http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/730.html
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昨日ラーメン屋においてあったフライデーか、週刊プレイボーイか、印象に残る映画があった。確か「チェルノブイリ・ハート」だったか?何の雑誌忘れてしまったので「チェルノブイリ・ハート」を検索してみた。
うーん、これが悲しすぎる被曝の現実なのか。10年以上たって現れてくる悲しすぎる事態に目をそむけるべきか?
福島原発事故直後、NHKで長崎大の山下教授、ヨウ素は甲状腺ガンが現れるが、セシウムはいくら体内に入っても排出されるから安全です。チェルノブイリでもセシウムによるガンはゼロと言い切っていた。この現実を知っていたのか?というわけで、検索した中から転載します。
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PANDA @ JAPAN TIME
After 15 years in WI, I decided to go back to Japan.
チェルノブイリ・ハート
2004-11-28 11:27:13 | ぱんだのつぶやき
私は最近HBO(ケーブルテレビの有料チャンネル)で観たのだけど、実はこのドキュメンタリー、今年のアカデミ−賞の短編ドキュメンタリー部門でオスカーを取っていたのでした。しらんかった。
HBOは、ロードショーの映画以外に、オリジナルドラマ(The Sopranos, Six Feet Under, OZ, Sex and The City, Wire,ノ)や、オリジナル映画 (61*, Wit, GIA, ノ) とか、あるいは、トークショー(Real Time with Bill Mahr, Inside NFL,..) でも面白いのが多く、私は、CNNの次にあわせる事の多いチャンネルかもしれない。
HBOだから、ぼかしもピーもなしだし(笑)、時に意欲的な風俗ドキュメンタリー(Real Sexシリーズ)もあります。あくまでドキュメンタリーだからね。爆
真面目です。エロい映画をみたい人向けは、むしろCinemaxとかの方があります。(←なんでしってるの?)
えー、そういう話しはまたの機会に。
今回はひどく真面目な、心の重くなる、ドキュメンタリー『 Chernobyl Heart』の話です。パワフル、という表現が一番あってるんだろうけども。
http://www.hbo.com/docs/programs/chernobylheart/index.html
これは、題のとおり、1986年のチェルノブイリ原発の爆発事故がもたらした(今は世界の大半の人が忘れてるだろうけど)環境や人間にもたらしたすさまじい現実のドキュメンタリーです。HBOがスポンサーで、女性監督Maryann De Leoが16年後にベラルーシを訪問。99%が被爆し、今もホット・ゾーンと呼ばれる村を決して離れようとしない村民たち。病院、孤児施設、学校を訪れ、被爆の次世代にもたらす被害を、カメラは追う。
今でも、ベラルーシで生まれる子供たちの、たったの15〜20%だけが、『健康』な赤ちゃんである。聞き間違って異常なのが15〜20%かと思ってそれでもすごい数字なのに、事実は、『正常が15〜20%』なのである。。映像で出てくる、親にも育てられなくて捨てられた様々な奇形や障害をもつ赤ちゃんや子供たち。。ベラルーシの孤児院は、原発事故以後たくさん出来た。そして、まだまだこういう子供たちは増えつづけるのである。。
チェルノブイリ・ハートというのは、生まれながらに心臓に重度の奇形がある子供で、穴が一個ではないので(奇形が一個ではないので、シャントが起こって死産にはならない、つまり重度の奇形でほおっておけば確実にじきに肺高血圧で死ぬのだけど)生きて生まれる子供たちの事をさしていうらしい。心臓の奇形だけであれば手術で治る場合もあるので、世界各国からボランティアの医師が来て手術をしている。 他の国ではル−チンの手術でなおるはずなのに、心臓外科医の絶対数のたりないロシアでは、手術不可能とされてる子供たちがたくさんいるらしい。アメリカからのボランティアの心臓外科医に娘を治療してもらって、親に奇跡だと泣いて喜ばれるその医師がカメラに向かって、「感謝する気持ちはわかるけど、感謝されてうれしいけど、自分は医師として、あの子供達に責任があるんだ」(なおるものをなおしてあげないといけないと思う)と、目を赤くしていたのが印象的だった。(the Chernobyl Children's Project International)
http://www.ccp-intl.org
放射線障害はもちろん奇形だけに留まらない。事故の前後で生まれて今ティーンエージャーになっている子供たちの甲状腺癌の発生率、30〜40%。。家で作ったジャムを食べちゃいけない、と検診で注意をうける子供たち。ジャムの瓶にあてたガイガーカウンターが激しく反応する。。。
ロシアは決して豊かな国ではない。ベラルーシの大半の住民は農業、酪農で生活している。子供を生んではいけない地域つまり政府が住民にここに住むと危険としお金を出している地域でも、老人達は動かない。牛の世話をする。自給自足で生活をする。白血病の発生、甲状腺癌の発生は、、もちろん高いはず。
ホットゾ−ンに指定されていない外の地域の(許された)出産の結果が↑なわけで。。ロシア政府だけでは支えきれない悲劇がここにはある。。。
捨てられた子供たちが、劣悪な孤児院の床を、生まれつきない足で器用に這っていて、リポ−ターの人に、「テレビが壊れててみれないの。テレビを贈って」と頼んでいた。「僕は医者になるの」と言ってたそのコ、頭よさそうだったな。
いやーパワフルでした。もうすっかり忘れていたあの原発事故。。今やこんな事が起こっているのね。。放射線がつけたDNAの傷、この世代だけじゃなく、ずっと残っていくわけで。。人間だけじゃなく、動物や自然にも。。ていうか、人間は環境の一部でしかないわけだから。。うわぁ。。
人間が壊した環境、不可逆な傷。。いったいどうなるんだろう。。
何を感じるかは観た人それぞれの感じ方だろうけど、ドキュメンタリーって、つくりものじゃないから。その淡々としたパワフルさ。無邪気な子供たち(目が生まれつきなかったりするんだけどさ)に涙が止まらなかったです。
できるだけたくさんの人にみてもらいたいと思った。
たまには真面目に、HBO、頑張ったな。
http://blog.goo.ne.jp/pandalife2004/e/f5c53e1c51bfca3f4ce7ece2273369ce
「チェルノブイリ・ハート」8月日本公開
チェルノブイリ原発事故のその後を追い、03年に米アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞を受賞した映画「チェルノブイリ・ハート」(マリアン・デレオ監督、ウクライナ、米国合作)が8月から日本で上映されることが27日、分かった。
配給権を取ったドキュメンタリー作家の稲塚秀孝監督は、福島第1原発事故の収束が見えない状況を踏まえ「今こそ、多くの人に見てほしい。全都道府県で公開したい」と話した。
同作は、86年に起こったチェルノブイリ原発事故から16年後に、周辺地域や病院を訪れた記録。事故後、変形した心臓を持つ子供が目立って生まれ、放射線による影響とみられた。変形した心臓が「チェルノブイリ・ハート」と呼ばれたことから、タイトルが付けられた。
既に、上映を希望する映画館からオファーもきている。稲塚監督は「取材した事実のみを伝え、予見的なことは言っていない作品。現実を見てほしいというメッセージがオスカーにふさわしいと認められた」とした。オスカーを受賞したバージョンに、5年後に再び原発周辺を訪れた記録を加え、デレオ監督が日本に向けて発信した最新のメッセージを挿入する。通常の大人料金は1800円だが1300円程度になる。
Chernobyl Heart
ベラルーシ(Gomelというチェルノブイリから80km程の町)では生まれてくる子供の
たったの15〜20%がだけが、『健康』な赤ちゃんである・・
辛い映像がたくさんあります。体調の良い時にご覧下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=IAmY80t-4D4
http://www.youtube.com/watch?v=x_HxjdJSvHg
http://www.youtube.com/watch?v=DEDQn0v9vcc
今でも、ベラルーシ(チェルノブイリから80km程の町)で生まれる子供たちの、
たったの15〜20%だけが、『健康』な赤ちゃんである。
聞き間違って異常なのが15〜20%かと思ってそれでもすごい数字なのに、事実は、『正常が15〜20%』なのである。。映像で出てくる、親にも育てられなくて捨てられた様々な奇形や障害をもつ赤ちゃんや子供たち。。ベラルーシの孤児院は、原発事故以後たくさん出来た。そして、まだまだこういう子供たちは増えつづけるのである。。
チェルノブイリ・ハートというのは、生まれながらに心臓に重度の奇形がある子供で、穴が一個ではないので(奇形が一個ではないので、シャントが起こって死産にはならない、つまり重度の奇形でほおっておけば確実にじきに肺高血圧で死ぬのだけど)生きて生まれる子供たちの事をさしていうらしい。心臓の奇形だけであれば手術で治る場合もあるので、世界各国からボランティアの医師が来て手術をしている。 他の国ではル−チンの手術でなおるはずなのに、心臓外科医の絶対数のたりないロシアでは、手術不可能とされてる子供たちがたくさんいるらしい。アメリカからのボランティアの心臓外科医に娘を治療してもらって、親に奇跡だと泣いて喜ばれるその医師がカメラに向かって、「感謝する気持ちはわかるけど、感謝されてうれしいけど、自分は医師として、あの子供達に責任があるんだ」(なおるものをなおしてあげないといけないと思う)と、目を赤くしていたのが印象的だった。
http://blog.goo.ne.jp/pandalife2004/e/f5c53e1c51bfca3f4ce7ece2273369ce
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