| 45. 2011年7月22日 10:08:18: oz33FCcPgo グンダーセン氏新着ビデオ(7月19日)をざっと要約してみました。
 (誤訳があったらすみません)
 http://fairewinds.com/
 [ 福島原発の状況 ]
 1〜4号機とも放射能を放出し続けている。昼間は見えにくいが、夜は海からの冷気で水蒸気が上がっているのがわかる。
 しかし3月、4月に大半の放射能が放出された。90-95%は最初の6週間に放出された。
 まず1号機がテントで覆われる。2,3,4号機が続く予定。汚染水蒸気の放出を防ぎ、水に戻すののが目的。
 9月からは少なくとも1号機の大気への放射能放出は抑えられる。
 敷地内の汚染水、地下水の汚染についてはまだ対策はない。 日本政府は、容器の底から燃料を取り除く作業を「始める」のに10年かかると言っている。容器の底から溶けた燃料を取り除く技術はまだない。
 スリーマイルでは燃料は溶融したが突き抜けなかった。全く新しいケースだ。
 フライパンで卵を長く加熱しすぎたようなもので、長期間に渡るクリーンアップは大変だ。
 10,20年間、汚染水の処理が必要となる。 オフサイト情報だが、チェルノブイリで調査した生物学者の友人が、日本で調査した結果、想像以上に、非常に非常に悪い汚染状況だと言っている。
 原発から30-40マイル離れた場所のキノコ、それも屋内栽培のものが政府基準値をはるかに超えている。
 どうして屋内のものがそれだけ汚染されるのか。憂慮すべき事態である。
 もう一つは福島とその周辺の家畜の汚染。汚染牛の数がどんどん増えている。30-40マイル離れた牛のセシウム汚染度は基準値をはるかに超えている。
 政府は牛肉をサンプル調査せずに体表面だけをチェックして市場に流し、のちに牛肉の汚染がわかった。この調査は受け入れることのできないものである。
 どうやって汚染されたのか。事故の前にワラはサイロに保管されたはずだ。実は、45マイル以上離れたところで稲わらが刈り取られ福島県内に運ばれた。
 わらの汚染は50万ベクレル/kg。30年後で半分の25万、60年後でもまだ12万5千ベクレル/kgだ。
 50マイル圏内の避難を主張したNRCは正しかった。日本政府は避難を12-18マイルにとどめている。
 [ 広がる放射能汚染 ]
 汚染は福島以外に広がっている。50マイル圏外でもチェルノブイリ並みに汚染されている場所がある。
 東京では下水汚泥が問題だ。汚染が高く建築材料として再利用できず、屋外にシートをかけられ山積みになっている。
 日本のある人が自費で検査センターに汚染調査を依頼し、その結果を送ってくれた。東京近郊の運動場で5万3千ベクレル/kg以上のセシウム134/137が検出された。
 この人は心配になって市長に通報したが、心配するなと回答された。
 東京近郊の国立がん研究センター(柏市)のレポートによると、3月24日病院外のバックグラウンドは、病院内より30倍高かった。
 土壌にホットパーティクルが堆積し検出された。
 [ 黒い雨 ]
 佐治博士(元原子力安全委員会事務局長)は、2日間にこう書いている。「事故の最初の週に放射能雲が通過したときに屋外に積まれていたワラ、
 とりわけ黒い雨によるものと思う」
 「黒い雨」とは正しい言葉ではないが、事故後、日本が経験したことだ。放射能雲に含まれたホットパーティクルが北日本全域に堆積したということ。
 日本人は汚染の規模を知り正しく対処することが大切だ。情報を制限するのではなく、放射能汚染を制限すべきだ。
 以上
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