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都内スーパーで買った国産牛肉を追跡調査してみた[ついに出荷1500頭超 底なし状況の汚染牛騒動]
(日刊ゲンダイ2011/7/21) 日々坦々
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-3446.html
埼玉の農家は「エサは中国産のわらです」と証言
セシウム汚染牛の流通拡大で消費者の不安は増すばかりだ。商品パックに記載されている「個体識別番号」でどこまで安全性を確認できるのか。本紙記者は、都内にある中堅スーパー3店舗で販売していた国産牛パックを購入。独立行政法人「家畜改良センター」のホームページを利用し調査してみた。
牛の出生地や年月日、飼養施設などの情報を知るには、パックに記載された個体識別番号を入力するだけ。簡単だが、ひき肉など他の肉が混じったものや、内臓部分には表示義務はない。実際に個体識別番号のない国産牛パックも並んでいたから、すべての産地を知ることは難しいのが現実だ。
◆「北海道産・肩バラ切落し(120グラム)398円」
この牛は、北海道の一般農家で平成21年11月1日出生のオスのホルスタイン種。同年11月17日に他の地域の家畜市場に搬入・取引され、同日中にさらに別の地域にある哺育農家に転入している。その後、平成22年5月14日に転出し、同日また別の地域にある肥育農家へ転入。
やはり気になるのは何を食べていたのかだ。哺育農家に問い合わせた。
「生まれてすぐから6カ月まで育てます。ミルクや配合飼料を与えますが、北海道に工場を持つメーカーから取り寄せています」(担当者)
肥育農家はどうか。
「うちでは、だいたい生後6カ月から20カ月までの14カ月間肥育しています。エサは、自前や地元のデントコーンや牧草。その他は北海道に工場を持つメーカーで作られている配合飼料です」(担当者)
平成23年6月27日に肥育農家から函館市の工場に搬入・と畜された。
◆「国産牛肩ひとくちうすぎり(131グラム)521円」
店頭表示ではどこ県産かまではわからない。この牛は、埼玉県の一般農家で平成21年2月16日に出生したメスの交雑種だった。同年3月18日に転出、別の市にある家畜市場へ搬入・取引。同日、ある地域の肉牛組合に転入し、平成23年6月28日まで育てられる。担当者は言う。
「わらは国産ではなく中国産を与えています。配合飼料もほとんど輸入で、原料はアメリカやオーストラリアのものですから、全く心配いりません。が、風評被害に参ってます。昨日売買した牛はキロあたり200円程度。通常キロ当たり1000円だったので、5分の1。困ったものです」
平成23年6月28日に転出、さいたま市のと畜場に搬入。翌29日にと畜されている。
◆「栃木県産・厳選牛切落し肉(200グラム)490円」
平成21年6月1日、栃木県の一般農家で出生。メスの交雑種だった。その後、平成23年7月5日までここで育てられている。同年7月6日に東京都の市場に搬入。翌7日に搬出、同日中に都内のと畜場に搬入・と畜されている。
このケースのようにずっと個人の農家で育った場合、問題がある。なかなか生産者本人にたどり着けないことだ。○○市の××さんということはわかるが、プライバシー保護でそれ以上の情報がないため、本人を探し当てるのは個人には相当の労力が必要。また、畜産農家が同意しないと都道府県名しか公表されない。
そもそもたどり着けて、何を食べたか聞いてもそれが本当に安全かなんてわからない。消費者には安全確認する術はないのだろうか。
農水省のトレーサビリティー担当者に聞いてみた。
「農家とコンタクトが取れたらという前提ですが、個人的な話し合いをされるか、または実際見に行くかになります。そのような取り組みをしている農家はあると聞いていますが、どこかまでかはわかりません。こういう状況ですが、信頼していただくかしかないです」
これでは何のための識別システムなのかわからない。エサ情報の記載ぐらい義務づけるのが当然だろう。
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