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溶融核燃料が「メルトスルー」する驚愕のシミュレーション映像!
http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/0ebd23b06b5d7275fb575012d5a47049
2011-07-22 23:14:47 杉並からの情報発信です
ECO JAPANリポート
動画で見る炉心溶融 求められる実態の解明
http://eco.nikkeibp.co.jp/article/report/20110622/106729/?P=1
福島第一原発の第一、第二、第三原子炉は3月11日の大地震と大津波で「冷却システム」が全面的に破壊されました。
その結果、水で冷却されない核燃料は1000−3000度の高温で「空焚き」状態となり「メルトダウン(溶融)」して分厚い圧力容器の底を突き破り、薄い格納容器の底を突き抜けて
容器支持体(ペデスタル)のコンクリート製中間床面に落下しました。
現在「メルトスルー」した溶融核燃料は中間床面をも突き破りさらに下部のコンクリート床面に落ちて「塊」の状態で停まっているものと推測されます。
「塊」の内部は2000−3000度近い高温で溶融し続け外側は注入された水で冷却された状態で、一応安定しているかのように見えますが、再度大きな地震が原子炉建屋を直撃して
万一「塊」が真っ二つに割れるような事態になれば、同時に3つの溶融核燃料が水と反応して大規模な「水蒸気爆発」を引き起こすのです。
その場合、3月12日の第一原子炉、14日の第三原子炉の核燃料が水素と反応して爆発した「水素爆発」どころではなく、「核爆発」に近い大爆発となり空中に飛散する
高濃度放射性物質は直ちに東日本全体を汚染し、その後風に乗って日本全体を汚染し、1週間すれば偏西風に乗って北半球全体を汚染するでしょう。
そして地球全体が汚染されるのは時間の問題となるでしょう。
▼ 「メルトスルー」した溶融核燃料が今どのような状態になっているのか、誰も語らない
政府や原子力保安院や原子力安全員会や東電や大手マスコミは「メルトスルー」した溶融核燃料が今どのような状態でいるのか、どのような危険が待ち 受けているのかに関して一切口を閉ざしています。
逆に政府は工程表の「ステップ1」が成功裡に終了し来年1月までに予定通り「冷温停止」が達成できるかのような「ウソ」をまき散らすしています。
こともあろか「緊急時避難準備区域」の指定解除に向け地元との調整を進めるとまで言い始めています。
政府は自らの都合ででっち上げた工程表があたかも順調に推移しているように見せかけるために、住民の素朴な願いを逆手にとって
土地や住居や地下水が高濃度の放射性物質に汚染された地域に住民を返そうとしているのです。
▼ 溶融核燃料が「メ ルトスルー」する驚愕のシミュレーション映像!
本日(7月22日)付けネットエコー情報誌「エコ―ジャパン」に日経エコロジ−の中西清隆氏が書かれた「動画で見る炉心溶融、求められる実態の解明」という記事が掲載されています。
その記事の中に、溶融核燃料が圧力容器の底を突き抜ける「メルトスルー」を描いた驚愕のシミュレーション映像がアップされています。
原子力安全基盤機構が原子力防災専門官向けに映像資料として作成したものです。
以下のURLでご覧ください。
「動画で見る炉心溶融、求められる実態の解明」ECO JAPANリポート
http://eco.nikkeibp.co.jp/article/report/20110622/106729/?P=2
「動画で見る炉心溶融、求められる実態の解明」
http://eco.nikkeibp.co.jp/article/report/20110622/106729/?P=2
記事の中の説明部分を抜粋して以下に転載します。
(転載開始)
核分裂反応が止まっても炉心は発熱を続ける。炉心は燃料の核分裂反応で生成した膨大な放射性物質(放射能)を蓄積している。
放射性物質が放射線を放出して熱(崩壊熱)になるためだ。一番内側にある圧力容器への注水が遮断されると、炉心温度は上昇し、
冷却水が蒸発して水位が下がり、炉心がむき出しになる。炉心温度は自身が発する熱でさらに上昇し、千数百〜3000℃という高温空焚き状態の中で
炉心溶融が始まる。
炉心は核燃料を装填した多数の燃料棒の集合体だ。1本の燃料棒は直径約1cm・長さ約4mの細長いジルコニウム合金被覆管に、燃料である二酸化 ウランの
ペレットを詰め込んでいる。炉心は2万〜4万本の燃料棒で構成されている。
燃料を被覆するジルコニウム合金は燃料の核分裂に必要な中性子の吸収が少なく、核反応を効率的に進めるのに適した素材だ(ちなみに、原子炉の停 止は
中性子の吸収が大きい物質=制御棒を炉心部に挿入する)。半面、1000℃以上の高温になると水と反応する。水から酸素を奪って自身は酸化ジルコ ニウムへと
変化する一方で、水素ガスが発生する。これが今回、原子炉建て屋を吹き飛ばした水素爆発の原因だ。
配管破断による冷却材流出と注水失敗を想定したCGでは、事故発生後約30分で高温の炉心中央部が溶け、1時間後には燃料支持台を突き抜けて圧 力容器下部に
落下する。圧力容器は厚さ12〜15cmの鋼鉄製だが、容器下部に落下した高温の溶融燃料は約3時間後には容器を貫通し、容器支持体(ペデスタ ル)の
コンクリート製中間床面に落下。やがて中間床面をも突き破り、さらに下部のコンクリート床面に落ちていく。コンクリートを溶かす過程で発生したガ スが
容器に充満し、圧力による容器破損を防ぐために、放射能を含むガスを外気へ放出せざるを得なくなる・・・。シミュレーション画像は炉心溶融の
すさまじさを“予言”していた。
(転載終わり
(終わり)
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