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毎日新聞 7月29日(金)10時28分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110729-00000000-mailo-hok
九州電力の「やらせメール」問題に絡み、北海道電力の佐藤佳孝社長は28日の定例会見で、泊原発3号機のプルサーマル計画をテーマにした08年のシンポジウム開催を、北電が社員に広報していたことを明らかにした。三十数人が参加したが、会社から特に参加や計画賛成の意見表明を求めず、問題ないとの認識を示した。29日に経済産業省に報告する。
シンポは泊村で08年8月31日にあった経産省主催の「プルサーマルシンポジウム」。(1)北電幹部によるプルサーマル発電の必要性説明(2)専門家のパネルディスカッション(3)聴衆との質疑応答−−の3部構成で、住民ら325人が参加した。
「やらせ問題」を受け、経産省は北電にシンポでの対応について調査を指示。北電が同計画に携わる社員ら65人に聞き取り調査し、会社から開催の案内を受けて三十数人が参加していた。質疑応答で、社員らから質問や意見があったかは確認されていないという。佐藤社長は「詳細は国に報告してから」と述べ、誰がどのように開催を知らせたかは伏せた。
また、定期検査中の1号機について「国が指示したストレステストは1カ月かかる。結果の評価も2、3日で終わらない」と述べ、8月中旬に予定されている再稼働の遅れは避けられないとの見通しを示した。
同日公表した11年4〜6月の売上高(単体)は前年同期比10・8%増の1424億4300万円だったが、火力発電用重油の価格高騰で経常利益は同10・6%減の59億8900万円。泊原発の先行きが確定しないため、売上高5760億円、経常利益280億円としていた12年3月期の決算見通しを「未定」と後退させた。
【吉井理記】
◇参加者対象、経産省が必要性アンケ 北電社員も回答、結果に影響か
北電社員ら三十数人が参加した泊原発のプルサーマル計画をめぐるシンポジウムで、経済産業省はシンポがあった08年8月31日、参加者を対象に計画の必要性を問うアンケートを取っていたことが分かった。158人が応じ、6割以上が計画に肯定的な回答を寄せた。参加した社員も回答し、結果に影響を与えた可能性がある。北電広報部は「29日の国への社内調査報告後にしたい」と詳細な説明を避けた。
アンケートは会場で実施し、シンポ終了後に経産省が回収。計画の必要性に64%が「理解が深まった」と回答。「安全性への理解」は63%が肯定的だった。経産省は08年9月、「必要性について地元住民から一定の理解をいただいたと考える」と総括した。
【吉井理記】
7月29日朝刊
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