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首都圏襲う“停電危機”!新潟知事が原発再稼働認めず
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110727/dms1107271247011-n1.htm
2011.07.27 夕刊フジ
菅政権のその場しのぎの原発対応が地元自治体への不満を増幅させている。首都圏の電力需要を支える東京電力柏崎刈羽原発を抱える新潟県の泉田裕彦知事は26日、定期検査中の同原発2〜4号機について、欧州諸国で導入されたストレステスト(耐性評価)を参考にした「安全評価」を実施後も、福島第1原発事故の検証が行われない限り、再稼働を認めないとの考えを示した。海江田万里経済産業相との会談後、記者団に語った。
知事は安全評価について「事故の検証が終わっておらず、(原因を)考慮に入れないのなら、気休めでしかない」と指摘。「安全評価で絶対安全(が確認される)とは受け止めない。安全という虚構の下で(再稼働を)やるのはあり得ない」と明言した。
また泉田知事は「まず最初に福島第1原発事故の検証を行い、情報を包み隠さず出していただきたい」と強調。津波に伴う全電源喪失だけではなく、地震の揺れによる配管破断がなかったかなどを検証する必要性を指摘した。
柏崎刈羽原発は、2007年の中越沖地震で全7基のうち稼働していた4基が緊急停止。うち1基は09年に運転を再開したが、2〜4号機はそのまま定検停止中となっている。8月には運転中の4基のうち2基も定検停止する予定。再稼働の見通しが立たないとなれば、首都圏の電力事情は厳しい局面に追い込まれそうだ。
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