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国産牛肉はすべて危ないのか 菅政権の安全情報のウソマコト
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2011/8/2 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
松阪牛でも検査が決まった放射能汚染牛に関する正確な情報
セシウム汚染牛問題が拡大の一途だ。福島、宮城両県に続き、1日には岩手県の肉牛も出荷停止となった。政府は栃木県も出荷停止とする方針を固めた。この間、汚染疑いの牛肉は沖縄県以外の46都道府県に流通していたというから、国民の多くが、知らないうちに食べてしまっている可能性が高い。
汚染エリアも広がっている。国内有数のブランド肉「松阪牛」の産地である三重県でも、県内で肥育された肉牛の全頭検査を実施する方針だ。三重では先月21日、宮城県産の汚染稲わらを与えた松阪牛が津市内の精肉店に出荷されていたことが判明している。
「簡単に全頭検査と言いますが、放射性セシウムの検査機器が圧倒的に足りない。三重県では年間1万4000頭が処理されますが、1日に検査できるのは十数頭。全頭検査は物理的に不可能。そのため簡易測定器による検査を行い、250ベク
レルを超えたら精密検査するとしていますが、これでもどこまで対処できるか」(経済ジャーナリスト)
問題は検査体制の不備だけではない。国が定めている食品衛生法の暫定規制値(例えば放射性セシウム=肉、魚、野菜類など500ベク
レル)が緩過ぎるのではないかという指摘が専門家から出ているのだ。
科学ジャーナリストの渡辺雄二氏がこう言う。
「いまの暫定規制値は原子力安全委員会の指標を適用したものです。あくまで暫定であり、500ベクレル以下なら本当に大丈夫と言い切れるのか。チェルノブイリ原発のあるウクライナでは、肉、パン、野菜、ミルクなど事細かに分類されていて、肉の規制値(放射性セシウム)は200ベクレル。つまり日本は2・5倍も甘いのです」
さらに、見落とせないのは今はセシウム汚染だけがクローズアップされているが、ウクライナではストロンチウムも規制値が定められている。4月12日、文科省は福島県内の土壌、雑草から微量の放射性ストロンチウムが検出された、と発表した。牛や豚の体内に取り込まれている可能性は皆無ではない。こちらの検査も必要だろう。エサだって同じだ。
「そもそも今回の汚染牛問題が拡大したのは、農水省がエサの稲わらの保管実態、流通実態を知らなかったからです。今後は、汚染疑いのある牛の検査とともに、エサの汚染を徹底的に防ぐ対策を講じなければ意味がありません」(渡辺氏)
菅政権は原発事故発生以降、あらゆる被害の実態、汚染の実態、安全情報を国民にきちんと伝えず、隠蔽してきた。対応も後手後手だ。今も、何をどう隠しているか分かったものではない。
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