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(セシウム汚染牛)出荷・流通は1300頭超 鳥取と沖縄除く45都道府県
2011.7.21 01:21 産經新聞
放射性セシウムを含む稲わらが肉牛に餌として与えられていた問題で、新たに岩手、秋田、群馬、岐阜、静岡県の農家から汚染疑いのある牛が計614頭出荷されていたことが20日、各県の調査で分かった。既に判明している分を含め、計1349頭が出荷・流通されたことになる。流通先は鳥取、沖縄を除く45都道府県に上った。
厚生労働省は同日、全国の自治体に対し、出荷前の野菜などの検査より、市場に流通している汚染疑いの牛肉の検査を優先するよう要請することを決めた。
岩手県一関市などの農家が使用していたわらで、国の暫定基準値(1キロ当たり300ベクレル)を超えるセシウムが検出された。岩手県産からの検出は初めて。岩手県は20日、県内全域の畜産農家に対し、原発事故後に水田から集められた稲わらを餌として与えず、わらを食べた肉牛を出荷しないよう要請した。
秋田、群馬、岐阜、静岡県の農家は宮城県産のわらを使用していた。
広大な水田地帯を持つ宮城県は、冬場の乾燥した天候の影響もあって良質なわらが毎年豊富に収集される。これまでに判明した汚染疑い牛のうち、宮城県産のわらを餌として与えていたのは約8割に上る。
一方、JA全農みやぎ(仙台市)は同日、宮城県産の肉牛の出荷自粛に入った。宮城県では、県内64戸の農家が原発事故後に集めた稲わらを肉牛に与え、うち20戸から少なくとも200頭が出荷されたことが分かっている。JA全農みやぎは「稲わら問題全体を受け、出荷自粛を総合的に判断した」としている。
JA全農みやぎによると、宮城県から出荷される肉牛は年間約3万頭で、うち半数がJAを経由しているという。
宮城県や群馬県は、肉牛農家の全戸調査を実施する方針を明らかにした。
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