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放射線 正しく怖がるために (上)千葉のコメ検査結果を全国が注視 土壌からどのくらい移る? (MSN産経) 
http://www.asyura2.com/11/genpatu15/msg/347.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 8 月 07 日 08:58:40: igsppGRN/E9PQ
 

【放射線 正しく怖がるために】(上)千葉のコメ検査結果を全国が注視 土壌からどのくらい移る?
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110807/dst11080702510003-n1.htm
2011.8.7 02:48  産経新聞

 たわわに実り頭を垂れる稲穂を、水田を渡る風が揺らす。例年ならば早稲(わせ)品種の収穫に沸く8月4日、千葉県多古町では生産者らが心配そうに見守るなか、県職員らによる刈り取りが始まった。収穫前の放射性セシウムの予備検査に使う。

 この水田で稲を育ててきた大木茂秀さん(61)は「目に見えない放射能への不安と、待っている消費者に米を届けたいという気持ちとの間で葛藤(かっとう)する毎日だ」と心境を明かす。

 千葉県は東日本で最も早く収穫される早生種の産地の1つだ。

 その検査結果を、全国の農業関係者がかたずをのんで見守っている。「検査結果と土壌の放射性物質の濃度を照らし合わせれば、検査前にある程度の推測ができる」(栃木県)「収穫の早いところで国の基準値超えが出れば影響は大きい。心配している」(茨城県)

 特に多古町は4月にホウレンソウの放射性ヨウ素が基準値を超え、出荷停止となった地域だ。千葉県幹部は「県内で最も放射性物質が飛んだとみられる地域のコメが安全なら、消費者にほかの地域も安心と思われる。いち早くここで大丈夫となれば意味は大きい」と期待を寄せる。

                   ■   ■

 日本人の主食で、日本の農業の柱ともいえるコメ。東京電力福島第1原発の事故で漏れた放射性物質から基盤の食を守ろうと、農林水産省は早くから対策に取り組んできた。

 まず、田植えも始まらない4月に土壌からコメ(玄米)に放射性セシウムが吸収される割合「移行係数」を0・1と設定した。植える前に収穫物の放射性物質の濃度を推測するためだ。その係数で、コメを国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)以下にするには土壌の基準値を同5千ベクレルと算出し、4月22日の段階で土壌が基準値を超える福島県の一部地域に作付けの禁止を指示した。

 設定に当たり、農水省は昭和34年から蓄積された国内の約570件のデータなどを分析し、係数の平均値を0・012と算出した。だが、データに幅があるため、より高めの0・1を採用した。

 さらに収穫の時期を迎える今月4日、多古町で始まった収穫前の予備検査と、収穫後の本検査の2段階で検査することを決めた。

                   ■    ■

 「対策は十分」と自信をみせる農水省だが、想定外の稲わらから肉牛に放射性セシウムが拡大してしまうなど、食品汚染に対する消費者の不安は根強い。仮に基準値を超えたコメを食べてしまった場合、どの程度、健康に影響するのか。

 京都医療科学大の遠藤啓吾学長(放射線医学)は「暫定基準値の500ベクレルの玄米を精米したものを365日食べ続けても、年間の被曝(ひばく)量は0・3ミリシーベルト程度にしかならない。人間は通常、食品に含まれる天然の放射性物質、カリウム40で年間0・2ミリシーベルト弱被曝しており、健康に影響が出る値ではない」と話す。

 また、放射線医学総合研究所の内田滋夫センター長(放射生態学)は「セシウムの蓄積は、玄米の部分では葉の2分の1から4分の1ほどになる。また、玄米のぬか部分に多く蓄積する傾向があるため、精米して白米にすると4、5割に減少する」と指摘する。

 「セシウムには土に吸着する性質があるため、土壌からコメにはあまり移行しない」とみる専門家も多い。

 ただ、半減期が約30年と長いセシウム対策には長期的な視野が必要になる。放射性物質に詳しい学習院大の村松康行教授は「セシウムがどの程度コメに移行するかなどの研究データも検査と並行してとり、今後の対策に生かすべきだ」と指摘している。

                   ◇

 国の基準値を超える放射性セシウムが検出された牛肉の流通が発覚し、食品への懸念が広がっている。収穫の秋を前に、コメも検査対象になった。食卓を支えるコメ、牛肉、水産物…。事故から5カ月、「食の安全」はどうなっているのか。現状と健康に与える影響をリポートする。

 

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コメント
 
01. 2011年8月07日 09:42:55: czgXAEQpzY
”正しく”などと言える”権威”がこの日本のどこに存在するのかね。

02. 2011年8月07日 09:55:03: dnQsja2e0c
>土壌からどのくらい移る?
田植え前の土壌を測っていない。それで、どの位移ったか判る?
どうせ、またイカサマ検査でしょう。

03. 2011年8月07日 10:05:30: dnQsja2e0c
>千葉県におけるCs-137測定結果   単位(Bq/kg)
精米 全試料数 38 検出数 0 非検出数 38
http://bit.ly/nhjiKz

>東京都におけるCs-137測定結果   単位(Bq/kg)
精米 最小値  0.015  平均値 0.13  最大値 0.45
全試料数 54 検出数 31 非検出数 23
http://bit.ly/qJuhSe


04. 2011年8月07日 11:12:09: Xy70caAgMm
お魚とセシュウムについてもお勉強しておきましょう

  お魚にセシュウムは殆ど濃縮しません
http://www.jfa.maff.go.jp/j/kakou/Q_A/pdf/110331_2suisan.pdf


05. 潜艦トマト 2011年8月07日 13:09:40: yqV0JYBcORkm6 : F7ZUuA8t27
勝川俊雄(三重大学 生物資源学部 准教授) 公式サイト
水産物の放射能汚染から身を守るために、消費者が知っておくべきこと
http://katukawa.com/?page_id=4304

>IAEAのレポートに、様々な水生生物の濃縮係数の一覧表があります(リンク)。海洋の生態系汚染の主役の放射性セシウムの濃縮係数は以下の通りです。たとえば、植物プランクトンの濃縮係数は20ですから、海水中のセシウムが10Bq/Lなら、植物プランクトンの体内はその20倍の200Bq/Kgに汚染されます。植物プランクトンから、海産ほ乳類まで、食物段階が上がるほど高くなる傾向があります。イカ・タコは、食物段階のわりに、放射性セシウムを蓄積しづらいようです。

イカタコ      9
植物プランクトン 20
動物プランクトン 40
藻類 50
エビカニ 50
貝類 60
魚 100
イルカ 300
海獣(トド) 400

IAEA のレポート http://www-pub.iaea.org/MTCD/publications/PDF/TRS422_web.pdf
食物連鎖を通じた放射性セシウムの移動(捕食者への時間遅れの汚染蓄積)

チェルノブイリ事故で汚染されたキエフの貯水湖では、餌となる小型魚(上)のセシウムの値は事故の後すぐに上がったのですが、捕食魚(下)のセシウムの値は翌年になって跳ね上がりました。食物連鎖を通じて、上位捕食者に時間遅れで放射性物質が伝わったのです。Chernobyl’s Legacy: Health, Environmental and Socio-Economic Impacts


06. 2011年8月07日 13:21:50: dnQsja2e0c
>>04
hMSQ53G7t6 じゃないよね。ちょっとだけよ。お勉強しましょう。
8月2日から4日までの調査された種類、80%から放射性セシウム検出。
>各都道府県等における水産物放射性物質調査結果(時系列版)
暫定規制値(魚介類、海草)放射性セシウム:500ベクレル/kg
http://www.jfa.maff.go.jp/j/kakou/Q_A/pdf/110804_kekka_jp.pdf


07. 2011年8月07日 22:41:48: h6cbKB908I
03さん、の情報が測定の信憑性の重要性を物語る。

千葉県の米の測定を、公正な機関が行うか否か、が測定の大前提だ。
”否”であれば、測定値は無意味だ。


08. 2011年8月07日 23:15:32: br1tnubUos
>>04

魚の体内でのセシウムの蓄積に関する水産庁のアナウンスについては、最初の時点の、単なる「蓄積しない」から、次々に修正されて、「だいぶ印象が変わっていった」という、海洋学者(専門は水産資源学)の方のブログ記事があります。

勝川俊雄 公式サイト「水産物についてのご質問と回答」の変遷
http://katukawa.com/?p=4715
>一番上の文章と、一番下の文章では、印象がだいぶん違う。現在の記述が、科学的に妥当。

04さんがリンクされたのは、(上記ブログにもありますが)「水産生物における放射性物質について(5月11日修正)(PDF:2,260KB)」とリンクは異なりますが、同じもののようです。
(1)http://www.jfa.maff.go.jp/j/kakou/Q_A/index.html
しかし、現在では8月4日更新で以下のページが出ています。
(上記ブログに載った資料では、更新日は6月3日となっていますが、以下の内容については同じです)
「水産物についてのご質問と回答(放射性物質調査)〜8月4日更新〜」
(2)http://www.jfa.maff.go.jp/j/kakou/Q_A/index.html

>Q.海水や食物連鎖によって魚の体内で放射性物質が濃縮、蓄積しませんか

>A カリウム等の他のミネラルと同様に、海水中や餌中に含まれる放射性セシウムは魚の体内に取り込まれ、その後徐々に排出されていきます。
これまでの研究によると、海産魚の放射性セシウムの濃度は、周囲の海水中の放射性物質の濃度の5〜100倍に濃縮(食物連鎖による影響を含む)することが報告されており、海水中の放射性物質の濃度が上がれば高くなり、逆に、下がれば徐々に排出されて50日程度で半分程度に減少することが分かっています。

>このため、水産物中に含まれる放射性物質の調査に加えて、海水中の放射性物質の濃度のモニタリングが重要です。

つまり、「蓄積されない」こと自体は間違っていはいないが、周囲の海水の濃度が下がらない限りは、濃縮された魚体内の濃度は下がらない、ということみたいです。(確かによく読むと(1)の資料でも、「魚中の放射能濃度は海水中濃度に依存する。」としっかり書かれてあるのですが、「海水中の濃度が下がった場合にのみ、それなりの時間をかけて、徐々に排出されていく」ということがよくわかりません)

ちなみに(1)へのリンクは、(2)のページ内にあります。
上記、勝川先生のブログのコメント欄にもありますが、同じページに過去資料のリンクがあるのは誤解のもとですね。


09. 2011年8月09日 22:53:52: czgXAEQpzY
そもそもセシウムだけを調べても危険が回避されるわけではない。

測定困難なストロンチウムも大量に放出された可能性が高いし、実質減らない半減期数万年の猛毒、プルトニウムは恐ろしくて報道もできない。

一度原発周辺で検出されたが、今は政府もマスコミも完全に口をつぐんでいる。減るはずはないのだからまだあるだろう。それこそ「正しく」怖がってもらいたい。


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