http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/672.html
Tweet |
(転載開始)
◆大阪の淀川からも初めてセシウム検出
2011年07月22日11時20分 YUCASEE MEDIA (ゆかしメディア)
大阪府公衆衛生研究所は、淀川で採取した水から、放射性物質セシウム134、セシウム137、ヨウ素131を検出したと発表した。今回の調査では6月29日に淀川(守口市大庭町)で、採水した水道の原水から放射性物質が検出されたという。セシウム137は昭和64年以降検出されていないこと、セシウム134も初めての検出であり、福島第一原発の事故の影響だと見ている。また、ヨウ素131は事故以前と同程度の値で、医療用のと推定される。今回、検出された放射性物質はごく微量で、水道原水をそのまま飲用したとしても健康に影響ないとしている。(転載終了)
大阪の主要な水脈である琵琶湖〜淀川水系より放射性セシウム134の他、放射性セシウム137、放射性ヨウ素131が検出された。上記記事では、セシウムについては「福島第一原発の事故の影響」としているが果たして本当であろうか?
淀川の源流は琵琶湖であり、琵琶湖といえば福井県の原発群のすぐそばである。ここ最近の話として、大飯原発1号機にて、調整運転中に緊急時に原子炉へ水を入れる設備系のトラブルにて原子炉を停止する事故や、あの忌わしき「もんじゅ」等、福井県の原発群による放射性物質の飛散の可能性も否定できないはずである。福島第1原発がもはや再稼動不能であることは自明であるが、「何でもフクシマのせいにしておけばよい」との考えは少々乱暴であり、この手の報道には警鐘を鳴らしておかねばなるまい。
「何でも○○のせいにしておけばよい」という意味においては、福島県産の汚染牛問題もまったく同質のものであろう。メディアが本来、農水省にとって都合の悪いはずの同ニュースを連日のように報道しているということは、裏読みすれば、「汚染牛よりももっと隠しておきたいことがある」ということである。即ち、汚染牛だけではなく、事実としては、牛乳は勿論のこと、福島周辺にて採取され流通に乗せられている食材の多くが疑わしいということである。
これは「”全体最適”を考え、何か1つの事象を”生贄”にして、もっと大きな問題から国民の目を逸らす」という、”国家権力”による典型的なメディア戦略である。ピラニアの群れがいるアマゾン川を渡る際、1頭の弱った牛を生贄にしている間に、他の牛たちを対岸に渡らせるのと同じ話である。
話を放射性セシウムに戻すと、そもそも論として、原発事故・トラブルが発生した際、周辺に飛び散るのは何も放射性セシウムだけではない。もっと重大な健康被害をもたらすプルトニウムといった放射性物質も同じく飛散していると考えるのが自然である。
にも関らず、「放射性セシウム」だけをとらまえて報道するのは、セシウムが比較的代謝で排出されやすく、それほど生体濃縮されないという点で健康被害が比較的小さいためであろう。言い方を変えると、将来、何らかの健康被害が発生した場合でも、放射性セシウムのみで議論をした場合、その影響を立証することは非常に困難だということである。即ち、国や電力会社を訴えたとしても、勝訴を勝ち取ることは非常に困難だということである。
このことは、水俣病等の4大公害病訴訟や、薬害訴訟が終結するまでに一体何年の月日がかかったかを考えれば、自ずと想像できるであろう。つまり、”国家権力”は将来の訴訟に備えて、自身に不利となる事実について”報道管制”を敷いているとみるべきということである。セシウムや汚染牛に目を奪われ、「木を見て森を見ず」状態にされることは”国家権力”の思う壺であることを、我々国民は肝に銘じるべきであろう。
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/8f4f11287f56a8a28e91377de372f71e
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素14掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。