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20110725 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
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http://d.hatena.ne.jp/pinsuke/20110725/1311598746
2011-07-25
小出裕章・たね蒔きジャーナル7月25日
小出裕章・京都大学原子炉実験所助教による福島原発事故の解説
毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」(月〜金曜)
25日放送分(70回)書き起こしをメールより転載させていただきます
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原発事故関係のニュース、牛肉からセシウム検出、政府は買い上げ対象を広げ、問題のわらを食べた可能性のある牛を買い上げます。その牛は1000頭以上が流通しています。秋田の腐葉土からセシウム発見(栃木県産のもの)、ホームセンターで売られていたものです。腐葉土には濃度基準はないものの、使用を止めるようにしています。
関西でも10%節電であり、9/22まで関電管内で求められ、東電と違い法的拘束力・罰則はありません。
そして、小出先生のお話、ホームセンターの腐葉土(栃木県産)のセシウム、腐葉土は木の葉の落ちたものであり、「放射能は出て当然」であり、こうしてものが見つかる場所が広がり、栃木のセシウム濃度は不明なもの、「濃度の高低を問わなければ日本中、いや世界中が汚れている」のです。
木の葉っぱ、第2次補正予算に、林野庁がバイオマス発電の予算をつけ、被災地にバイオマス発電所を作るものの、被災地の瓦礫の中の木を使う予定であり、瓦礫処理でエコと言うのですが、木の放射能中の放射能汚染は当然あり、しかしむつかしいことであり、震災で瓦礫になり、放射能でも汚れている、放射能はなくならない、焼いてもなくならない、瓦礫処理のため焼くなら、放射能拡散を防ぐため排気ガスの問題、残った灰は大変な放射能が出てしまうのです。しかし、瓦礫は膨大であり、被曝は避けられないのです。
原発の汚染水の処理、遮水壁(地下ダム)の話が具体化したものの、秋ではなく、今やらないといけない、また地下は30mではなく、10m掘ればいいということは、地下何mまで核燃料がめり込むかは不明であり、5〜10mと言っているものの、確信なし、岩盤に達するまでやるなら、もっと大変です。また、格納容器のことが分からず工程表を作ってしまった、原子炉の中身を見られるのは分からない、2,3号機は建屋にすら入れないのです。「中身が分からないまま対策を立てないといけない」と言うのが原子力事故の本質なのです。
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