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行政農協、そして中傷者という「犯罪者」
http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20110720
2011-07-20 vanacoralの日記
一向に、福島県の第一次産業に対する放射線の脅威は収まる気配を見せません。既に須賀川市のキャベツ農家や相馬市の酪農家が自殺に追い込まれました。これ以上生産者が自らの命を絶つ自体は何としても避けなければなりません。
にもかかわらず、です。
■生産者に中傷追い打ち 福島・浅川産汚染牛出荷の男性(20日付河北新報)
肉牛に放射性セシウムが含まれた稲わらが与えられていた問題は、福島県内で拡大を続け、畜産農家を苦境に陥れた。仙台市や東京都の市場に42頭を出荷していた浅川町の農家の男性(54)は、自ら稲わらなどの検査を申し出たにもかかわらず、心ない中傷に苦しんでいる。
男性が出荷した肉牛に不安を抱いたきっかけは、今月9日に南相馬市の農家が出荷した肉牛から放射性セシウムが検出されたことだった。翌10日、原因はセシウムに汚染された稲わらだったと判明した。
黙って推移を見守ることも可能だったが、男性は「そんなことは絶対にできないと思った」と言う。自主的に県に検査を申し出て、餌用の稲わらと飼っている牛の検査を受け、生産者としての責任を果たした。
県が、男性の牛舎の稲わらからセシウムが検出されたと発表した翌日の15日から、インターネット上に男性や県内の畜産農家を中傷するような書き込みが現れ始めた。男性の自宅には無言電話もかかってくるようになったという。
眠れない日が続き、酒量も増えた。外出時には顔を隠したい気持ちに駆られるという。「みんなに迷惑掛けちまったんだろうな。正直に牛をつくりたかっただけなのに」と話す。男性は今、牛を出荷できず、堆肥の引き取り手もいなくなった。売れる見込みのない牛を飼育するために、毎月約260万円の餌代が重くのしかかる。
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この酪農家の方の苦悩にかかわらず2ちゃんねるでは引き続き、とても引用する事の出来ない誹謗中傷が書き散らされてますが、http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1644229.htmlこいつらは酪農家の方が首をくくらなければ気がすまないのでしょうか。
斯様な人非人にぶつけてやりたいエントリーがこちら。原発事故で廃業に追い込まれたいわき市の「農家の婿」さんです。
■セシウム牛(11日付『農家の婿のブログ』)
とうとう出てきてしまいました
セシウム牛
目先の利益を追うお上の汗と涙の結晶です
全く、これっぽっちも、一ミリたりとも価値の無い汗です
只今、行政農協一丸となって、信頼と信用を燃料に最悪へと突き進んでいます
この際だからはっきり言わせてもらいましょう
極めて純度の高い馬鹿ですね
わかりきっていたことです
野菜にしたって
検査体制と検体数を考えれば
どれだけ危ないものがスーパーに並んでいるか想像するのは簡単です
4か所の土壌調査でいわき市全面作付制限解除がなされたのと同じような感じで
ただ現物が目の前にある野菜が市場に流されていく
検査の結果、放射性物質は基準値以下です!
確かに大丈夫なものも多くあるんでしょう
でもそれに対しては一言言わなければ気が済まない
それがどうした?
目先の利益のために何を捨てているか、本当に理解しているのか
なんで農家の僕がこんなことを言わなくちゃならない
本当に意味がわからない
お上は農家に対してこう言うんだ
「きちんと検査するから、ダメだったら流通させないし、その分に関しては補償するから」
だから安心して作ってください と
結果はどうだ
同じ牧場から検査以前に出荷した牛が流通して既に消費されている
なぜ彼が同業者に頭を下げなきゃいけない
なぜ彼の奥さんが報道陣に謝罪を繰り返さなければならない
自粛の道を現実的に閉ざして、背中を押して
ケツ拭き紙だけを、よく平気な顔で渡せるもんだ
有難過ぎて涙が出る
こんなのはそこらじゅうに転がってますよ
外に置いてあった藁を食べさせただけでこんな数値が出るのなら
同じようなことをしている農場が無いはずが無いです
そもそも牛がどれだけ餌箱を舐めるか、敷料のおがくずやワラにどれだけ鼻をつけるか
放牧方式を取り入れていたとしたら?
備え付けの水槽は?
補償が考えられない以上、現実的には出荷するしかない人がいて、
ダメだった場合には絶対流通なんかさせたくなくて
だから検査をしてくれるというからそれを信じて
なのに検査がなされていない
結果流通させてしまう
彼の「申し訳ない」という言葉は、きっと心からのものだと思います
だからこそ噛みつかずにはいられない
なぜそれを一農家に言わせるんだ
どう説明してもどう理解を求めても
これが続けば消費者の怒りの矛先はどうしても農家に向く
これはしょうがない
逆の立場だったら僕だってきっとそうだ
その結果、将来的に福島県にもたらされるものが何なのか
きっと小学生ですら答えにたどり着く
もし本当に行政と農協にそれがわからないなら
彼らは単なる馬鹿だ
もしそれを理解していながら行政と農協が動かないのなら
彼らは単なる犯罪者だ
有事の際に役に立たない行政なら必要無い
農家が一番大変な時に動かない農協なら存在価値が無い
地方自治体は市民のために存在するし
農協は農家のための組合組織だ
どこをどう間違っても東電と、補償額低減のために存在するわけじゃない
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農家酪農家のためにならない行政農協の他にも「犯罪者」に加えるべき連中がいます。
行政農協に対して批判の声を挙げず、安全圏から苦境に喘ぐ酪農家に対して誹謗中傷を書き散らすネット民もまた、「犯罪者」の一人であると。
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