http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/789.html
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20110726 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://youtu.be/A0KeI1cJ5wA
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http://d.hatena.ne.jp/pinsuke/20110726/1311686670
2011-07-26
小出裕章・たね蒔きジャーナル7月26日
小出裕章・京都大学原子炉実験所助教による福島原発事故の解説
毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」(月〜金曜)
26日放送分(71回)書き起こしをメールより転載させていただきます
参考資料
暮らしの中の放射線
http://rcwww.kek.jp/kurasi/index.html
1988年国連科学委員会の報告では全世界で人類が平均的に被ばくしている自然放射線は
全世界平均では年間2.4ミリシーベルト、日本では年間1.4ミリシーベルトです
http://rcwww.kek.jp/kurasi/page-41.pdf
一般人の放射線被ばくの量の大部分は自然放射線と医療用放射線に起因しており
92年の調査で総計年間3.75ミリシーベルトになります
http://rcwww.kek.jp/kurasi/page-39.pdf
年間平均3.75ミリシーベルトは事故前から浴びているわけです
1ミリシーベルトという国際放射線防護委員会(ICRP)基準は、自然放射線は含まない
人工放射線被曝の限度です
医療行為ですでに、日本人は平均してそれを超える被曝をしています
(多分高齢者と病人が多く、妊婦や子どもは少ないはずが・・・)
http://rcwww.kek.jp/kurasi/page-39.pdf
その上に、原発被曝をどこまで受け入れるか、ということです
生涯100ミリシーベルト、という食品安全委員会の基準は、ICRPの年間1ミリシーベルトと
比較されていることでわかるように、人工放射線(原発被曝)の限度です
http://mainichi.jp/select/science/news/20110726dde001040005000c.html
計算では年間1ミリシーベルトを超えることになり、実は規制の緩和だ、
と小出氏は指摘しています
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原発事故関係のニュース、菅総理が、福島事故、安全な方向に進み国民が喜んでいると発言し、平野さん、生活の場、雇用を奪われた人にこんなことを言えるのか、誰が喜んでいるのかと、菅総理の人格を疑うという指摘でした。国民の支持を失った内閣、森内閣は最後8%、加藤の乱が不発になりましたが、民主党執行部に、国民の行動を受ける人がいないのかと言うことでした。2〜3人閣僚が辞表を出せば菅総理はアウトで、その人は喝采を受けるという指摘でした。海江田氏など、行動を起こせないのかということでした。岡田氏も鈴を付けられないのかということでした。口で言っても菅総理は聞かない、行動しないとダメとのことでした。
放射性セシウムの牛のニュース、国が主導して買い上げることになりました。農水省は暫定規制値以上のセシウムの出た国を買い上げて処分、規制値以下でも実質的に買い取りをして、20億円の費用は東電に負担させます。牛1頭に5万円農家に支給し、これも東電に負担させます。
食品安全委員会、内部、外部被爆を100ミリシーベルト/生涯(累積線量)とすることにしました。内部、外部の振り分け、年齢別の振り分けも必要です。
そして、小出先生のお話、放射能の被曝線量基準、食品安全委員会、生涯に渡り累積被曝の限度を上限100ミリシーベルトとしたのですが、この値、「安全だと言っているのではない、そこまで我慢しろ」という意味であり、「そんなことをひとつの委員会を言う権限があるのか」、と言うことです。普通は年間1ミリシーベルト、100歳まで生きる人は少ない、食品だけで100ミリまで良いと言っており、食品の外部被曝とは何か、なのです。食品委員会は外部被曝の計算は出来ないのです。自然界に年間1.5ミリシーベルトありますが、年間1ミリの限度には自然被曝は除外されており、人工的な上乗せが計算され、それを食品に限るのはおかしいのです。
食品だけでなく、全てひっくるめて数値を出していますが、それは食品委員会の権限外であり、この委員会、様々な規制をしたくて、その前に一人の人間がいくら被曝するかと計算するのはいいのですが、一生に100ミリ被曝はおかしい、80歳まで生きるなら最大80ミリでないといけないのです。つまり、年間1ミリの上乗せで、意図は不明であり、被曝は我慢しろと、だんだん緩める段取りという可能性もあるということです。規制は、きつくはなっていないのです。ほとんどの人は規制を緩められるのです。
食品の暫定規制値見直しで、全体の緩む可能性があり、そのための布石を打っていると言うことです。1ミリの基準は事故後撤廃され、相当緩められているのに、日本の法律を遵守できていない、法律を守れないとのことです。3/11で世界は変わった、法律を守れない世界になったので、国がそのことを言わないといけないのです。
根拠は、日本人は自然界から1.5ミリシーベルト浴びているから、同程度と言うことで、これ小出先生苦笑され、がんのリスクを負っており、それに危険が上乗せされるのです。リスクはあるのです。
食品安全委、生涯100ミリ=年間1ミリと強弁しており、あり得ない話です。
また、年間1ミリ以下なら安全と言う根拠もないと言うのですが、「安全はない、どこまで我慢するか」なのです。
セシウムのこと、放射性物質ごとに値を決めておらず、それはおかしい、日本の法律で年間1ミリの被曝しかいけない、法治国家なら、セシウムなら1年にどれだけ、ヨウ素はどれだけと数値化しないといけない、それで年間1ミリを守らないといけないのですが、体内の評価するデータはない(厳密なデータはない)が、仮定の下でセシウム、ストロンチウムの危険性は分かるので、それを元に計算しないといけないのです。
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