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(回答先: 「会話不成立社会・日本」 | それなのに,あーそれなのに,それなのに… (飯山一郎HP) 投稿者 極楽とんぼ 日時 2011 年 7 月 24 日 11:33:43)
>財界も,高級官僚も,マスコミも,海江田など政府閣僚の大半も,『原発は安全』と
>信じきっている.これ,信じられないだろうが事実なのだ.
『原発は安全』と、国民をダマしているだけで、信じ切っているわけではない。
『原発は安全』と信じ切っているのなら、過酷事故を想定した原子力損害賠償法の改定(電力会社の賠償上限設定)や現在審議中の「賠償支援法案」(原発保有電力会社が将来の過酷事故に備えるための法案でもある)が俎上に載ることはない。
官僚・財界・政治家は、今回のような惨事が再び起こるリスクを勘案しても、原発を稼働させ続けることのほうがメリットがあると判断して、国民を口先で欺いているだけである。
>中途半端にグラグラしているのは菅直人だけだ.
菅首相は『原発は危険』と確信しているが、原発廃絶の国策化に踏み切れていないだけである。
認識の問題と政策の問題をグチャグチャにして中途半端にグラグラと考えるのはおかしい。
>放射能は危険! これが常識だったのに,100ミリシーベルト/年までは安全と
>言い張るヒトから,「放射能は身体に良い」と主張するヒトまで登場する始末.
>これでは会話が成り立たないのは当然だ.
「放射能は危険!」と「放射能は身体に良い」のそれぞれで会話は成り立つし、成り立つようにしなければならない。
「放射能は危険!」と判断する人は、できるだけ放射能から避ければよい。
「放射能は身体に良い」と判断する人は、許されている方法で被曝すればいい。
問題は、そのような『選択の自由』を奪い、濃淡の違いはありながらも広大な地域で誰彼かまわず放射能汚染をもたらすのが原発事故だということにある。
原発事故は、「放射能は危険!」と判断する人を被曝させないわけではない。
原発事故は、膨大なお金がある人は別だが、「放射能は危険!」と判断する人にも容赦なく、強制的に放射能を浴びさせる。
両者は、そのようなリスクを承知で、自動車事故やガス爆発事故と同じように“許容”するのかしないのかという会話をしなければならないのだ。
また、法律で人工放射線の年間被曝限度が1mSvになっていることを無視する説明を閣僚までが平気で行っているのは由々しき事態である。
「100ミリシーベルト/年までは安全と言い張るヒト」の代表は山下教授だが、彼は国策信奉者であり、政治的に安全を売っているだけで安全だと信じているわけではない。
だから、仮に、政府が50km圏内は避難という指示を出し、50km近辺の住民が仕事もあるし家も捨てられないとダダをこねると、「法律でも定まっているように、年間1mSvを超えただけで身体に変調をきたす可能性がある。子どもはとりわけ危険だ。政府の指示に従うのが親の義務でもある」と諭すような人物だ。
どういうテーマであっても会話はなかなか難しいが、狭いかもしれないが共通のベースを見つけて反対派と推進派が会話で解決を計らなければ、現在の国策が原発推進なのだから原発はずるずると存続することになる。
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