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低レベル放射能の脅威『ペトカウ効果』について
低レベル放射能の脅威について書かれた本が発売されました。
原題は『The Petkau Effect』、
著者はラルフ・グロイブとアーネスト・スターングラスです。
邦訳は肥田舜太郎と竹野内真理の両氏による『人間と環境への低レベル放射能の脅威』
〜福島原発放射能汚染を考えるために〜という副題がついています。
上記の邦題の訳書より『ペトカウ効果』について抜粋します。
10 ペトカウ効果
(1)新たな次元の放射線リスク
1972年にマニトバにあるカナダ原子力公社のホワイトシェル研究所で、
科学者アブラハム・ペトカウは、まったくの偶然からノーベル賞に値するとも言える発見をした。
(注 著者はノーベル賞を賞賛の言葉として用いているので実態を説明しておきます。
ノーベル賞の実態は人類の貢献からはかけ離れています。ペトカウが受賞しない訳もここにあります。
『アルフレッド・ノーベル社』は、第二次対戦中イギリスに『ICI』を設立し、
二つの産業を使い分けてドイツと連合国軍に火薬を売りつけていた過去があります。
ノルウエーはドイツに、フィンランドはソ連に占領されましたが、ロスチャイルドたちが住むスエーデンは中立を維持し得ていました。ノーベル産業がイギリスとフランスの両陣営のみならず、ドイツ・ソ連の陣営にも火薬と兵器を提供していたからです。
スイスも永世中立国を宣言した国ですが、第二次大戦中ロックフェラーのスタンダード石油・ニュージャージーは、スイスを通してナチスの船に連合国の燃料を提供し続けていたというカラクリがあります。このことを問われたデーヴィッド・ロックフェラー二世は「総支配人のファリッシュがやっていることをこの私が知るわけがない」と逃げました。中立国のスイスの依頼だからとルーズベルト政権の司法省も認めました。ルーズベルト大統領がユダヤ王ロスチャイルドのエージェントだったからです。
ファリッシュがロックフェラーから資金を与えられて設立したハンブル石油会社は、英王室とも共稼ぎに励んでいました。両者はナチスがロンドンに爆撃する飛行機のガソリン1ガロン毎に特許使用料をナチスから徴収していたのです。エリザベス女王が戦後アメリカを訪問した際、唯一民間の家に宿泊したのがファリッシュ家です。
第二次世界大戦は英、米、独、ソの首脳全員がユダヤ王ロスチャイルドの要請に従って八百長をしていたもので、儲かるので1943年には終わる予定を、ノルマンデイ上陸作戦を遅らせて1945年まで延長しました。この延長期間はヴィクター・ロスチャイ
ルドが要請した原爆の開発・製造の歩調とも合っています。
わが国は地震が多く国土も狭いにもかかわらず原発が林立しています。その筋書きもヴィクター・ロスチャイルドによるものです。ノーベル平和賞は今日でもそのロスチャイルド一族とノーベル家が決定しています。『20世紀のファウスト』鬼塚英昭著より)
生きている細胞の細胞膜に似たリン脂質の人工膜に水中で放射線を当てたところ、放射線照射を長時間続けると、X線フィルムに対するような瞬間的な短時間照射の時よりもはるかに低い放射線の吸収で、細胞膜が破れることを発見した。(中略)
損傷を受けていない細胞膜は健康な生命には不可欠である。(中略)実験を何回くり返しても、ペトカウは同じ結論に到達した。照射時間を長く引き延ばせば延ばすのど、細胞膜の破壊に必要な総線量は低くなった。このことは、少量で慢性地益は放射線照射は、高線量の短時間照射よりもその影響がより大きいことを示している。
この革新的な新しい発見は、細胞核の中での遺伝的影響とはまったく相反するものだった。細胞核における研究の中では、全線量を短時間に受けた場合と、長時間をかけ受けた場合とでは、その影響にほとんど違いはなかった。もしあるとしても、一般的には、長期にわたる被曝の場合に盈虚は少なくなっていた。
言い換えれば、シーベルト当たりの影響は、非常に低い線量から非常に高い線量まで、線量の範囲すべてにおいて一定であると信じられてきた。
細胞核の中では遺伝子情報を運ぶDNAが、放射線の衝突により直接損傷を受けることが長い間知られてきた。細胞膜の場合は、ペトカウが発見したように、まったく違った間接的に損傷を与える仕組みが作用するのである。
(2)なぜ、低線量の方が高線量よりリスクが大きいのか
酸素が溶け込んだ細胞液の中で、放射線量は酸素分子に衝突して毒性の強い、不安定な酸素を作る作用をする。活性酸素・フリーラジカルと呼ばれるこの酸素は細胞膜に引き寄せられ、細胞膜を次々に酸化する連鎖反応を引き起こし、細胞膜を弱らせ破壊さえする。
このように細胞膜は細胞核の場合と違って、受ける被害は放射線の直接の結果ではなく、放射線の作り出す活性酸素・フリーラジカルによって間接的に起こされる。
@低線量で、長時間あるいは長期にわたる放射線量の深刻な影響
細胞の原形質内にあるフリーラジカルの数は、少なければ少ないほど損傷を起こす効率は高くなる。これはフリーラジカルが多いと衝突し合ってお互いを非活性化し、普通の酸素分子に戻ってしまうからである。一定の空間に放射線によって作られるフリーラジカルが少ないほど(低線量であれば少なくなる)、上述の普通の酸素分子に戻る再結合をせずに、ゴールである細胞膜に到達する機会が多くなる。
A高線量で短命な放射線による、より軽微な障害
逆に組織内の一定の空間に、放射線のつくるフリーラジカルが多ければ多いほど、そして、一度により高い線量であるほど、細胞膜に到達して膜を破壊する前により早く再結合が起こり、非活性化されて無害になってしまう。
Bしかし、さらに異なる影響がある。
細胞膜は細胞原形質の中に電場を作り、毒性の高いフリーラジカルのような、マイナスに荷電した分子をふきつける。コンピューターの計算では、フリーラジカルの濃度が高いほど電場からの牽引力は弱まる。従って、活性酸素の濃度が高いと、低い時よりもフリーラジカルは細胞膜の壁に到達し難くなる。
このように細胞核と違って、細胞膜の場合、高密度の電離放射線による損傷は、単位当たりの吸収線量毎により少なくなる。つまり、短時間の医療用X線などの方が、長期間慢性的な被曝を起こす低線量の環境放射線や死の灰、原発からの放出物よりも損傷が少ないのである。
スターングラスは1974年に、これらのことに気づいた最初の学者である。自ら放射線生物学の研究を調査収集し、分析したことは評価に値するだろう。彼の結論は、生物学におけるペトカウ効果のメカニズムを示している。
1980年のBEIRVは、スターングラスとペトカウ効果について初めて言及せざるを得なかった最初の文献だった。興味深いことに、ICRPもUNSCEARも、いまだにペトカウには言及しない。
ペトカウ効果及びスターングラスによると、死の灰や原発から放出される放射性物質からの微量で長期にわたる被曝線量は、高線量における何千回もの動物実験で経験された被害より、100倍も1000倍も危険であることが指摘されている。
(3)細胞核への損傷は考慮、細胞膜への損傷は無視
当初、放射線は医線的障害だけを引き起こすと信じられていた。というのは、遺伝的物質は細胞核の中にあって、細胞の一部に確実に固定されているからだ。(中略)2、3の実験では、遺伝的障害を与える放射線の影響が低下するのは、低線量時であるとされた。つまり、長時間かけて被曝した方が、損傷がすくなくなるというものだった。これについては、低線量放射線が局部的に長時間与えられた場合、細胞核の中で遺伝物質を修復する機会が増え、再生が起こり得るという説明がされていた。
後に放射線起因のガンが放射線の主要な影響であると認めねばならなくなった時、損傷は主に細胞核の中で起こるらしいと再び考えられた。今でもガンの原因の正確な仕組みが分ってないにもかかわらずである。ここでも遺伝的障害に対するのと同様、高線量から低線量までの推定直線は安全側にあると考えられた。
この時、科学者たちの保守的な慣習からくる自己満足的な発言が多く見られた。つまり、放射線の危険性は過大に評価されている、という発言である。母親の子宮内で]線照射を受けた胎児のガンへの危険性についてさえ、直線関係が正しいとされた。(中略)
(8)細胞膜の損傷と健康
(中略)このように、低線量の放射線は、最終的には以前に予想もされなかった損傷を引き起こしてしまう。これにはインフルエンザ、肺炎などの感染症、その他加齢による病気、すなわち肺気腫、心臓病、甲状腺疾患、糖尿病などが含まれる。発達中の胎児の脳への障害は特に深刻で、明らかに精神障害に結びつく。
尚、本書によるとICRPは個人の臓器における最大許容量を引き上げるため、放射線防護法の新しい体制、いわゆる荷重係数の導入をして、完全に信用を失墜しているそうです。前議長であり放射線防護の父として知られたカール・モーガン自らが、最大許容線量が大幅に引き上げられるように使われているとして、この新体制を批判しています。
最後にペトカウ効果の被害を現実に受けているある若者のために書かせてください。
これは本来カルト版に投稿すべきものかもしれません。しかし敢えて書かせてもらいます。その若者は副島国家戦略研究所と称するカルト詐欺シンクタンクの会員で、現在福島の被災地で低線量による内部被曝の被害を現在進行形で受けています。
私は被害を阻止すべくカルト版で副島隆彦と弟子たちによる若者への犯罪を告発してきました。しかし副島の右腕と知られる中田安彦は阿修羅で自作自演の保身術の妙技を披露することはあっても、私の告発に対しては「妄想を根拠に煽動している」「カルトなど相手にする気はない」と嘲笑しました。
考えた末、若者が開放されるのはまず第一にカルトの洗脳を解かねばならないことは承知の上で、彼が受けている低線量による深刻な被曝被害を告発するために原発版に出張してまいりました。もとより副島隆彦と弟子たちは福島原発事故の直後から安全宣言のプロパガンダを喧伝し、山下教授に絶大な支持を表明してきた犯罪集団でもあります。
彼らは山下教授が広瀬氏と明石氏に刑事告訴されるや、隠蔽工作を始めるようになりました。学問道場の広報で「ICRPの主張には根拠がない、安全・危険には関わらない」と中田安彦がシラを切り、教祖の副島隆彦は毎月寄稿している月間ザ・フナイでまたぞろジェイ・ロクフェラーのヨイショを再開しています。
今回の刑事告訴が起きるまで彼らはICRPが勧告したと称して、安全基準を年間100ミリシーベルトまで引き上げることを要請し、微量の放射能などはガブガブ食べてなれろ、母親も子どもを連れて被災地に帰ってこい、と主張してきました。このプロパガンダに洗脳された会員が安全宣言の主旨をファイルして被災者に配布したり、阿修羅原発版に安全説を貼り付けてアラシていたのはつい先日のことです。
それもそのはず、安全宣言プロパガンダの三文芝居の書割小屋『福島復興活動本部』が6月に事務所開きされ、現地には100ミリシーベルト安全説を信じる若者が常駐させられているからです。今も安全宣言のプロパガンダ活動は現在進行形なのです。
『復興活動』の実態は、生贄の若者を一人見つけてきて放置しておく犯罪です。副島隆彦と弟子たちは危険を知っているので、滅多に近寄りません。彼らの最初の犠牲者である若者は、半月足らずでその欺瞞に気づいて遁走したようです。
しかし後釜に据えられてた第二の犠牲者はウブを絵に描いたような若者で、彼が書く日誌には朝晩のおかずのこと、味付けなしの野菜炒めを作って冷蔵していたむのを心配したり、猫と遊んだり、いたいけな子どもの作文にも似た日常が綴られています。すでに日誌が開始されてから一ヶ月半近く経っています。
安全宣言ウロパガンダの犯罪が現在進行形である現物証拠は他にもあります。最新刊『ケンカ対談』では、対談相手の武田邦彦氏に対して、副島隆彦が山下教授とICRPの見解を根拠にさかんに言い掛かりをつけています。この最新商品は学問道場のホームページのど真ん中に掲載され販売されているので、いわば最新の学問道場の公式見解と言えます。しかし同時に広報でICRPには根拠がないと言う。
副島隆彦と中田安彦たちは犯罪の隠蔽工作をやっているヒマがあったら、いますぐ低線量の深刻な被曝を受けている若者を解放してください。ペトカウ効果の恐ろしさを何回も熟読してほしい。そして100ミリ安全説を信じて真剣に布教しようとしている会員に真実を告げてもらいたい。飯館村の町長に安全宣言を吹聴していたようですから、あれは根拠のないものだったと正直に謝罪して撤回してください。その他の被災地の人々にも撤回して廻ってください。
さもなければ同志・山下被告と堂々と刑事法廷で共闘していただきたい。
「一度広瀬隆と会って話してはっきりさせるつもりだ」と副島隆彦は学問道場で約束している。「広瀬隆が対談を断ってきたのは残念だ。対談の精神を分っていない」と中田安彦も広報で批判しています。
お二方には刑事法廷の被告席で心おきなく広瀬隆と対談したらどうでしょう。
両名にはスペシアルな招待席にすわる資格があると思います。
被告の筆頭に名指された山下被告よりも十二分にあると思います。
7月の講演会で「福島に行って子どもを生んでもらいたい」
と放言した副島隆彦の過激さは、山下被告の上を行くものでしょう。
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