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ホットスポット調査で浮かんだ気になる疑問を専門家に直撃!
http://gendai.net/articles/view/syakai/131918
2011年8月5日 掲載 日刊ゲンダイ
放射能 数値高止まりの理由、除染の基準、犬の散歩は大丈夫か…
日刊ゲンダイ本紙でも調査を続けている放射線量の高い「ホットスポット」。密集地域は明らかになってきたが、該当地域の人はどうすればいいのか。調査を通じて浮かんできた素朴な疑問を専門家に聞いた。
説明してくれたのは、群馬県立県民健康科学大学診療放射線学部の倉石政彦准教授。
<ホットスポットはなぜ数カ月も高止まりしているのか>
「福島原発の事故で放出された放射性核種は、雨が降り、また空気より重いので地面に落ち、いまは土に固着している状態です。草に残ったものも、よほどの強風が吹かないと飛んでいかない。洪水など起こらない限り、放射性物質は動かないでしょう。都内のホットスポットのようにビル街であれば、強い雨が降れば流れるかもしれないですが、流山(千葉)など自然のあるようなところは動きにくいと思います」
<いつまで続くのか>
「セシウムなどのガンマ線から出ている核種はなかなか減りません。初期に放出されたヨウ素131は減ったと考えられますが、今残っているのは主に半減期が2年のセシウム134、半減期が30年のセシウム137。来年の今ごろは、134が7割に減るくらい。137はほとんど変わらないです。土を入れ替えたり、特別な処置をしないとかなり長い期間続くことになるでしょう」
<除染はどの程度からすべきか?>
「子どもがいる家庭では、年間1ミリシーベルト、外部被曝(ひばく)で毎時0.7マイクロシーベルトを超えるところ。幼稚園くらいの子であれば、毎時0.5〜0.6マイクロシーべルト以上なら対策を考えたほうがいいでしょう。最低限、高めのところに近づかない、マスク、手洗い、うがいなどをしてください」
<個人や地域レベルでできることは?>
「草刈りや、側溝をキレイにすることは効果があります」
<犬の散歩は大丈夫か>
「放射性核種は草にくっ付きやすい。犬は草でじゃれて遊ぶのが好きですが、福島のような高い地域でなければ被曝はそこまで心配いりません。ただ、犬の毛にくっつき家に持ち込むことはあるので、外出した後は、大人が犬の毛のブラッシングなどをしてあげてください」
<家庭菜園はしていい?>
「安全な土を入れ替えるといいでしょう。その際、葉っぱについている放射性物質を洗い流します。食べるときはよく洗ってください」
今のままでは長く付き合わざるを得ないだけに、状況にあった対策が必要だ。
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