先を向けるのが筋である。
つい先日、大文字の送り火に用いる汚染松を巡って、京都・大文字保存会叩き報道がなされていたが、これなどは政府・マスゴミによる”矛先すり替え”のその最たる例であろう。その新聞・テレビでは、ここ連日、”猛暑ネタ”をトップニュースとして報道しているが、毎日毎日子どもが水遊びをする光景をバックに、各地の最高気温と熱中症の搬送者数・死亡者数を繰り返して、言われずとも体感している「暑さ」をさらに蒸し返して、「国民総思考停止」にでもしたいのであろう。
そして締めくくりは、”最重要スポンサー”たる電力会社の「電気予報」である。しかし、暑さも一段落する頃には、恐らく上記記事にて危惧されている「新米の放射性セシウム汚染問題」の話題で持ちきりとなることであろう。ここからは個人的な想像(妄想)であるが、ここで繰り広げられるのは、「セシウム汚染濃厚な東日本を中心とするコメ主産県と、安全圏にある西日本を中心とするコメ主産県の”対立の構図”」であろう。
前者は政府・官僚ら”国家権力”によるバックアップの下、如何に”産地偽装”的行為にて汚染米を”安全”なコメに混ぜ合わせて消費者に売りつけるかを画策することであろう。「いくら何でもそんな馬鹿なことがある訳がない」そんなご意見もあるであろう。
しかし、現に福島産の原乳はその産地を完全に消されて、他府県産のものと混ぜ合わされて、「安全な牛乳」として全国に流通しているのが実態である。即ち、我々国民の食卓に並んでいる牛乳は、一見安全な「○○産」と表示されていようが、その中身には福島県産の原乳が混入されている可能性が高いということである。
想像するに生産農家や海産業者に対する賠償を回避するべく、政府・東電らによる国家ぐるみでの詐欺的な「産地偽装」はその他多くの食材でも横行していることであろう。特に産地表示が不要な外食産業においてその傾向は顕著であり、我々が外食にて口にする食材ほどその可能性は高いであろう。
”国家権力”は、不景気により疲弊している外食産業に対して、通常よりも大幅に安価な卸値にてフクシマ周辺の汚染食材を卸すことを”確信犯”的に黙認しているのである。そして今秋収穫されるコメについて、これと同様のことが全国的に頻発することであろう。国家の一番の財産たる「国民」の健康・生命を危険に晒す今の日本は一体どこに向かっているのであろうか?民(たみ)なくして、果たして国家は存続し得るのであろうか?
「選民思想」に汚染された”国家権力”に与する者が、大きく道を誤っているとしか思えないと強く感じる次第である。
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/193584fa2e8f3c96ab7c1fe37d0940ba
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