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http://mainichi.jp/area/chiba/news/20110805ddlk12010221000c.html
任期満了に伴う柏市議選は7日の投開票に向けて、激しい選挙戦が続いている。市内は東京電力福島第1原発事故の影響で放射線量が比較的高く、積極的な放射線対策を掲げる候補がいる一方で、選挙活動でほとんど触れない候補も。必ずしも争点になっていない状況だが、3日までの期日前投票は4割以上増えている。【早川健人】
「放射能から子どもたちを守ります。○○です」−−。定数36に現職30、新人14、元職7の計51人が立候補し、市内を選挙カーが行き交う。選挙カーから放射線対策と候補者名を並べて連呼する陣営もある。
対策を求めて6月に1万人以上の署名を市に提出した「柏の子どもたちを放射能汚染から守る会」は告示前の7月末、候補者全員に対し、子どもの年間被ばく線量やこれまでの市の取り組み、原発についての考え方などについて、公開質問をしてインターネットに回答を掲載(http://kashiwamoms.wordpress.com./)した。
しかし、回答した候補は31人(現職13、新人11、元職7)で約6割にとどまった。代表の主婦、大作ゆきさん(33)は「関心のある人とない人に分かれ残念。有権者は判断材料にしてほしい」と話す。
一方、回答しなかったある現職は毎日新聞の取材に「騒いでいるのは若い母親たちだけ。自分の支持層とは重ならない」。別の現職は「忙しかった」と理由を話した。
3日まで3日間の期日前投票は1万330人で、前回同期の7227人に比べ増えたが、市選管は「制度が浸透したのか、関心が高いのかは分からない」と話す。4年前の投票率は43・24%で、ベテラン候補も「財政再建など他にも課題はある。盛り上がっているとは感じない」と語る。
毎日新聞 2011年8月5日 地方版
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