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東京新聞
【私説・論説室から】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2011072502000063.html
ベラルーシの苦しみは続く
旧ソ連チェルノブイリ原発の爆発事故では、原発があったウクライナはもとより、風下に位置する北隣のベラルーシでも深刻な放射能汚染が広がった。
東京大学主催のシンポジウムに出席した同国科学アカデミーのマルコ博士によると、飛散したセシウム137で汚染された土地は国土の23%にもなった。
放射性物質が原因と推定されたのは、ウクライナで児童と青少年の甲状腺がんと白血病、ロシアでは甲状腺がんだったが、ベラルーシでは子どもだけでなく成人の白血病や他部位のがんが多く見つかった。マルコ博士は国際機関の報告より現実はもっと深刻だと強調し、「事故から二十五年過ぎた今も放射能汚染は消えていない」と述べた。
シンポでは信州大学医学部の元助教授で、ベラルーシに五年半住んで治療に当たった菅谷昭氏(現長野県松本市長)も発言した。
古びた機材しかない病院で、甲状腺がんになった子どもたちが首に大きな傷あとを残す切開手術を受ける現場に立ち会った。「原発事故を知らされずに子どもを外で遊ばせた」「汚染された森のキノコをずっと食べさせてしまった」と嘆き悲しむ親たちの話を何度も聞いた。これを知った日本の支援団体からは医療器具や衛生用品が届いた。
福島第一原発事故の後、子どもたちの健康を守るために何をすべきか。チェルノブイリは多くのことを教えてくれる。 (山本勇二)
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