http://www.asyura2.com/11/genpatu15/msg/276.html
Tweet |
核技術の真実:現・東電経営陣が小出裕章氏の本を読んでいれば福島原発破局事故はなかった
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/25891099.html
2011/8/4(木) 午後 5:05 新ベンチャー革命2011年8月4日 No.413
1.小出氏の悪い予感があまりもズバリ当たり過ぎている
3.11東電福島原発事故後、ネットで一躍有名になった小出裕章・京大原子炉実験所助教が当該原発事故の直前の2010年12月に出版した『隠される原子力 核の真実』(創史社)には、まるで3月の原発事故を予言するかのように、原発事故の真実がわかりやすく書かれています。
同氏は、1986年のチェルノブイリ原発事故を研究しており、同様の事故が日本の原発にも起こり得ることを確信していたことが、その著作からよくわかります。
同氏の抱いた長年の悪い予感がズバリ当たっています。小出氏には失礼ですが、同氏の本著は3.11事件がなければ、世の中から注目されることもなく本屋の片隅で眠っていたことでしょう、それが、今回の3.11事件で俄然、世間から注目されるようになって時の人となりました。
2.原発事故の真実は小出氏など反原発派のいうとおりであった
3.11事件前まで、日本の原発の話題はことごとく、原発推進派に主導されてきて、筆者も含め、原発に対する国民のイメージは原発推進派のプロパガンダに支配されてきました。それは、今回の破局事故を引き起こした東電経営陣も同様でした。要は当事者が原発の真実を知らなかったというお粗末さです。
小出氏など一部の反原発派の警告は、圧倒的な勢力を誇った原発推進派のプロパガンダによって、完全にもみ消されてきたわけです。
3.東電柏崎刈羽原発が新潟中越地震に耐えたことが、福島破局事故につながった
2007年、東電柏崎刈羽の最新鋭原発が新潟中越地震(M6.8の直下型地震)に襲われましたが、破局事故に至りませんでした。
この地震で当該原発は耐震強度設計値の2倍から3倍の地震外力に耐えたのですが、そのことが、原発推進派の日本メーカー製原発への信頼を高めたのは事実です。そして、地震国日本の原発の耐震力は世界一とうぬぼれた可能性があります。そのうぬぼれというか、自信過剰さが、純日本製でない老朽原発(東電福島第一原発の1号機から4号機)の危険性をすっかり忘れさせてしまったのです。
現・東電経営陣は柏崎・刈羽原発の被災で苦い目に遭ったにもかかわらず、これよりひどい地震が来るかもしれないとはもう考えたくなかったのです。
そして、現・東電経営陣は自社原発に関して、福島老朽機の廃炉・更新に目を向けず、ひたすら柏崎刈羽原発の運転再開と青森県の東通原発の新設に注力していたわけです、そして彼らは運命の2011年3月11日を迎えたわけです。
4.原発推進派の隠された真実
上記、小出氏の著作の傑出した点、それは、戦後の原発推進派は、核技術がいかに危険な技術体系であるかを知りつつも、なぜ、核技術開発に血道を挙げてきたのか、という国民の素朴な疑問に答えている点です。
同氏はズバリ、それは“日本国家の核兵器技術の保有”にあると示唆しています。ところが、戦後日本の原発推進派は国民にその真実をひたすら隠してきたわけです。
その真実を隠したいあまり、日本の原発推進派は国民に大嘘をついてきたのです、すなわち(1)原発は安全である、(2)原発は発電コストがもっとも安い、(3)原発燃料はリサイクルできるので、資源のない日本に向いている、という大嘘です。
ところで、筆者は日本の電力業界の依頼で、90年代の米国電力規制緩和の調査を10年間行ってきましたが、その際、米国原発の実情に関する情報も手に入れていました。それによれば、米国では、(1)電力業界も米国民も原発は危険であると認識している、そして、(2)原発は発電コストが安いが、安全コストが高いので、結局、ペイしない、というのが国家的コンセンサスになっていました。日本とは真逆だったので、意外でした。
今、上記、小出氏の著作を読むと、原発の本家・米国の国家コンセンサスの方が正解だったことがよくわかります。ということは、日本の原発推進派は国民にウソをついてきたということです。
5.日本の核技術開発の真の目的は原発ではなく核兵器技術の保有だった
小出氏の著作から、原発推進派の黒幕は、日本に潜む、隠れ核武装派ではないかということは容易に想像できます。彼らにとって、原発の技術開発は口実であって、実は、日本国家が核兵器技術を保有することであるのは明らかです。
日本の隠れ核武装派(=地下式原発推進派)については本ブログにてすでに取り上げています(注1、注2)。
現在の隠れ核武装派の中核は、安倍晋三・元総理が会長をしている創生「日本」だとみなせますが、そのルーツは、安倍氏の祖父・岸信介・元総理だと思われます。岸信介は米国戦争屋の諜報・謀略部隊CIAのエージェントだった(注3)わけですが、実は対米面従腹背の政治家であったという見方もあります。
岸首相およびその弟・佐藤栄作・元首相(非核三原則でノーベル平和賞受賞)(注4)は、米戦争屋CIAの監視をかいくぐって、表向き、非核三原則を守りつつ密かに核武装を進めるための苦肉の策、それが、国家主導の原発技術開発(核燃サイクル、高速増殖炉による核兵器用プルトニウム生産技術の開発含む)だったのです。
岸の孫・安倍氏は、祖父が隠れ核武装派であることを知っているはずです、だから、今、創生「日本」の会長を務めているのです。
なお、上記、米国戦争屋およびそのロボット・悪徳ペンタゴン日本人の定義は、本ブログのNo.225http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/20079420.htmlの注記をご覧ください。
6.福島原発破局事故を招いた東電経営陣は原発の隠された真実を知らなかったようだ
かつての東電経営陣は、上記、日本国家にとっての原発の隠された真実を暗黙知として共有しており、日本の隠れ核武装派とその暗黙知を共有して阿吽の呼吸にて、国家戦略としての原発推進を実行してきたはずです。
ところが、現在の東電経営陣には、先輩の東電経営陣のもっていた暗黙知が共有されていなかったと思われます、なぜなら、もし現在の東電経営陣が“東電の原発推進イコール日本国家の核武装技術の獲得”という原発の真実を、正しく暗黙知として共有していたなら、彼らの原発観が他の火力発電と同じということはあり得ず、自社原発に対する、米戦争屋の監視あるいは米戦争屋謀略部隊の仕掛けるテロを警戒していたはずで、今回の福島原発事故ほどのお粗末はあり得なかったはずです。
そういえば、2001年に誕生した米戦争屋の傀儡・小泉政権時代は、岸・佐藤時代の巧みな対米面従腹背政権ではなく、悪徳ペンタゴンそのものの対米隷属政権時代でした(注5)。そして現・東電経営陣はこの小泉時代に東電にて経営陣入りしています。狡猾な米戦争屋は、小泉時代に、東電内に潜んでいた“東電の原発推進イコール日本国家の核武装技術の獲得”という伝承的暗黙知を何らかの方法で遮断した可能性があります。その謀略が奏功して、彼らの期待通り、2011年3月11日、遂に東電は地獄に落とされたとみなせます。
現・東電経営陣は、人工地震くさい新潟中越地震で被災した2007年の柏崎刈羽原発事故の際、謀略の匂いを嗅ぎつけるべきでした、もし、このとき現・東電経営陣が疑惑をもったなら、今回の福島地獄は未然に防げたはずです、ほんとうに悔やまれます。
蛇足ですが、筆者は2008年、拙著にて、そのことをすでに警告していました(注6)。
注1:本ブログNo.370『日本の核武装推進派が遂に正体暴露:米国戦争屋と全面対決覚悟か』2011年5月22日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/24642185.html
注2:本ブログNo.371『地下式原発推進一派は悪徳ペンタゴンからの総攻撃に備えよ!』2011年5月23日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/24659657.html
注3:本ブログNo.2『CIAの育てた戦後日本の闇が崩壊する?』2009年8月8日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/90518.html
注4:本ブログNo.88『日米外交の秘密暴露:極東米軍大リストラの前触れか』2010年3月10日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/10346222.html
注5:本ブログNo.321『東電福島第一原発危機の遠因は小泉・竹中政権時代に仕込まれた?』2011年3月22日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/23500555.html
注6:拙著[2008]『情報と技術を管理され続ける日本』ビジネス社、“日本の核開発に対する米国覇権主義者の戦略”、p65
ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm
テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.elmstadt.com/news/techventure.html
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素15掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。