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原子力関係者はどこに行ったのか?
http://news.livedoor.com/article/detail/5742117/
2011年07月28日14時26分 武田邦彦(中部大学)
これまで長い間、私たちは東電から電気を買ってきた。東電にとっては東京や関東地方の人たちは、もっとも大切なお客さんのはずだ。
そして、そこには今、東電の事故で苦しんでいるお母さん、お父さん、そして子供たちがいる。
その人たちは、高くなっていく空間線量、汚染されていく食材を前にして必死で防衛をしている。
東電のお客さんは東電からの被害を小さくしようと、苦しい生活費の中で出費を重ね、心労の中にいて、少しでも正しい情報が欲しい。
ところが、東電はまったく姿を見せない。ホットスポットの地図も作らないし、食品の放射線を測ろうともしない。もちろん公園も除染しないし、子供たちを守らない。
それでも、電気代を取り、自分たちは給料を貰っている! いったい、どういうことだろうか?
・・・・・・・・・
私は今度、また東京での講演会を断った。
東京のお母さん向けの被曝を避けるための話をする講演会だったが、あまりにも話をお聞きになる方の聴講料が高い。毎日、苦しみ、出費の多いお母さんに、さらに高い聴講料をとる講演会はやりたくない。
主催者も商売であることもわかるが、「この機会にボロ儲けしてやろう」という魂胆が見える。講演会の収入は多いのに支出とのバランスがとれていないのだ。
こんなことを繰り返していると、お母さんたちの疑問に答えるチャンスを失う。でも、自分も原子力を進めてきた一員としての責任がある。本来はボランティアに近い活動をする必要のあるときと思う。
・・・・・・・・・
事故の責任のある東電、保安員、安全委員はもちろん、原子力関係者が一体になって、あるいは福島に放射性物質が入っていない野菜を送り、土壌を除染し、田畑をきれいにし、ホットスポットを測って地図を作り、安心して生活できるように一刻も早く行動をおこして欲しい。
また、講演会などを企画する会社も、多くの人たちが参考になるような講演会を安価にやってもらいたい。
原子力関係者、行政担当者などは、苦しんでいるお母さんや子供たちの姿が見えないのだろうか?
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