77. 裸の王様 2011年7月23日 05:21:24: Yjt/awcqUCI66
: KzVoHwTH1o
>65さん >71さんお二方とは、話をしていて、すごく気持ちがいいです。福島の人たちを思うという意味で、同じ方向性を感じます。 >イランのラムサール地方ですか。自然放射線量の高い地域は、平均寿命も長くないというのが通説
http://www.taishitsu.or.jp/genshiryoku/gen-1/1-ko-shizen-3.html このサイトでは、”高自然放射線地域と対照地域でのがんによる死亡率に有意な差は見られません。”と結論付けられています。 >内部被ばくが怖い
おっしゃる通りだと思います。しかし、したことが怖いのでなく、どのくらいしたか(量)が怖いはずです。 そのことについてですが、被曝量を換算することができます。 ベクレル(Bq)・・・放射能の量を表す単位 1秒間に1つの原子核が崩壊して放射線を放つ放射能の量が1Bq http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%AB シーベルト(Sv)・・・生体の被曝による生物学的影響の大きさの単位 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88 分かりにくいかもしれませんが、要するに、 体への影響について考える時は、 ベクレル(Bq)でなくシーベルト(Sv)の単位を使う ということです。 なので、ベクレル→シーベルトの換算を行います。 換算には、実効線量係数というものを使います。 放射性物質の種類によって 体に取り込まれやすいとか、すぐに排泄されるなど、体内での動きが異なってたり、原子核が崩壊したときのエネルギーが違ってたりするので、それぞれの放射性物質ごとに実効線量係数が決まっています。 http://memorva.jp/school/safety/radiation_bq_sv.php 最近の牛の例で計算すると、セシウム137(半減期30年)の経口摂取時の実効線量係数は 1.3×10^-8(Sv/Bq)なので、今回の報道での一番大きな値である3200Bq/kgの牛肉を1kg食べた場合(そんなに食べれないかもしれませんが)
3200(Bq/kg)×1.0(kg)×1.3×10^-8(Sv/Bq)=4160×10^-8(Sv) =0.0000416(Sv)=0.0416(mSv)=41.6(μSv) (0.0416(mSv)・・・胸のX線を1回とったくらいの被曝量) です。 -------------------------------------------------- これは、口に入れてから、排出されるまでの間に体が受ける内部被曝の総量です。 確かに、わざわざ口にすることはありませんが、この程度との認識は、冷静な判断をするうえで大切だと考えています。体の内部からと外部からの被曝に関しては、被曝の仕方が違うのですが、シーベルトに換算する過程で「放射線によって体が受けるダメージ」で再評価されていますので、数字自体は比較可能です。内部被曝の計算のモデルが良く問題になりますが、防護的な仮定をおいているので、過小に見積もってはいない、ということは言えます。あと、一般的には外部被曝の方が被曝量が多く、受ける時間も短時間であることがほとんどです。レントゲンで1mSvを受けるのと、放射性物質を含む食べ物から内部被曝を1mSvを受けるのでは、後者の方が長い時間をかけて被曝することになります。時間をかけると体が回復する機会が増えるので、健康への被害も少なくなります -------------------------------------------------- (↑知り合いの方のコピペです。全く同じことが言いたいので使わせてもらいました。転載許可は得てます) >親御さんが数年後に「あの時逃げておけばよかったのに」って後悔するよりかは、ひとまず出来るだけ安全な場所へ逃げるか、日常生活でなるべく被ばく量を減らすよう努力して戴いて、10年20年後に「あの時あんなに心配してたけど何もなくてよかったね」って笑い話にする方がよっぽど良いじゃないですか。
気持ちは、本当に同意します。 ”被曝”だけに関して言えば、逃げるといった手段は有効だと思いますが、生活をしていく上では100%いいと思えません。移動した先での生活(金銭面だけでなく人間関係も)が良ければいいのですが、そうとは限りません。そういう意味で、判断するのは福島に住んでいる方々だと思います。その判断するうえで、上の報道は偏っているという面があると思います。(移動しないとヤバイみたいな表現が多すぎます。) >今「うちの子は大丈夫か」とヤキモキしている家庭はむしろ、正しい知識を得て、正しい対策をして、「自分はこれだけ放射能対策をしているんだから、大丈夫なんだ!」っていう発想の転換をしていった方が、余程健全なんじゃないかと思います。
完全に同意します。自分もその通りだと思います。 >71さん
>以上から、高自然放射線地域の人々にガンの増加がないから、 ○○ミリシーベルトまでは安全だ、と結論を下すのは乱暴であり危険です。 まず、安全だと言っているわけではないことを分かってください。 危険はこの程度だと説明しているつもりです。 -------------------------------------------------- Q 自然の放射能は大丈夫なものだけど、自然じゃない放射線は体に悪いのでは? A 蛍光灯の光と太陽の光の違いくらいは異なります。まぁ「大体同じだけど厳密には異なる」が答えですね。 放射線は、電磁波や光の親戚みたいなもので、「エネルギー」の一種です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A#.E9.9B.BB.E9.9B.A2.E6.94.BE.E5.B0.84.E7.B7.9A.E3.81.A8.E9.9D.9E.E9.9B.BB.E9.9B.A2.E6.94.BE.E5.B0.84.E7.B7.9A 放射線がなぜ体に悪いかというと、体の設計図であるDNAに傷を付けるからです。 ここで想像してもらいたいのですが、体の一つ一つの細胞の中にあるDNAという物質からすれば、放射線というエネルギーが、人工物から出ていようが、天然のものから出ていようが、関係ないと思いませんか?僕らが焚き火の熱もコタツの熱も同じように感じるのと似ています。蛍光灯の光も太陽の光も、明るさという点から見れば、同じです。 同様に、体の内部からだろうが、外部からだろうが、「細胞の外」からのエネルギーなので、同じたぐいです。もちろん、違いはあって、放射線のエネルギースペクトルは微妙に違いますが、同じ人体にどれくらいの影響を与えるかを表した単位「シーベルト」で表記されていれば、同列に比較して考えてよいです。 天然の放射線の元としては、ラドンやウランが代表的です。 こいつらは、セシウム137が出すγ線よりも体に悪いα線を出しながら空中を漂い、高線量地域の住民を体内被曝させています。セシウム137よりは体に悪そうですが、特に体に問題が出るわけではありません。大都市で代表的なのは、アメリカのデンバーあたりでしょうか。 そういった高い放射線の地域に引っ越しする人たちもいるわけですが、移住者が発ガン率が高い、などということはありません。 他には、宇宙飛行士さんたちは、宇宙線(ガンマ線の一種)を大量に浴びる(一日に1mSvとか)のですが、ガンでばたばた倒れている、という話もないです。 -------------------------------------------------- (↑知り合いの方のコピペです。全く同じことが言いたいので使わせてもらいました。転載許可は得てます) 皆さんの判断材料のひとつにしてもらいたいとの思いで、書き込みしています。 この情報をどう使うかは、みなさん自身の問題ですので、とやかく言えませんが 何人かの方々は論点がずれてるところがあると思います。 仕事があるので、終わります。
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