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汚染牛、16道県から2965頭出荷=「クロ」判明31頭、さらに拡大へ−農水省
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011072800699
2011/07/28-18:16 時事通信
農林水産省は28日、放射性セシウムを含む稲わらを与えた牛が16道県から2965頭出荷されたと発表した。流通先が判明し、検査が終了した393頭のうち、31頭の牛肉から暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超えるセシウムを検出した。31頭の牛肉は買い上げの対象とする。ただ、2500頭以上は流通先をまだ把握できておらず、規制値を超える牛肉がさらに増える可能性が高い。
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【セシウム汚染牛】「先見えない」「畜産業は崩壊寸前」 宮城出荷停止で農家に不安の渦
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110728/dst11072817280016-n1.htm
2011.7.28 17:27
「再開はいつなのか。先が見えない」「畜産業は崩壊寸前」。宮城県産肉牛の出荷停止が決まった28日、宮城県内の畜産農家に不安が広がった。出荷停止に対する補償を期待する声もあるが、「誰が、どこまで補償するのか」と焦りは募るばかりだ。
登米市で肉牛4千頭を肥育する「日高見畜産」社長、佐藤寿男さん(63)は旧知の顧客から「宮城産の牛肉を応援したい」と頼まれ、牛1頭の処理を準備していたが、慌ててキャンセルした。「全頭検査が始まるから出荷の本格再開の準備をしていたのに」と無念さを隠さない。
出荷停止は経営に重くのしかかる。猛暑で出荷の時期が遅れるほど、暑さに弱い牛が死ぬリスクが高まる。堆肥の出荷も制限されていることから、牛の糞(ふん)尿もたまる。エサ代がかさみ、40人以上の従業員にも給与を払い続けなければならない。
「出荷停止にすれば自粛より補償が明確になるからいい」としながらも、「いつ再開するのか。補償はどこまでされるのか。訴える相手は東京電力なのか国なのか。先が見えない」と不安を漏らす。
同市で肉用牛100頭を育てる千葉正ファーム代表、千葉正一さん(61)は「県の畜産業は崩壊寸前。今日も明日も農協の会議で本業に専念できない。行政が遅れるほど、コストはかさんでいく。最初から出荷停止にすればよかったのに」と批判する。
千葉さんによると、県内の農家は4〜5割が東京都の食肉市場に直接肉牛を出荷する。「宮城だけでなく東京でも全頭検査をしてもらわないと再開の道筋が立たない」と、全頭検査の拡大を求めた。
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