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20110802 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
きのう10シーベルトという、とんでもなく高い放射線量が測定された福島第一原発、気になる事態が続いています。京都大学の小出先生にきょうも聞きます。
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http://d.hatena.ne.jp/pinsuke/20110802/1312290363
2011-08-02
小出裕章・たね蒔きジャーナル8月2日
小出裕章・京都大学原子炉実験所助教による福島原発事故の解説
毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」(月〜金曜)
2日放送分(75回)書き起こしをメールより転載させていただきます
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原発関係のニュース、1,2号機の間で10シーベルト/時間があり、近くの場所でもやはり10シーベルト(ガンマーカメラによる)を確認しました。10シーベルト受けたら全員死亡です。配管の間が10シーベルト以上なのです。ベント時に出た放射能が原因と東電は言っています。1号機の建屋2階で5シーベルト/時間を計測、これは5シーベルトまでしか計れない計器によるもので、もっと上かも知れないのです。なぜ、10シーベルト計れるものを使わなかったのでしょうか?
経産省保安院のやらせ、5年前の四国電力での依頼をした課長が、電力会社への働きかけを認めています。15人中10人のサクラなのです。議論を活発にするため人を集めたのですが、前年、玄海原発シンポジウムで反対派の糾弾があり、その対策なのです(世論誘導ではない)。こういうことは「いつものこと」、常態化していたのです。経産省は第3者委員会で調査です。
そして、小出先生のお話、昨日からの10シーベルトの情報、1、2号機の排気塔での検出でしたが、これを聞いて、「恐ろしい」と思われたのです。今日は別の場所でも10シーベルトを越えており、1万ミリシーベルト、線量計の針が振り切れています。この10シーベルト、必ず死ぬ被曝量であり、2週間以内に死ぬ(1時間いたら確実に死ぬ)というとんでもない値なのです。
今日、もう一箇所、高さ10mで10シーベルトを越えており、小出先生、写真を見ていないのですが、昨日の10シーベルトの近くであり、1,2号機の排気塔の配管付近での高さ10m、塔そのものであり、ガンマーカメラの測定であり、昨日は、プール内の核燃料の破片が外へ出ている可能性と言われましたが、10mだと、「それなら燃料の破片の可能性はない」、昨日はどの場所かと分からず、地表に何か落ちていると思ったが、排気塔のダクトに汚染物体があり、ベント時に出た核燃料生成物がダクトに流れて、そこにたまったと思われるのです。つまり、排気塔の中にたまっている状態なのです(限られた情報での話)。
東電は3月12日のベントの時のものと言っており、大量の放射性物質が出て、ものすごい放射線を出しているのです。つまり、3月12日からものすごい放射線量であり、片付けて分かったのです。
作業員が長い棒の先に線量計をつけて(3m)測定、手に持ってやったらアウトであり、これなら被曝は少なくなります。が、ここに近寄ってはいけないのです。バリアを張り、作業員は入ってはだめ、しかし、事故収束には、この強烈な放射線を出す物体を片付けないといけないのです。
これで、作業に支障になり、建物の外、中にも強烈なものがあり、強烈な放射線源を相手に工程表を守れると東電が言っているのは無理です。
そして、ダクトにあるのは気体ではなく、液体でもなく、半ば固体である、見えるものであり、近づいたら死ぬので見られないのです。泥のようなもの(融けたウランの燃料が、ベントにより一気に噴出してきた)ものであり、塵上のものが、排気塔から出られずにいる模様とのことなのです。これを取り除かないと放射線源は止まらないのです。今は排出していないのですが、これの一部が自然に気化して出る危険性はあります。
こういう猛烈なものが他にもある可能性があります。
屋内でも、5シーベルト測定されており、そんなところに怖くて近づけない、そんなところにまず行かれないのです。これのメカニズムは、分からないのです。
敷地の外に漏れ出る可能性は、閉じ込め機能は格納容器で、これが壊れて閉じ込め機能はないので、今ある場所から出るのを防ぐ手段はない、じっとしているのを祈るしかないのです。が、これが高温になり気化して膨大な放射能が出る危険性はないと言うのが小出先生の見解でした。
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