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(Fukushima parents fear for children's health: AFP - YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=bVhbtOOVeGE
福島の親たちは子供の健康に強い不安を抱いている
投稿者:AFP
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2011年7月28日、AFPにより発表。
直ちに危険を及ぼす放射能レベルではないと、日本の当局が保証しても、福島近辺に住む親たちは子供を公開クリニックのボランティア医師に診せようとする。長さ2分11秒。
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(室内で遊ぶ子供たち。外では大人たちが線量計測をしている。)
福島県の多くの親は、もはや子供の外遊びを許さなくなった。損壊した原発から離れた区域でも、高レベルの放射線が検出され、一部の親は子供の健康を極度に心配している。
(イトウ・チエコ氏−2児の母親−の話。)
私の子供たちは相当被曝していると確信している。しかし、そのためにどのような影響があり得るのか、私にはわからない。下の子が、時々下痢をするようになった。それは放射線のせいかもしれないと思う。だから、医師に診てもらうために、ここに来た。
(母親が子供を抱えて、診察室に入る。)
どのような疑念でも明らかにしたいと、心配した親たちは、ボランティアの医師が開設した公開クリニックに訪れる。医師は、将来の研究のために、症状の記録を始めた。
(ニシヤ・マサシ氏−婦人科医・ヒビキノモリクリニック院長−の話。)
調査を行えば、数年後には、放射線が福島県に及ぼした影響の評価が可能になる。ただ、影響があったと判明しても、私たちは「お気の毒に」としか言えない。
(父親・母親・父親に抱かれて眠る子供。その後、福島市街。続いて、線量計測の様子。さらに、東大病院の構内。)
放射線の影響についての不確実感が増すにつれて、一部の親は、家に残るべきか、荷物をまとめて県を離れるべきかのジレンマに陥っている。
ボランティアのモニターに予想外の放射線が表示されると、人々の恐怖はじわりと大きくなる。
政府の基準に従えば、当地の放射線レベルは年間被曝上限値の10分の1しかなく、ガンを発病するリスクは極めて小さい。
そのため、現在のレベルはあまりに小さく、大人や子供の健康に直ちに危険を及ぼすことはないと主張する人々もいる。
(ナカガワ・ケイイチ氏−東大病院放射線科教授−の話。)
世界のどこでも、風邪を引いたり、熱を出したり、嘔吐や下痢をする子供はいる。福島県で見られるこういった症状は、放射線が原因ではない。これは疑いないことだ。
(クリニックの仕事風景。ただし、ナレーションはナカガワ氏の見解。)
そうではなく、ストレスや不安が、子供・親たち双方の一般的な健康な暮らしに対するリスク要因だ。
(再び、ナカガワ氏)
被曝リスクを軽減するために、できる限りのことをしなければならないのは当然だ。ただ、日本人も、通常どおりのライフスタイルを守り続けなければならない。
(野原での線量計測。最後に、屋内で遊ぶ子供。)
低線量放射線被曝の因果関係について、科学的な合意形成はいまだ成されていない。したがって、今のところは、汚染の除去と正確な情報開示が、親の心配と子供に対する最良の治療方法のようだ。
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(投稿者より)
このレポートはAFPが配信し、フランス24でも流されていました。投稿動画はYouTubeのものですが、Dailymotionでも見ることができます。インタビューの部分は、記事の原文を日本語に直しましたので、必ずしも発言された方の言葉どおりではありません。誤訳があるかもしれません。ご容赦下さい。
「ボランティア」の医師が「公開」クリニックを開く。「ボランティア」が線量を計測して回る。こういった事象を、行政が機能していない表れと捉えるべきでしょうか。NPOなどが行政を時には監視し、時には補完しながら、共に事態を前に進めるというスタイルが日本に根付きつつある、と捉えるべきでしょうか。私にはわかりません。
ただ、事は人の命に関わることです。東北地方は、かつては飢饉などの度ごとに、我慢に我慢を重ねた民衆が一揆などの形で暴発した土地です。福島の方々が、いつまでも黙っているとは思えません。
「福島県で見られるこういった症状は、放射線が原因ではない。これは疑いないことだ。」(These in Fukushima Prefecture are not caused by radiation. There's no doubt about it.)と答えた東大の医師の、確信に満ちた誠実そうなまなざしが、心に引っかかっています。
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