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放射性物質:水田の土壌汚染は5センチ程度 東京大研究
写真http://mainichi.jp/select/today/news/20110813k0000m040103000c.html
2011年8月12日 21時0分 更新:8月12日 22時5分 毎日新聞
東京電力福島第1原発事故で放出された放射性物質による農地や農産物の汚染状況を調べると、耕していない水田土壌では放射性セシウムの96%が地表から5センチまでの浅い場所にとどまっていたとの研究結果を、東京大が12日発表した。チームは「まだ耕していない土なら表面の5センチまでをそっと取り去るのが最も良い除染方法だ」としている。
福島県農業総合センターとの共同研究。原発から約60キロ離れた福島県郡山市の、水を張っていない水田で5月24日、土の深さ15センチまでのセシウム濃度分布を調査。汚染の88%は3センチまでの浅い場所に集中し、5センチまでで96%とほとんどを占めた。雨の影響で2カ月間に平均1.7センチしみこんだとみられる。
10〜15センチの深さに含まれるセシウムは土1キロ当たり100ベクレル超で、事故の影響はみられるが比較的低かった。ただ深さ15センチまで土を耕すと、表層にある高濃度のセシウムが混ざり、平均で同4000ベクレル程に跳ね上がった。
また5月15、26日に郡山市で小麦の葉や穂を調べると、事故当時に広げていた葉でセシウム濃度が高く、事故後に広げた葉では低いことが分かった。穂の濃度は最も低く、葉の最大濃度の1000分の1のレベルだった。
チームはこれ以外に、原発から約130キロ離れた茨城県笠間市の乳牛の乳から、餌が原因とみられるわずかな放射性物質を検出。約230キロ離れた西東京市のジャガイモとキャベツの葉からも微量のセシウムを検出するなど農業への影響を広く調べた。
研究結果は日本アイソトープ協会の専門誌に掲載された。
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