http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/709.html
Tweet |
昨夜(7/20)の報ステの特集「原発私はこう考える」に前原誠司が登場、「20年かけて原発をなくす」の持論をテレビで講釈した。20年かけて脱原発するということは、現在の原発をそのまま稼働させるということであり、政策として原発の現状維持の意味である。これは正しくは、脱原発するということではなく、脱原発しないということに他ならない。直近の政策イシューである再稼働について見れば、再稼働させるというスタンスであり、海江田万里や官僚や自民党と同じ立場である。ネットの一部に、この前原誠司の姿勢を「脱原発」だと安易に評価する声があるが、それは誤った判断であり、脱原発の意味を取り違えて騙されているか、そうでなければ、前原誠司への過剰期待に幻惑された自己欺瞞のバイアスに拠る妄想だろう。原発をめぐる最近の政治と言論の状況で、一点指摘し、注意を喚起しなくてはならないのは、脱原発の語義のスリカエが起きている問題である。無論、それは原発を維持しようとする側からの意図的な言語工作の所産であり、巧妙な詐術によって脱原発の定義と概念が混乱させられた結果である。政治戦は情報戦であり、情報戦の内実はイデオロギー戦である。言葉で騙された方が政治で負ける。ネットで脱原発派を自認している者が、次第にこの欺瞞に嵌ってスリカエを覚知できなくなっている現在、「20年かけて原発をなくす」ことが本当に脱原発なのかどうか、再度、言葉の意味を吟味し確認する必要がある。
http://critic5.exblog.jp/15979278/
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素14掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。