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敦賀原発の直下断層動く恐れ 原電「影響を再検討」
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011081290085007.html
2011年8月12日 08時50分 中日新聞
敦賀半島近辺の主な活断層
http://www.chunichi.co.jp/s/article/images/2011081299085007.jpg
福井県敦賀市の日本原子力発電(原電)敦賀原発で、原子炉の真下に延びた「破砕帯」と呼ばれる断層が活断層「浦底(うらそこ)断層」の影響で動く可能性のあることが分かった。破砕帯はこれまで「活動性はない」とされ、原発の耐震設計で考慮されなかったが、東日本大震災で同種の断層が動いたことが判明。原電側は「原子炉への影響を再検討し、8月中に見解を出す」と話している。
原電が2006年の耐震設計審査指針改定時などに実施した地質調査によると、敦賀原発の敷地内には4千年以内に動いたとされる浦底断層が縦断。さらに岩盤が押しつぶされた軟弱な複数の破砕帯が、1号機と2号機の原子炉の直下にも通っている。
浦底断層について、原電は「断層が動いて地震が起きても、耐震設計をした施設は耐えられる」との見解を示してきた。また、原子炉下の破砕帯は、水平方向に地盤が引っ張られてずれた「正断層」型で、それ自体では「動かない」とされてきた。陸地での地震は通常、地盤が双方から押される「逆断層」や、「横ずれ断層」によるものがほとんどと考えられてきた。
しかし福島県で4月11日、東日本大震災に誘発され、正断層が動いたことが確認された。原発の耐震性などを検討する経済産業省の審議会委員を務める宇根寛・国土地理院関東地方測量部長は、本紙に「正断層は動かないとの通説が崩れた」と指摘。「浦底断層が動けば、敦賀原発の正断層型の破砕帯も連動して動く可能性がある」と警鐘を鳴らす。
高速増殖原型炉「もんじゅ」(敦賀市)でも近くに活断層「白木(しらき)−丹生(にゅう)断層」があり、原子炉下には正断層型の破砕帯が確認されている。全国の原発周辺の活断層に詳しい渡辺満久東洋大教授(変動地形学)は「地盤ごと傾けば原子炉をどんなに頑丈にしても壊れる。正断層型だから考慮しないのは間違っており、見直すべきだ」と話している。
原電の広報担当者は「現状では正断層は活動しないと考えている。ただ、正断層が動いたとの事例も踏まえ、国の指示をもとに再検討している」と話している。
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