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<セシウム汚染>稲わら、農水省の対策から抜け落ち (毎日新聞 7月19日 23時26分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110719-00000127-mai-soci
肉牛のセシウム汚染を招いた稲わらは、原発事故後の農林水産省の対策から抜け落ちていた。
政府は19日、福島県全域の肉牛を出荷停止としたが、汚染は県外にも広がり続けている。
国や自治体が稲わらの管理・流通実態を把握していなかったことが明らかになってきた一方で、拡大防止や補償には課題が山積する。
◇「屋外分は餌と思わず」
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農水省は3月19日、牧草について「事故発生前に刈り取り、事故後屋内保管されたもの」を与えるよう、県を通じて畜産農家に対し通知した。そこに「稲わら」という文言はなかった。さらに、稲わらを供給する稲作農家に対しては、全く注意喚起していなかった。
「屋外のわらはあくまで(田畑に混ぜる)すき込み用で、牛に与えるとは思わなかった」。農水省のある職員は認識の甘さを認める。
東北地方沿岸部では秋に乾燥が不十分だった稲わらを田に放置し、春先にロールにすることがある。
だが、同省の認識では、餌用の稲わらは「前年秋に刈り取って乾燥させ、ロール化し屋根付きの倉庫で保管するもの」で、今回の事態は「想定外」(同省畜産振興課長)だった。
国の通知を受けた宮城県も、稲わらを含む「粗飼料」について、原発事故後に屋内に保管されていたもの以外は牛に食べさせないよう農協や畜産農家団体などに通知した。
だが、稲わらが集められた同県北部は福島第1原発から約150キロ離れており危機感は薄く、稲わらの放射性物質の調査はしなかった。
◇流通実態把握は困難
福島県の畜産農家の多くが宮城県の稲わらを使っていた点について、飼料業界関係者は「福島の牧場は原発事故による汚染を恐れて地元の稲わらをあきらめ、県外から購入したのでは」と推測する。
農水省は東北地方などから出荷された稲わらの流通状況を全国調査するが、流通実態の把握は困難との指摘も多い。
・・・宮城県北部のある業者は「送り先は関東がメーン」、別の業者も「静岡や名古屋まで送ったこともある」という。
(後略)
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しかし、>「農家に責任を押しつけるのは酷だ。事故後の混乱で現地周辺の物流が停滞し、配合飼料が届かなかったために、やむをえず、わらを与えた」、ということだそうです。
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(京都新聞 2011年07月13日社説 http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20110713_2.html)
またしても、政府の「想定外」=「屋外のわらを・・・牛に与えるとは思わなかった」、です。
だから牛飼育のしろうと=官僚が、その道のプロを「指導」しようなどと、出来ないことをしてはいけない。
つまり、情報を隠蔽して自分たちの都合でコントロールしようなどとするな。
彼らのすべきは、まず汚染情報を全て隠さず明らかにする。
そのうえで、飼料業者にも育牛農家にも完全な補償を約束する。
そうしておいて、あとはプロの皆さんの判断にまかせる。
そうすれば、誰もあえて汚染牛を出荷しようなどとは考えない、と思います。
皆さんきっと、安全でおいしい肉を提供したいと、日々ご苦労されているのですから。
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