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【本紙独自調査第3弾】柏にはこれだけホットスポットが密集している
http://gendai.net/articles/view/syakai/131685
2011年7月22日 掲載 日刊ゲンダイ
アラーム鳴りっ放し
●最高3.38マイクロシーベルト
東京電力によると、福島第1原発から空気中に漏れている放射能は200万分の1に減ったというが、安心できない。柏市と流山市は今月11日、各市内の清掃工場の焼却灰から、柏市で1キロ当たり7万800ベクレル、流山市で同2万8100ベクレルの放射性セシウムを検出した。週刊現代(7月30日号)は千葉県流山市の流山おおたかの森駅で3.33マイクロシーベルト(毎時)を計測したと報じた。
このようにホットスポットが確実に存在するのだ。そこで、日刊ゲンダイ本紙放射能調査の第3弾。千葉県柏市を徹底調査し、まとめたのが下の表だ。
調査日は7月19日。台風が近づき、時折、雨が激しく降る悪天候だったが、ざっと見てわかるように全体的に驚くほど高い。都内の新宿周辺は0.06マイクロシーベルト程度だから、どこもかしこも数倍〜10倍以上だ。
「JR常磐線で柏駅に向かう途中からカウンターの測定値が上がりはじめた。日暮里あたりまでは0.05以下だったのに、柏駅に近づくにつれて上昇、電車内なのに0.2を超えました」(調査に協力してくれたフリーライター・西牟田靖氏)
柏駅前は0.16前後だったが、日立柏サッカー場や柏の葉キャンパス駅付近は0.3前後。空間がこうだから、坂の下にある側溝や雨樋(あまどい)の下は1を超えるところが珍しくなかった。東大柏キャンパスの建物脇の雨樋下は最高瞬間値が2を超えた。
今回一番高かったのは柏駅から200メートルほどの柏駅西口交差点。交差点の下をくぐる地下道の出口の脇に生えているコケで3.38を計測した。
柏の葉キャンパス駅前にある畑の土は0.87。柏の葉公園の冒険のトリデにあるすべり台の下は1.5以上。子供たちが滑ったあとの土が集積しているのかもしれない。
柏の葉公園では0.3にアラーム設定したガイガーカウンターの警報音が鳴りやまなかった。
●ガイガーカウンター急上昇、収束には年単位の時間が必要
それにしてもなぜ柏で高い値が出るのか。元立教大理学部教授の佐々木研一氏はこう分析する。
「福島の事故現場から飛んできた放射性のチリは、雨が降らなければ通過することが多い。雨量との関係が考えられます。つまり、雨が局地的に降った場所・集中的に降った場所にホットスポットが出来やすい。柏や松戸でたまたまこのような雨が降り地上にとどまってしまった。都内でも葛飾などホットスポットといわれるところはどこも同じような原因と思われます」
さらに佐々木氏は、日本分析センター(千葉県千葉市稲毛区)の空間放射線量率調査で原発事故後、雨が降った3月21日以降、値がはね上がったことに注目。この雨で放射能が地表に落ちたとみられるが、その後、空間線量率がなかなか減らないことから、「放射能が減るのは年単位で考えた方がいい」という。
住民はどうすればいいのか。
「汚染がキレイになるところとそうでないところの差が出てくる。汚染している表土が流れればいいが、草地や畑などは表土が流れにくい。神社や森で、汚染が長く続くかも知れません。一方、舗装された場所は、早くに除去されると思います。身の回りの対策としては、高圧洗浄機やデッキブラシでこすり、水で流すことで少しは改善します。庭は表土を削り穴を掘って埋めるのも有効でしょう」
柏市役所には放射線量を示す電光掲示板がない。6月に市が計測した空間線量は軒並み0.4を超えたのに、そのままだ。日刊ゲンダイ本紙は引き続き、計測を続ける。行政が測って発表する値はあまりにも信用できないからだ。
千葉県柏市 徹底調査測定値 クリック拡大
http://gendai.net/img/article/000/131/685/3edfa4bd60aa94a71e536b48b4a6d815.jpg
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