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ECRR、広瀬隆・・・バックボーンも頭に入れておけ。ヒステリックに全てを信じるな。
<< 作成日時 : 2011/07/22 19:11 >>
昨日7月21日までECRR(欧州放射線リスク委員会)科学議長のクリス・バスビー氏が来日していた。「日本政府は犯罪者」と呼ぶバスビー氏には部分的には賛成する(正確には、犯罪協力者だ)が、低線量被ばくの健康に対する影響については、にわかに賛成しがたいものがあるし、実際に諸説がある。
バスビー氏らの考え方に従えば、日本はお先真っ暗、絶望的な状況に置かれているわけだ。「福島第一原発から100キロ以内の地域で今後10年間にガンの発生率が約32%上昇する」ということだ。下記の内容、一読を勧める。ただし、全てを頭から信じず、あくまで一つの意見と捉えるべきと考える。もしこの理論が完全に正しいのならば、ア□ラックなどのガン保険を販売する会社は東日本から撤退するのではないか。傍目には、ますますお盛んとしか見えないが。
“欧州放射線リスク委員会ECRR)科学議長 「子どもの年間被曝量20mシーベルトは犯罪的で無責任」”
http://news.livedoor.com/article/detail/5725347/
一方、広瀬隆氏と明石昇二郎氏が、東京電力会長、社長、原子力安全委員会メンバー、福島県放射線健康リスク管理アドバイザー・山下俊一氏などを被告発人として刑事告発を行った。
東電や原子力安全委員会については刑事告発されて当然の連中だと思うが、「100ミリシーベルト以下は安全」という持論を展開する山下俊一氏まで刑事告発することが果たして適当だろうか。
山下氏の言論はYouTubeなどで見られるが、私には単なる御用学者とは思えない。むしろ、被爆地長崎で真摯に研究を重ねてきた学者という印象を受ける。「100ミリシーベルト以下は安全」という持論も、実際の調査結果を基にしたもので、山下氏にヒステリックに罵声を浴びせかけるだけでいいのだろうか。
バスビー氏、山下氏、両極端なそれぞれの学説。私はどちらが正しいのか判断はつきかねるところではある。ただ、山下氏を十把一絡げに「御用学者」の範疇に入れることには反対であり、バスビー氏の所属するECCR、そして広瀬氏それぞれについても、そのバックボーンを知っておくべきだと考える。
まず、広瀬隆氏。私も広瀬氏の著書については、これまでも実は随分読ませて貰っている。実に興味深い著書が多いのだが、例えば『赤い楯 ロスチャイルドの謎』などのように世界の黒幕をロスチャイルドとして徹底的に攻撃するのが特徴だ。
確かにロスチャイルドは世ゴロ協の一味には違いないが、それを言うなら戦争経済の虜になった邪悪王ロックフェラーはどうなる。むしろ、現代日本にとってより害悪をばらまいているのはロックフェラーだろう。ロスのみ叩いていることから、副島氏などは広瀬氏のことを「ロックフェラーの雇われ人間」とみなしているようだ。双方とも細かい対立はあるだろうが、NWO一派の世ゴロ協所属という面では同じ穴の狢。
確かに原発=ロスチャ利権、石油=ロック利権という大まかな解釈からすれば、広瀬氏の行為もさもありなんという気もするが、福島原発のメーカーGEはロック系だから一筋縄ではいかない。
余談だが、311後、広瀬氏による福島原発の状況説明の動画を見て、暗澹たる気分に陥った人も多いのではないか。まさに東日本全滅が刻一刻と迫っているかのような印象を受けた。結果論だが、「パニック煽り→東京から逃げろ!」の煽動だったと受け取れるような感はないか。
一方、バスビー氏の所属するECRRについては、どうか。ECRRは「みどりの党」の傘下にあると言われている。その「みどりの党」のスポークスマンとして知られた人物が、あの隠謀論者として有名なディビッド・アイクである。
ディビッド・アイクは、世界の黒幕や謀略暴露に関する著書を書く。それはいいのだが、その黒幕が爬虫類人(レプティリアン)だと主張する。95%の真実に数%のトンデモ論をぶちこむ。これでは、すべての謀略をインチキに見せかける役割を担う似非隠謀論者と言われても仕方ない。
そういえば、アイク本を随分と翻訳しアイクの主張をそのまま受け入れていた太田龍先生も黒幕=ロスチャ派だった。
さて、311後の3月16日のベンジャミン・フルフォード氏のブログに気になる一節があった。
“Is David Icke a Rockefeller?”
(“Nuclear reactors causing Japan radiation build by Rockefeller controlled GE ”より
http://benjaminfulford.typepad.com/benjaminfulford/2011/03/nuclear-reactors-causing-japan-radiation-build-by-rockefeller-controlled-ge.html#tp)
どうやら、なんとなくその複雑な背景がかすかに見えてきた感じがする。ECRR、広瀬氏双方について、そのバックボーンを頭に入れ、何らかの意図を持って世論誘導していると考えるべきだ。
私自身も原発については段階的に全廃すべきと思う。だが、少なくとも、低線量被ばくについては両極端の意見を冷静に、そして慎重に判断することをお勧めする。チェルノブイリを経験したロシアの専門家たちも概ね山下氏と同様な考えであることも知っておくべきだろう。くれぐれもヒステリックにならないように。邪悪な勢力の思うがままとなる。
(新世紀人コメント)
先ずお断わりしておくが、私(新世紀人)は「属国離脱への道」氏の意見に賛同して採り上げているものではない。
この評論について、ニ三点の問題点を採り上げておきたい。
@癌保険については保険会社が外部要因(原発破裂)による癌発生までも面倒を見ないと宣言する可能性はある。保険会社とはそんなものだ。
Aチェルノブイリ原発事故による様々な生体異常の発生については、旧ソ連政府から現在のロシア政府に至るまで、総てを因果関係を含めて世界に明らかに公表している事については疑う必要がある。
何故ならば、国家機密が必ずある筈であり、ロシアは原子力エネルギー輸出国であるから、その利益関係からも総てを明らかにはしないであろう。
B原子力エネルギー推進論者(原発推進論者)が放射能の生体への健康被害について公平に明らかに研究発表をするはずはない。
C広瀬氏や副島氏の背景を探るのは結構でおおいにやればいいだろうが、「背景があるであろうから、彼の説は煽動である」と考えるのは、それこそヒステリックな排除的思考法と考える。
広瀬氏の説には納得できない、山下氏の説にも尤もなところがあると考えるのは自由であるが、論理的にはっきりと納得した上でなければ危険であろうと考える。
D助言的に言っておくが、日本に於いては、イラクでの劣化ウラン弾の子供達をはじめとする被害状況を見て参考にすれば明らかなのではないか。
チェルノブイリについては、ソ連時代の出来事でもあり、やはり総てが伝わってきているとは言いがたい。
イラクでの子供達の被害については日本人は多くを支援してきており、情報も多く伝わってきている。この情報を大切にしてこれから学び、イラクへの支援も続けるべきだろう。
十分に学べるのである。
学説を比較しても豆腐を食べずにオカラを食するに等しいと言えよう。
何を選ぶかは本人の自由である。人はその人に相応しい情報を選ぶものであるとは言える。
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